本企画展前期を拝見、大したもんだが後期行くかどうか…などと思っておりました。
とはいえ、年度末に向かってぐるっとパス2011最終回を利用するとすれば、やはり今回だろうと向かった広尾。
うん、終了1週間前ということもあってかかなりの人混みです。
で、一通り拝見しての感想は”前期より凄い!”でした。
御舟さんや土牛さんの作品は普段から各企画展の中に織り込まれていますので何回も拝見している訳ですが、今回について言うと、洋画では和田英作さんの「黄衣の少女」、集古館所蔵の「こだま」(近代美術館の”ぬぐ絵画”にも出品)とかで存じ上げている画家、が素敵でした。
そして、日本画に移ると、有名どころでいうと福田平八郎さんと東山魁夷さんがダントツの印象を与えました。
平八郎さん、今回”芥子”は未出展でしたが、何時も感動する”牡丹”に加え、今回の白眉は”筍”でした。
スッと描かれた、彼独特の線です^^
そして、文句無しが、魁夷さんの2作品。
これまで、”年暮る”は拝見していましたが、やはりじっと見入ってしまいます。
そして、大作”満ち来る潮”。これは初めてです。ひたすら、素晴らしかったですね
それと、気に入ったのは山本丘人”異郷落日”(左)と岩橋永遠「暎」。
後者は最近の企画展でも拝見しました。
前者とやはり気に入った高山辰夫”座す人”は、2009年3月の同館、といっても前のロケーション、千鳥ヶ淵傍にあったそれですが、で行われた松岡映丘とその一門展でもやはり”気に入った”とtokyoboy述べております…
小説同様、全くコンテンツ・タイトルを覚えられない私と、すっかり楽しんだこちらの入場料は1,200円。
これが200円割引となって、ぐるっとパス効果は計800円となりました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます