長野県の軽井沢で起きたスキーツアーバスの転落事故、多くの若い犠牲者が出てしまいました。
バス運行の管理会社なのか、ドライバーさんなのか、旅行ツアー会社なのか、バス自体なのか...
事故の原因究明、責任の所在が追及されるところ。
昨今の爆買いツアーで大型バスのドライバー不足ってのも事故の要因の一つと考えられるらしい。
なるほど、色んなとこにしわ寄せがくるんだな。
20代後半から30代半ばまでよくスノーボードに行っていたが、ツアーバスは利用したことがない。
自分が運転するか、友人の車に乗せてもらうか。
20年ほど前だが一度大きな事故を起こしてしまったことがあります。
長野県のおんたけスキー場へ日帰りでボードに出掛けた際、帰りに道路脇の側溝へ左側を脱輪して矢印の看板を5枚弾き飛ばしてしまいました。
前日仕事が終わってそのまま徹夜で運転し、朝から一日滑って帰る前にセンターハウス横の温泉に入ってから帰路についたのがいけなかった。
車には運転者の店主含め4人が乗っていた。
疲労と睡眠不足の上、温泉でポカポカに温まった状態で心地よい揺れが加わったため4人全員が寝てしまった。
スキー場の駐車場を出て暫くは山道をクネクネと降りて行く途中は4人でワイワイと会話していたが、山道を降り切って国道19号線に出たら皆急に無口になり、スースー寝息を立てて寝てしまった。
国道に出てからの記憶が全くないので運転手(私)も確実にスースー言っていたと思う。
ドーン!と言う音と車体が大きく左に傾いた衝撃で4人全員が「ウワーーーーーッ!」と飛び起きた。
ドカン!ドカン!ドカン!ドカン!バリバリバリ~!と山の側面に取り付けられた矢印の看板が次々と当たって、5枚目がフロントガラスを突き破ったところで止まった。
助手席に乗っていたTさんの顔面スレスレで止まり、不謹慎だがまるで『ミッション:インポッシブル』の最後のシーン(列車トンネル内でヘリの羽根が顔ギリギリで止まるシーン)を思い出させた。
後で知ったが、19号線に出てから事故現場まで20分~30分くらいは走っていたようで、途中大きなカーブや谷底が何か所もある。
幹線道路なので大きなダンプカーもバンバン通るが、その間無意識で運転していたことになる。
車は大破したが、誰一人かすり傷なく無事だったのは奇跡だと今も思っている。
乗っていたのがランクルだったのも助かった要因の一つ。
普通車なら屋根が吹き飛んで無くなっていたかもしれないと車修理のおじさんに言われた。
車の修理には2ヶ月かかった。
事故後、何日間かは夜寝ていても突然ドーンと落ちる感覚が蘇り、慌てて飛び起きることがあった。
気が付くと泣いていた。
フラッシュバック、PTSDというやつかだろうか。
随分と日にちが経ってからヒョッコリと運輸省(現国土交通省)だったか長野県だったかから70万円弱の請求書が届いた。
5枚の看板代と設置費用。
自動車保険で支払いました。
翌年、再びおんたけに行った際、帰りに真新しい5枚の矢印看板の裏に「吉田」とサインしてきました。
とにもかくにも車の運転には十分注意して欲しいし十分注意したい腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
日帰りスキーの帰りに温泉入るのは控えましょう(笑)
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