こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です
釣魚備忘録 2 『鱸』
いよいよ人生も後半戦、釣り好きの私がこれまで釣ったことのある魚を、記憶を頼りにつづってまいります
釣り人には釣れても喜ばれないような小魚などもできる限りつづりたいと思います
①初めて釣った場所と私の年齢(思い出せる限り)
②その他の釣ったことのある場所
③その魚の自己ベストのサイズとその時の様子
④主にどんな調理をして食べたかとその感想
以上の内容に加え、思い出などがあれば書き残したいと思います
鱸(スズキ)と言えば、今では海のルアー釣りの代表的なターゲットとして大人気の魚です
小平次は、前回の『鱚』でも述べましたが、小さいころから大人になるまで、基本的にはキス釣りばかりをやっていました
自分が狙っている魚を、時には食ってしまう、そんなスズキは小学生の頃には随分と敷居の高い魚でした
地元の江の島周辺では古くからルアーや電気ウキに活きエサをつけ狙う人もいましたが、子供にはなかなか手の届かない魚のイメージが強かったように思います
①初めて釣った場所と私の年齢
東京都大田区 東京流通センター前 小学校6年生
私の幼いころ、高度経済成長もピークを過ぎていたかと思いますが、公害問題などが世間を賑わせていましたが、東京湾や周辺河川は汚染が進み、色も臭いも酷いものでした
小学校6年生の時、父の仕事の関係で、平和島の東京流通センターに行ったとき、空き時間に海を覘くと、幼いころの東京湾の記憶とは違う、底が透けて見えるほどの海に一変していたのです
しかも、沈んだ石などに、セイゴクラスのスズキが群れているではありませんか(スズキは出世魚・関東ではセイゴ➡フッコ➡スズキと呼び名が変わる)
次の週、兄と釣竿を持って父と再び東京流通センターへ
父が仕事をしている間、兄とゴカイをエサに投げ釣りをしました
海岸の砂地を掘ると、ゴカイがわんさか出て来たのです
置き竿にして待っていると、いきなり竿ごと持って行かれそうな強いアタリ、必死に巻いてきますと30cm弱のセイゴでした
②その他の釣ったことのある場所
神奈川県藤沢市 片瀬川・江の島周辺
神奈川県横浜市みなとみらい周辺
一番数を釣ったのはこのみなとみらい周辺ですね、60cmクラスのスズキを釣り上げ、カップルなどのギャラリーから拍手喝さいを受けたこともありましたよ♡
神奈川県横浜市 赤レンガ倉庫付近
神奈川県逗子市 鐙摺水産試験場付近
神奈川県平塚市 相模川河口
神奈川県真鶴町 岩海岸
静岡県熱海市 多賀海岸
静岡県河津町 河津川河口
静岡県賀茂郡 松崎町 那賀川周辺
東京都江東区 荒川河口
東京都台東区 隅田川流域
東京都墨田区 スカイツリー周辺
③その魚の自己ベストのサイズとその時の様子
神奈川県藤沢市 片瀬川 91.5cm
いつものようにルアー結わいて玄関出て徒歩で片瀬川へ。
この日は少し上流まで歩き、ボートなどを川に下すスロープへ。
タモ網を持ち歩くのが面倒なので、ハンドランディングできるような場所へ行くことが多いのです。ルアーはシンキングペンシル、トゥィッチをかましながら巻いていると、微妙なアタリ、すかさず合わせると重量感ある強い引き、通常スズキは掛かるとその直後は破壊的に暴れ、水面を飛び出し(エラ洗い)頭を振りルアーを外そうとしますが、この時は全く違う感じ、まるで大鯉か、大ボラが掛かった時のような重厚でトルクフル、てっきり鯉かボラが掛かったのだ、と思ってやり取りしていました
スズキと違って鯉やボラの引きは、激しくはありませんが、中々バテずに持久力があります
もっと以前に80cm近い鯉が掛かった時など、30分近く糸を巻いては出されを繰り返しました
鯉かボラだと思ってやりとりしている上、中々弱らずかなり遠くまで糸を出されてしまい、やる気を失います
それでもどうにか岸近くまで寄せ、街灯に照らされたその魚影を見ると、まさにスズキ! しかも今まで見たことの無いサイズ!
鯉かボラだと思っていたのが、スズキだったとわかって急に足が震え出しましたwww
近くの人が自分のタモでランディングしてくれました
現時点での私のレコードです
④主にどんな調理をして食べたかとその感想
スズキは汚染に弱く、都会河川のスズキは結構ケミカル臭、と言うかオイル臭がきつい個体が多いのです
ですが、外洋で釣れたスズキは絶品です
刺身・洗い・フライ・塩焼き・鍋・ムニエル・汁の具
釣って食べようと思うときは一度口の中の臭いを嗅いで、潮の香りと魚の匂いのするものを持ち帰ります
くどいようですが、外洋もののスズキは本当に美味です
今のスズキ釣りの主戦場はこんな場所です