さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

大都会でスズキ釣りをしてたら…、エエエエエエーーッ!ッてなお話(再掲)

2023-04-04 | 釣り


かなり多忙につき、過去記事、2015-11-18 、8年前の記事を再掲します

ちょっと長い記事ですが、宜しくお願いします

*****************************************


こんにちは!

小野派一刀流免許皆伝小平次です


本日は久々釣りのお話

少々長いのですが、最後まで読んで頂ければ幸いであります


さてこの小平次、釣りが大好きであります

どれくらい好きかと言えば、まあ、釣りのない生活なんぞ生きる意味もない

ってくらいに好きであります

釣り全般、どんな釣りも好きですが、最も好きな釣りは小平次の聖地「伊豆半島」某所にての、手漕ぎボートによる沖釣りであります

そこは、岸から数十メートル離れると一気に深くなり、少し沖へ繰り出せば水深70m前後の深場の釣りができるのです

ですから、通常手漕ぎボートの釣りなんぞではお目にかかれないような魚、オニカサゴやマダイ、アマダイなどを割と手軽に狙う事ができるのです

秋のシーズンになれば、ルアーによるジギングで、イナダ、サバ、カンパチ他の青物も中々に楽しめます

逆に浅場では、初夏のころシロギスの数釣りも楽しめますし、釣ったキスをエサにすればヒラメやマゴチなども結構釣れるのです(一度五月ころ、キスの活きエサに80cm級のカンパチがかかったことも)



さて、好きな釣りは今申し上げた通り、伊豆某所での手漕ぎボートの沖釣りですが、最もよくやる釣りと言えば、ルアーでのスズキ釣りなのであります

それは何より手軽にできるからってことでありますね

小平次は元々藤沢在住で、家でルアー結んで玄関を出ればすぐにルアーを投げられるって環境でしたから

また、ちょっと自転車を走らせれば、鎌倉付近の海岸でヒラメやマゴチ、江の島の小さな漁港でメバル、裏磯で回遊魚等々


ルアーでなくても、投げ釣りでキスやメゴチ、家の前の川ではウナギ釣り、色々と遊べたのでありますよ


ところが!

諸事情ありまして、3年前から東京での生活をせざるを得なくなりまして


東京での生活…(;_:)


最も心配なことはやはり釣りのことでありました

もちろん東京湾に魚がいないなんてことはありません

むしろ日本有数の魚の豊富な海だと思います

その昔、江戸時代、房総沖のタイが江戸湾に入ると、一味美味くなる、と言われたそうです

その理由は、多数の河川が豊富な栄養を含んだ水を運んでくるからだそうです

実際小平次も、藤沢にいた頃から東京湾でも釣りをしておりました

特に梅雨の時期、夜のアナゴ船に乗って海から羽田空港の夜景や工場地帯の異形を眺めながらの釣りなんて格別でありますね


しかしですね、東京湾に魚が豊富だと言っても、それは船での場合の釣りならいいんですよ

岸からの釣りってことになりますと、東京湾の護岸は横浜から川崎、船橋から千葉付近まで、そのほとんどが工場とか企業の敷地になっておりまして、釣りどころか立ち入ることすらできないのですね

ですから、いくら魚がいると言っても、釣る場所が著しく少ない、ってことなのであります(羽田空港から大井付近は割と多い)

小平次の住んでいた相模湾よりも確実にその数が多いであろう魚種もいるのですが、限られた釣り場でみんなが釣るもんですから、アイナメやカサゴと言った根魚は、もはや岸から釣るのは一部を除いて難しい感じなのであります


(こんなイシガニなんかは晴海や有明あたりで結構獲れたりはします(味噌汁で抜群にウマイ!))

つまり釣りのできるような岸辺は、大体場荒れしてる感がどうしても否めません

そんな状況ではありますが、それでも東京湾岸どこでも手軽に狙える魚が二種ばかりいるのです

「スズキ」と「ハゼ」





でありますね

この二種だけは、東京湾こそ、その数が日本で最も多いであろうと思われる魚達であります

昔からルアーでスズキ釣り、秋のハゼ釣りを楽しんでいた小平次としては、ルアーでヒラメやマゴチ、といったうれしい外道が釣れないのはちょいとばかり寂しいですが(沖では釣れますよ)、まあ仕方ないかな、という感じではあったのです

さて、現在の小平次ですが、海までは少々遠いものの、隅田川のほとり、ことこのスズキとハゼの釣りについてだけは玄関出ればすぐ釣り場、ってな環境に住んでいるのです






隅田川と言えばその昔

「は~るの~うらぁらぁの~♪」




と歌われた美しい川でありましたが、当然今はその面影はありません

それどころか、昭和の半ば過ぎ、高度経済成長の犠牲となり、汚染され、一時期はまさに「死の川」と成り果てていました

家族で千葉の親戚のところへ向かう際、父親が言うのです

「隅田川を渡るぞ!鼻をつまめ!」

そうなのです

まるで、カレーシチューを煮込んでいる時のようにボコボコと川底からメタンガスが噴き出てそれはそれは臭い異臭をはなっていたのでありました


汚染された川

その昔「ゴジラ対ヘドラ」なる映画がありまして



公害が生んだヘドラが日本を襲いゴジラと闘うのですが、全体的にサイケデリックな雰囲気が、ゴジラシリーズの中でも特に異彩を放つ作品です

音楽も異彩を放ち、「ダダダッ、ダダダッ、ダダダダダダダダダッ♪」という例のゴジラのテーマは一度も流れることなく、当時のサイケなゴーゴー喫茶で歌われる

「か~えせ~、か~えせ~、か~えせ~、か~えせ~、あおーいうみをか~えせ~♪」

と言う歌は秀逸であります


「かえせ!太陽を」クリック
       ↑
ちょっと聴いてみてください シュール!


そんな公害の犠牲と一時は成り果てた隅田川でありましたが、現在はスズキも釣れますし、ハゼ釣りをしているとウグイなんかも結構釣れて、テナガエビやモクズガニなんかも小平次は確認しております


(女房殿とチョイ投げで釣ったハゼ)


釣った事はありませんが、ウナギも間違いなくいるでしょう

ヘドラもあの世でうかばれたことでしょう


さて、先日のことであります

夕方、まだ明るいうちに隅田川へと繰り出し、スズキを狙っていつものようにルアーを引っ張りながら、下流に向かって護岸の遊歩道を歩き始めたのでありました

テクテクトローリング、いわゆるテクトロですね

隅田川の護岸は、千住あたりから河口の佃付近まで、途中途切れたりしながらもずっと、綺麗に整備された遊歩道が続いているのであります



あまりに整備されすぎていて、逆にポイントが絞りづらいのですね

河口まで何本もある大型の橋の橋脚周りや、夜ライトアップされた橋の光と影の境目だとか、ルアーの教本に出ているようなポイントも、まああるにはあるのですが、大概先行者がいたり、そういう分かりやすいポイントはやはり場荒れ感が否めないってことがあるのと、そもそも小平次は一か所で粘る釣りがあまり好きではなく、ルアーの場合「ラン&ガン」ポイントからポイントへどんどん移動するのが好きなのです

また、慢性的運動不足である小平次は、ウォーキングがてらルアーを引っ張りながら護岸を歩いているのです

小平次の家の近くから、昼も夜もにぎわう浅草駅付近まで歩いていきます(往復4km弱くらい)


この日小平次が釣りを始めた時、潮回りは「下げ」でありまして、当然川の流れは下流に向かっていますから、ルアーは流れに対して「順」方向です

少々早めに歩かなくてはキビキビルアーが泳ぎません

以前は潮回りやルアーのカラー等、結構気にしながらやっていましたが、今はバイブレーションプラグ一つ、根がかりで失ったりするまでは変える事はしません

それで充分釣れているからです


この日は歩き始めてからすぐにアタリがありまして、グイッと大きく合わせを入れますとグングンと手応えが伝わります

最初のエラ洗いをしのいだ後、少々糸を出されましたが適度にやりとりを楽しみ寄せて来ます


この日一尾目 45cmくらいかな


透明度の悪い川だからでしょうか

隅田川は昼夜問わず良く釣れます


今年の春でしたかね

桜橋付近で、まだスズキを釣った事がないという少年2人がルアーを投げてまして

小平次にどうやったら釣れるのか聞いてくるので

「こうやって引っ張って歩いていれば釣れるよ」

とアドバイスしたら、少年たちは小平次の数メートル後ろをルアーを引っ張りながらついて来たのでありました

岸から5メートルほど離れた大きく太いゴム製の杭に係留してある屋形船の間にさしかかった時

「ここは良く釣れるから何往復かしてみるといいよ」

と教えてやり、小平次はそのまま上流に歩いて行くと

「センセーッ!センセーッ!」

少年の一人が大声を上げながら駆け寄ってきます(センセーッて…(笑))

その先を見るともう一人の少年が、屋形船付近で中々に竿をしならせているではありませんか

小平次は急いで戻り、必死にやりとりする少年にアドバイスしながら無事にタモ取りしてやり、興奮する少年たちとハイタッチを交わしたのでありました




さて話を戻します

最初の一尾を釣った後はしばらくアタリもなく、多くの観光客で賑わう浅草付近まで歩いてきました

復路に入ります

今度は流れに対して「逆」でありますので、少し歩くスピードを落とします

途中言問橋付近が空いていたので、ちょっとだけ橋脚付近を投げてみますが、反応がないので再びテクテク

このころには日も沈みすっかり暗くなっておりました



しばらくそのまま歩きまして、春に少年達とハイタッチをした小平次にとっての一級ポイントである「屋形船付近」へと戻って参りました

この辺りまで戻ると、観光客はおらず、犬の散歩やジョギングをする地元の人がチラホラいるだけで随分と静かになり、辺りも暗くなります

一級ポイントに入り、少々緊張しながら歩いていると

「グンッ」

竿がしなります

遊歩道の柵越しに出していた竿をアオり、大きく合わせますと、いきなりのエラ洗い!

その後も中々の抵抗を見せ、ドラグがうなります

先ほどのよりも大きそうです

しばらくのやりとりの末、無事ランディング



65cmくらいですかね

この辺りでは最大クラスです(ちなみに小平次のレコードは藤沢で釣った91cm)

いやあ楽しいです!


しかし、この日の驚くべきハイライトはこの後にやってまいります

その後再び歩き始め、遊歩道が一度途切れる付近までもうすぐ、というところまで戻ってまいりました

ここまで来るとさらに人は減り、辺りも暗いのです

この日の小平次の「散歩」はそろそろ終わり…

のはずでした

隅田川の遊歩道の護岸には、ところどころに万一川に落ちたりした人のために、緊急用の木製浮き輪や、金属製の梯子(プールとかで上り下りするようなやつ)、緊急係留用のためのものか、金属製の細い係留杭などが備え付けられております

ルアーを岸際ギリギリを引っ張ってきますので、注意していないとそういう梯子なんかにルアーを引っかけてしまいます

ですから歩きながらも岸際の水面に気をつけながら歩いているわけです

もうそろそろ終わり、そう思いながら岸際を注視していた時でした


そこにあるはずがないもの?

が小平次の視界に飛び込んできます

「えっ…?」

小平次は何が何だかわかりません

「えっ?えっ…?」

小平次の視界に飛び込んできたものが何であるか

理解するのにしばらく時間がかかりました(実際は一瞬でしょうが)


小平次の視界に飛び込んできたもの、それは、胸の辺りまで川につかりこちらを見つめている初老のオヤジだったのです

夜の闇に包まれた川の中から小平次を見つめるオヤジと、目が合ったのです


「えっ?…、えっ、ええええええええええええええーーーーッ!!!???」

驚く小平次を見つめ、オヤジは何だかニコニコしています

「…!、…!、」

「…、えっと、…えっと…、何、…やってるの?」

何で最初に言った言葉がこれなのかと申しますと、「この大都会の夜の川の中から自分を見つめるオヤジ」の意味がわからなかったのです

この辺りには、いわゆる「ホームレス」さん達がブルーシートで「家」を作って生活しているのですが、昔、やはり夜に横浜の運河でスズキを狙っていた時、ホームレスの人たちがギャング針仕掛けでボラを引っ掛けて、釣ったボラを焼いて食べているのを見たことがあったのです

小平次の頭の中は、一瞬ではありましたが、このオヤジは岸際のモクズガニなど、食糧を捕ってっいるのではないか、とか

時折都の職員がウェーダーを履いて川に入り、水質や生物の調査をしている姿なども目撃してたものですから、そういう人の類ではないのか、とか、そんな考えがそれこそ走馬灯のように巡っていたのでありました


「…、何…、やってるの?」


また聞いてしまいました

オヤジはニコニコしているばかりです

そのオヤジが普通のセーターを着ていること、頭まですっかりびしょ濡れな事、係留用の細い金属杭に足を引っ掛け、流されないように両手で必死に遊歩道の柵の一番下をつかんでいる事

それらの様子で、ようやく小平次の頭の中で目の前の事実が繋がり始めます

「…、もしかして、…落ちたの?」

コクッコクッ!

オヤジが大きく頷きます

「えっと…、それは…、助けないとダメってことだよね…」

コクッコクッ!

おかしな会話ですが、本当に本当に

「夜の川の中のオヤジ」

の意味がわからなかったのです

隅田川の護岸は殆どが遊歩道であり、全てに大人の腰より少し高いくらいの柵があります

橋の歩道だって柵があります

それ以外の所は高い金網で仕切られ立ち入り禁止です

ですから、なにかよほど通常と違う行動をとらなければ川に落ちることはあり得ないのです(小平次は時折網を越えていますが…内緒!)

そのために「夜の川の中のオヤジ」を理解するのに時間がかかったのかもしれません

「こりゃ大変だ!」

小平次は竿を置き、柵を乗り出しオヤジの両腕を掴んでみます

よほど恐ろしい目にあったのか、オヤジの柵を掴む手の力は尋常ではありませんでした

「ちょっと、がんばって! オレの手掴んで!」

ゆっくりとオヤジの「頑な」な指を解きながら、どうにか手を繋ぎます

しかし、水を吸ったオヤジは思いのほか重く、柵越しに乗り出し、体力を消耗しきったオヤジを引き上げるなんて、相撲取りでもなければ無理そうでありました

もう少し潮が満ちていれば足を上げられたかもしれませんが、残念ながら下げ潮です

オヤジも水位と共に下がって行く一方です

「無理だな…、オヤジさん、だれか呼んでくるから、もう一度柵を掴んで踏ん張ってて」

そう言って小平次は、ゆっくりとオヤジに柵を掴ませようと試みます

しかし、今度はオヤジ、小平次の手を「頑な」に掴んで離そうとしません

「大丈夫だから、ゆっくり…、柵掴んで…」

小平次も慎重です

隅田川は見た目よりもずっと流れは速いのです

下げ潮で潮位が下がっているとは言え、この岸際でも水深はまだ2m以上はあるはずです

万一手が離れてしまえば、体力を失ったオヤジは、かつてヘドラが潜んでいた暗い川底に手を上げながら沈んでいくことになるでしょう

うーん…、それはちょっと、かなり後味が悪い

それでも、慎重に、なんとかもう一度オヤジに柵を掴ませることに成功すると、小平次はすぐさま誰かを探します

幸い一人のジョギング男性が下流方向からやってきました

「すみません!すみません!」

大声で言ったのですが、なんとこの男性、小平次を無視、そのまま走り去ってしまいました

「えええーっ!」

最近はみな、音楽聴きながら走ったりしているので聞こえなかったのかもしれません

すぐに、今度は上流方向から、小柄な、おそらくは女性、が走ってきます

(うーん…、女かあ…)

一瞬ためらいましたが、オヤジの体力は限界です

「すみません!すみません!」

今度は立ちふさがるように声を掛けます

一瞬、小平次を変質者かなにかと思ったのか、その女性、大きく横っ飛びして小平次から逃げようとします

「いや、違うんです!違うんです!人が川に落ちているんです!」

「えーーーーーーーーーーーーーーっ!」

今度はその女性が大声を上げます

「どこですか!」

「こっちです!」

夜の暗い川の中にいるオヤジを見てその女性、再び

「えーーーーーーーーーーーーーーっ!」

「えっと、すみません、ボクがこっちを持ちますから、そっちの腕を持ってもらえますか!」

「は、はい!」

「せーの、で引き上げます!…、せえええのっ!」

オヤジも残された体力を必死に使い右足を岸際に掛けようとします

「よし、もう少し、オヤジさん!頑張って!」「オジサン!がんばって!」

2人で声をかけ、どうにかオヤジを引き上げました


「はあっ、はあっ…」


三人とも息が乱れます

しかしまだ終わりではありません

オヤジを柵の内側、遊歩道の方へ入れなくてはなりません

オヤジはもはやその柵を越える力は無さそうです

「あの、ボクがオヤジさんを担ぎあげんますんで、横でささえて下さい」

小平次はそう言ってオヤジの右脇に頭を入れ

「ふんっ!」

と一気にオヤジを遊歩道の方へ担ぎ入れました

何とか助けることは出来たのですが、さて、これからどうするか

「あのさ、水飲んでない?大丈夫?」

コクッコクッ!

「ハアッ、ハアッ…」

オヤジは息も絶え絶えです

「救急車呼ぼうか?」

ブルンブルン!

オヤジは激しく首を横に振ります

見たところ外傷もないようだし、ひとまず救急車は大丈夫そうでありました

「お父さん、家は、家はどこ?」

女性が尋ねます

「いえは、…いえは、…、この間まであった…、ハアッ、ハアッ…」

「そうか、この間まであったのか、で、今はこの遊歩道に住んでるの?」

小平次が尋ねます

「…、ここには…、二日前に来た…」

「そっか、二日前に来て、まだここに家は建ててないんだね」

コクッコクッ!

「あのう…、警察に保護してもらった方がいいんじゃないですか」

「そうですね…、それしかないでしょうね、いや、そうしたら後はボクが対応しますんで、ジョギング中すみませんでした」

「いえ、こちらこそ、ジョギング中で携帯も持っていないもので…、では、すみません、あとはよろしくお願いします」

女性はペコリと頭を下げ走り去って行った

きっとこの事を大騒ぎで家族に話す事だろう

さて、この後小平次はすぐに警察へ連絡し、事情を説明し急いで来てもらうよう頼んだのですが、ふとオヤジを見ると、長い間川に浸かっていたのか、ブルブル震えております

小平次はそれを見て女房殿に電話をかけます

いらない毛布でもあれば持って来てもらおうと思ったのです

しかし女房殿、最初に携帯にかけたところ、何でも携帯のゲームが佳境に入っていたらしく

「後で!」

と言って電話をブチ切ってしまったのです

「ええーーっ!」

もう一度かけてももう出もしません

仕方なく家の固定電話にかけますと女房殿

「なあにっ!?」

と恐いお声

「いや、今さ、川に落ちたオヤジを助けてさ、警察呼んだんだけど、オヤジ、ブルブル震えてて、警察来るのもう少しかかるだろうからさ、毛布かなんか持って来てくれよ、場所はさ、いつもの所から遊歩道に入って、ハゼ釣りする方へ向かって来て」

「ええーーっ!早くそれを言いなさいよ! よしわかった!すぐ行く!」

と、その後、小平次はオヤジと共に警察と女房殿の到着を待ったのでありました

その間

「あなたは…、あなたは…、警察の方ですか…」

「いや、おれは警察じゃなくて、警察は今呼んだから」

「あ、ありがとうございます…」

意味のわからない同じ会話が二度ほどありました

また、水は飲んでいないと言っていたのに

「ウェロウェロウェロウェロウェロウェロッ!」

とオヤジ、結構な水を吐き出したのでありました

「ちょっと、結構水飲んだんじゃないの?大丈夫?」

コクッコクッ!

待つ事数分

川沿いに高くそびえ続く防潮堤の上から

「コヘちゃーーーーーーーーーーーーーーん!!」

と聞きなれた大声で叫ぶ女房殿らしき人影

「こっちーー!こっちーー!」

小平次も手を振ります

女房殿の後ろから、おそらくは素人の持ち物ではないと思える、とても明るい懐中電灯の灯りと、警官らしき三人の人影も見えます

どうやら女房殿が警官を引き連れてきているようです

何で女房殿が警官を引き連れていたのか

後で聞いたのですが、女房殿がいつもの所(女房殿とハゼ釣りをする際遊歩道へ入る路地)から川の方へ来ようとしたら、三人の警官が、何だか場所がわからずウロウロしていたのだそうです

「おまわりさん!あんたたち川に落ちたおじいちゃんのことで来たんでしょ!」

「えっ!川に落ちたおじいちゃん?…、いや、迷子の老人がいるって聞いて来たんですが…」

「迷子じゃないよ!おじいちゃんが川に落ちたの!それをウチのダンナが助けて、今そこに行くところだからついて来て!」

ってな感じで引き連れて来たそうであります

いやいや、下町生まれの下町育ちの女房殿、こういう時は頼りになります

よく見れば女房殿と一緒に娘(中3)も毛布を抱え走って来ます

非日常な出来事にいてもたってもいられなかったのでしょう

女房殿が毛布でオヤジを包んでやります


さて、そしてようやく警官の到着です

若い警官の第一声は

「あんた!自殺しようとしたの!?」

でありました

まあ先ほども申し上げた通り、普通の行動をしていれば落ちるはずのない川ですから、そう思うのもやむを得ません

でも、そんなこと今聞いたって仕方ないだろう

「あの、この人だいぶ川の水飲んだみたいですから、早く保護するか救急車呼ぶかした方がいいですよ」

「あっ、そうでしたか」

小平次のその言葉で、一人の警官が消防か何かに連絡し、応援を要請しているようでした

その後、小平次は再度状況を詳しく尋ねられ、オヤジの代わりに、今は家がないこと、二日前にここへやって来たことなども説明したのでありました

何でもオヤジ、足を滑らせ落ちたらしく、200メートルほど流されたってことで

何度も申し上げたとおり、通常の行動をしていれば、隅田川のほとりで足を滑らせて川に落ちるような場所はありません

そうなりますと、まあこれは小平次の推測なんですが

その場より200メートルほど上流は、遊歩道が金網で仕切られ一度途切れているのです

その金網を上から越える分には、ちょっと高いですが問題ありません

しかし、横着して川に張り出した横から越えようとすると、楽で早いですが一歩間違えればドボンです

おそらくはオヤジ、二日前にやって来て、この辺のホームレスの縄張りだとかしきたりだとかが分からず、コワイ思いや嫌な思いをしたのかもしれません

それで、まあ慣れるまではその縄張りだとかに煩わされないよう、人の来ない金網の向こうへ行こうとして落ちたのでしょう

そしてアップアップしながら流され、必死に非常用の係留杭を掴み、どうにか柵の下側に手を伸ばすまではできたのですが、そこから這い上がるだけの体力がもはやなかったのでありましょう

ホームレスの間でもイジメだとかがあるって聞いたこともありますし

しかし、俗世の人間関係とかが嫌でこちらの世界に来たのであろうに、そこでもそんな事に煩わされるというのは、なんとも言えない話であります…



いやあ、それにしても、人生色々な事があるものです

若かりし頃インドを放浪したりとか、先日もブログで報告しましたが、数十年に一度あるかないかのネパールでの大地震に、たった四日間の滞在期間中に出くわすとか(ネパール大地震その時現地におりました参照)
語れば尽きないほど色々な経験をしてきたつもりでありますが、よもや釣りの最中、夜の暗い川の中いたオヤジと目が合うとは思いもしませんでしたよ

いやあ本当に、人生何があるかわかりません

それにしてもですね、あのオヤジ

川の岸際にへばり付いていたわけでして

人の賑わう浅草近辺ならいざ知らず

その辺りはわずかにジョギングや犬の散歩の人たちが通るだけでして、通ったところで普通の人は暗い岸際なんか見もしません

たまたま岸際を気にしながら歩く釣り人である小平次が通りかからなかったら、おそらくはかつてのヘドラが潜む川の底へ…

うーーん…

そう考えると、小平次は何かに呼ばれたのかもしれません

とにかく良かった!





さて後日談

その数日後、地元の消防署から電話が入りまして、何と消防署長名で感謝状を贈りたいと言うのです

人様に迷惑ばかりかけて生きて来て、警察や消防から感謝状を頂けるなんてことはこの先そうはありますまい

恐縮ながら、ありがたく頂戴することといたしました 本当は一緒に助けてくれたあの女性にも贈って頂きたいのですが、なにぶん名前も何も聞かなかったもので…

すみません、この場を借りて

ありがとうございました



御免!

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また釣りに行きました 川崎 マゴチ狙い

2022-09-22 | 釣り


こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

今回も釣り記事です

小平次の事務所の若手社員、OG君とOK君、二人から釣りに行きましょうよ~、と以前から言われていたのです

OG君がYou Tubeで、東京湾でハゼを活きエサにして投げ釣りでマゴチを釣っているのを見たのでやってみたい、と言うのです

その動画は小平次も見てまして、面白そうだな~、と思っていたんです

なかなか多忙で日にちを決められない小平次に、OG君がしびれを切らし、

『今週、土曜日に行きましょう!!』

と決めてしまったのです

多少強引にでも決めてもらわないとなかなか行けないので、行くことになりました

早朝、事務所の前で待ち合わせ、OG君が車を出してくれています

まずは、今回は『エサ』として頑張ってもらうハゼ君の調達、前回記事でご報告しましたが、いつもハゼ釣りをしているスカイツリー前はまだサイズが小さく、釣るのも難しいので、江東区の方でハゼを釣ります



仕掛けを垂らし、アタリを待ちますが反応がありません

この時期のハゼは、数十メートルポイントを変えただけで釣れたり釣れなかったりがあるので、少し下流へ行きます

すると、底まで見える浅場にわんさとハゼがいるのが見えます

エサを落とすと目視できないほどの小さなハゼにエサがつつかれ踊るように動いています

小さなハゼを交わし、大きめのハゼの前に垂らすと

『パクッ』

とすぐに食いつきます

30分ほどで20尾以上確保できましてので、いざ、目的の川崎エリアへ向かいます



目的地の某公園は、予想通り竿の森状態、どうにか、早朝釣りをして帰る人たちがどいた場所を確保、竿を出します

ぶっこみ仕掛けにハゼ君をつけ投げ込み、youtubeの動画のとおり、少し誘いながら手前に引いてみます

少し置き竿にして待つ間にジグサビキで回遊魚も狙ってみます

OG君とOK君が小さなカサゴを釣りましたが、リリースサイズ

それにしても…

『暑い!!』

さすがにこの暑さの中、広々とした釣り場でマスクをしているような人はいませんでしたが、マスクしてなくても汗が噴き出てきます

近くに売店があり、一度様子を見に行った時、かき氷が売っていました

OG君とOk君がかき氷を買いに行きます

その間、小平次のお隣で、表層のサヨリ狙いの男性の仕掛けと小平次のハゼ君仕掛けが絡まります

サヨリ狙いの方が糸を巻き、丁寧に外して頂き、お互いお詫びをして、小平次はたるんだ糸を巻き始めます

すると

ココン!

アタリのような反応

ハゼ君が暴れてるのかな

少し送ってから軽くきくと、重みが伝わります

ここで合わせ!

重い!

でも無抵抗

ゴミかな…

と、そんなことを考えていると突然竿先が突っ込み強い引きを見せます

お、お? 

来た!!??

『ハゼの仇ーー!』(釣りドラさん風)

自分でエサにしておいて仇もないんですが、何とかやりとりして水面まで上げてきますと…

『マゴチ!!』

タモは…、OG君とOK君はかき氷を買いに行っていません!

お隣の方にお願いして無事ランディング



そんなに大きくはありませんが、初めての釣り方で狙って釣った1尾、感激です

そこへOG君とOK君がかき氷持って帰ってきました

『すげえ! マゴチですか!? 初めて見ました!』

二人の驚く顔に小平次も鼻高々です

この後は小さなカサゴがポツポツ、一度ギャラリーが集まるくらいの大きなアカメフグを水面まで寄せましたがバラシ!

『なんか、ちょっと重いです』

と、OG君が半信半疑で上げてきたのがこれ



タイワンガザミ

『OGさん、これはポイント高いよ!』
『でも、持って帰ると母親に怒られるんで… 全部料理を任せるなって…、なので差し上げます』
『味噌汁にするだけでメチャクチャ旨いよ、もったいない…』

ということで小平次が頂戴いたしました、ありがとう!!

この後、薄暗くなるまでやりましたが、本命はもちろん、持ち帰られるような魚は釣れず納竿

OG君とOK君はリベンジを誓っていましたが、小平次はマゴチが釣れたので十分満足です

家に帰り、マゴチは刺身、ガザミは味噌汁、エサの役目を果たせなかったハゼ君たちは素揚げで小平次家族のお腹にww






今回の場所は根がかりも多く、動画のようには行きませんでしたので、次回はもう少し南下して横須賀付近でやってみたいとも思います

小平次は刺身でいえばマゴチが魚の中で一番旨いと思っています

カニ汁も旨かった

今日もまた都会の海の恵みに感謝!


御免!

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スカイツリーの真下でハゼ釣り 令和4年版

2022-09-12 | 釣り


こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

今年もやってきました

スカイツリーの真下でハゼ釣り

この時期の旬の釣り、ブログ記事でも平成28年から恒例となりました

一昨年までは女房殿とチャリで出かけてたんですが、昨年からは、暑いのと、歳のせいもありタクシー利用の贅沢釣行ww

途中釣具屋さんで仕掛けとアオイソメを、コンビニでワインとおつまみ少々、釣り場に向かいます

今年はいつもやっていたポイント付近のベンチに先客、初めて対岸の方で竿を出します



こんな感じのところ

先に女房殿の仕掛けを作り始めます

自分の仕掛けを作りながら女房殿の竿先を見ていますとブルブルとあたっています
合わせましたが乗らないようです

小平次も仕掛けを投入、すぐにブルブルとアタリますが乗りません

うーーん、まだハゼが小さいのかな…

それからも頻繁にアタるんですがなかなか乗りません

少しアタリと同時に仕掛けを引きますとようやく食い込みました

今年の第1号です



それから女房殿も1尾目を上げます



それからはなかなか乗らない中、いろいろ工夫して、ルアーのようにエサを泳がせてみたりしながら少しずつ追加していきます

女房殿にはウグイがかかります



隅田川や荒川では何度か釣ってましたが、このスカイツリーの真下では初めての魚です

橋脚についていたチチブ類と思しき魚を見釣りでゲット(リリース)



年によっても違うのですが、以前住んでいた江の島付近ですと、この時期にはもっとハゼは大きくなっていましたが、今年はこのポイントでは例年に比べてもかなりまだハゼが小さかったですね

それでも飽きない程度にポツポツと釣れ、正味2時間半くらいでハゼ27尾、ウグイ1尾、楽しいひと時が過ごせました

ハゼ君はシンプルに素揚げ、骨が固いのでじっくり二度揚げ、見た目はイマイチですが、味の方はとても美味しかったですよ



今年も都会の恵みに感謝です

自分たち夫婦に残された時間はあとどれくらいかはわかりません

平均寿命程度まで生きられればまだ結構ありますが、それは保証されたものではもちろんありません

人生の終盤に向けて夫婦ともに、何とか健康で、残された時間を過ごしたい

コロナごときに時間を奪われるわけにはいきません

御免!

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江戸前キスとアナゴ釣り

2022-05-19 | 釣り



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

毎年恒例のキス➡アナゴのリレー船に乗って来ましたのでご報告

この釣りは、午後1時に出船、明るいうちはキス釣りをして、暗くなってからアナゴ釣りに切り替える、というものです

今回は、キスもアナゴも渋く(小平次の腕のせい?)あまり釣れなかったのですが、女房殿とお酒を飲みながら頂くには丁度良いくらいには釣れました

渋かったこともあり、画像を中心にご報告



まずは出船、浦安から富津沖、航程約一時間です



東京湾岸の風景を海から眺めます、遠くに架かるのは東京ゲートブリッジです

朝の内は小雨もパラつきましたが、その後、冒頭の画像のように青空のもとで釣りができました

キスは、去年もそうだったんですが、少し渋め、アタリもあまりありませんでした

外道によくかかるのがこれ



イトヒキハゼ

これを活きエサにヒラメやマゴチを狙うのもありなんですが、今回はあえてキス釣りに専念

ポツポツ釣りながら、どうにかキスは11尾釣れました(船内では多い方でしたよ!)

例年に比べると寂しい釣果ですが、釣りができるだけでも幸せです

やがて辺りも暗くなりはじめ、アナゴ釣りにチェンジです


富津の工業地帯

始めてすぐに一本釣りました



ところが後が続かず、この一本のみ。。。。

一番釣った人でも4本程度だったので、やはり全体的に渋いようです

昔は10本以上普通に釣れたんですが。。。。

午後8時30分、納竿です

夜の闇を裂きながら、船は高速で帰港します





浦安近辺まで戻りますと、夜のディズニーリゾートを海から眺められます



この日の釣果、こうして並べてみると、やはり少し寂しいですかね

それでも美味しく頂きましたよ


塩焼き


糸づくり


こぶ締め


素揚げ

最近、歳のせいか、天ぷらだと少々重いのです。。。


アナゴの白焼き

十分満足致しました

キス君、アナゴ君、その他の魚たち、ありがとう

船宿の皆様、ありがとうございました

PS 途中、正体不明の生き物が引っかかりました



不気味な見た目、東京湾では時折こういうのが引っかかることがあります

ネットで散々検索してわかりました

『ウミエラ』

だそうです

サンゴやイソギンチャクの仲間らしく、小魚なんかを捕食するそうです



種類は違いますが、こんな風に海底にたっているそうですよ

さて、今週は、実兄と40年ぶりくらいに一緒に釣りへ行きます

またご報告いたします






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スカイツリーの真下でハゼ釣り 令和3年番

2021-09-24 | 釣り



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

今年も行ってまいりました

スカイツリーの真下でハゼ釣り

令和3年番です


毎年、女房殿とチャリで出かけてたんですが、ちょっともう疲れてしまって、今年は贅沢にもタクシーで行ってまいりました

途中、いつも立ち寄る釣り具やさんでアオイソメとハゼの仕掛けを購入、店のご主人のお話だと今年はまだ型が小さいとのこと

まあ、ハゼなんで

型はあまり気にせずスカイツリー下へ向かいます


いつもの釣り場はこんな感じです



例年ですと女房殿はチョイ投げ仕掛け、小平次の方は川の小物釣りのノベ竿、だったんですが、今年は小平次もチョイ投げでやってみます

せまい運河なので、アンダースローで仕掛けを落とします

………

しばらくアタリがありません

この場所は、というよりこの運河は隅田川と中川とつながっていて、川の流れがひっきりなしに隅田川方向に流れたり、中川方向に流れたり、流れが変わるんです

それが何か、活性化に影響があるのかわかりませんが、しばらくアタリがなかったかと思えば、突然、仕掛けを落とせばすぐにアタリ、みたいにいきなり変わることがよくあります

この日も、開始から30分もすると、そんな状態

ただ!

アタリはあるものの、なかなか乗らないんですね~

やはりまだ型が小さいのかもしれません

そんな中、女房殿が最初の1尾目



今年もご対面です

その後は、乗らないことが多かったんですがどうにかポツポツ拾えて、中年夫婦が酒のつまみにするにはちょうど良いくらい、20尾ほど釣り上げ納竿

ハゼ釣りって、子どもの頃はもっと簡単なものだったと思うんですが…

まあ、小さかったんですかね

今このサイズなら、今年はもう1回くらい行けるかも

例年ですとキビレが混じることがあるんですが、今年は女房殿の竿に強いアタリと強烈な引きを見せた魚が一度だけ掛かりましたが、残念ながらバラシ…

ハゼ以外で釣れた魚は



チチブ類ですかね(ヌマチチブ?)

この場所では初めての魚なので、隅田川の生き物たちの記事に一種加えます

釣れたハゼは、家で下処理後、骨ごと素揚げ、てんぷらにすると美味いのはわかっていますが、何分中年夫婦には重くて(笑)

型が小さかったので素揚げで十分美味しかったですよ!

写真撮ったんですが、なぜかスマホに保存されてなくて…

まあ、とにかく、今年も都会の自然の恵み、楽しませてもらって美味しくいただけました














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東伊豆 ボート釣行 根魚爆釣!

2021-08-11 | 釣り



こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日は、聖地東伊豆のボート釣りに行ってまいりましたのでご報告

と、その前に、ちょっとコロナ関連のこと

連日感染拡大が止まらない、と報道などでは大騒ぎしており、小池都知事は飲食店の見回りに警察官を同行させる、など、もはや取り返しのつかないほどの暴挙にでようとしています

『感染拡大』

が増えているのは事実ですがちょっとデータを見てみます

昨年の8月11日から今年の8月10日までの1年間

コロナの『感染者』数は1,033,698人です

これを1か月平均で見ますと1,033,698人÷12ヶ月=86,141.5人です

同じ期間の死者数は末期がん患者等、コロナ以外の死因でなくたった陽性者を含め14,333人です

1カ月では、14,333人÷12ヶ月=1,192.4人です

で、『感染拡大』が騒がれるオリンピックからのこの1カ月(7月11日~8月10日)

『感染者』は236,342人、月平均の3倍近い数字です

で、死者数は364人

月平均の3分の1以下です

感染者は3倍、死者は3分の1

これは何を意味しているのでしょう

ワクチンの効果かもしれませんし、そもそもの変異株の毒性が弱いのかもしれません、その分析は尾身さんや中川さん、『専門家』にして頂きましょう

ま、できるとは思えませんが…

もう一つ、ようやくこういうことが議論されるようになったようで、大変喜ばしいことです

「コロナの5類相当への引き下げを行わない限り、日本は今の状況から抜け出せない」厚労省の元医系技官が訴え

木村先生、ガンバレ!! ロクに患者も診ない医師会や総合的知見のない分科会の圧力なんかに負けるな!!


さて、前置きが長くなりました

釣行前日、ボート屋さんへ予約の電話、緊急事態宣言下ではありますが、快く

『お待ちしてます!!』

との温かいお言葉

1人での釣行ですが、ゆったりと楽しみたいので、船外機付き3人乗りボートを予約しました

今回は、群れに当たれば爆釣! 

を期待しての青物狙いのジギングと、いつも通りの根魚狙いの二本立て

早朝? 2時半に起床、3時出発、深夜の首都高速を快適に飛ばし南へ向かいます

途中、海老名のSAで朝食、と思ったんですが、コロナの影響と朝早すぎたのとでフードコートがみんな閉まっています
やむなくさらに下り、いつもの釣侍で、エサの冷凍イワシとホタルイカを購入、湯河原のすきやで牛丼の朝食、目的地へは予定通り6時少し前に到着できました

平日でしたが、すでに先行者がいて沖に出ているようです

ボート屋さんのHPの釣果情報には、よくアカハタの画像がアップされているんですが、小平次はこの場所でこれまで20年以上釣りをしていながら、アカハタは釣ったことがありません

ボート屋さんの倅さんに聞くと、熱海寄りのゴロタ浜の沖で出ているとのこと

乗船してエンジンスタート、まずはそのゴロタ浜沖へ向かってみます

いつもここの海では、水深80m程度の沖の定置網周りから岸に向かって50m付近までを流し、回遊魚、根魚やヒラメを釣ってきました

今回最初にやって来たアカハタポイントは、水深で30m程度、先行者のボートが2艘、さらに岸よりの浅場で流しています

うーーん、今まで経験のない場所と水深、キスやアジ釣りならともかく、ちょっと不安な気持ちもあり、浅場でも深場でもないような中途半端なところで、まずは仕掛けを落としてみます

案の定、アタリもありません

ボートの周りで、時折小魚の群れのもじりが出て、ジグを投げてみますが無反応

うーーーん… やはり場所が中途半端なのかもしれません

かと言って、今までやったことのない先行者のいる浅場でやる勇気もない、とりあえず実績のある定置網周りへボートを飛ばします

この定置網付近は、一昨年ほど前から釣り禁止の場所が増え、竿を出せる場所が限られています

定置網の熱海側、黄色ブイ付近で仕掛けを落とします

水深は75m、着底後底を切ろうと竿を立てようとすると、何かに引っかかったように竿がしなり、立てることができません

根掛かりか?

そう思いさらに竿を立てようとすると

ガッ!ガッ!ガッ!

と、大きなアタリ!!

おっ! おっ!

何か食ったようです

追い合わせをするように再度竿を立て、ラインを巻き始めると激しく抵抗します

おっ! おっ!

大型のヒラメやそこそこの回遊魚ほどではありませんが、カサゴ類であれば今までに経験のないような強い引き

バレないで!

そう願いながらやりとりして上げてきますと、ユラリとオレンジ色の魚体が水面に現れます

やった!

オニカサゴです! しかも結構デカい!





小平次がこれまでに釣ったオニカサゴとしてはレコードサイズです

目測ですが45cmくらいはありそうです しかも太い!

しかし、ここでハサミを忘れたことに気づきます

オニカサゴは背びれに毒針があり、刺されたら一大事です

釣り上げたらまずは背びれを切り、安全を確保したうえで血抜きをするんですが、仕方なく棘切りは家ですることにして一先ずボートにある小さなイケスへ入れます

少し流されましたので、元の黄色ブイへ戻り仕掛けを落とします

着底後底立ちをとるとすぐにアタリ

またもやオニカサゴです

この日は、ボートが流され定置網を離れるとさっぱりアタリが無くなります

流されては戻り、流されては戻り、落とせばアタリ、落とせばアタリ

ほぼ入れ食いとなり、大変に美味なアヤメカサゴも含め根魚爆釣となりました

さらに同じ場所で、重いだけで、ゴミか海藻か、と思って巻いてきましたら



嬉しいゲスト!! が釣れました 

これもかなり大きい!! マダコです!

十分に根魚は釣れましたので、ジギングを中心に切り替え、場所も定置網の反対側へ移動し流します

残念ながら群れに当たり爆釣、とはなりませんでしたが、サバを2本追加しました

夏のサバは脂も乗りすぎず、しめ鯖にしますとさっぱりとしてとても美味く、小平次は大好きです

暑い中でしたが、満足いく釣行となりました



料理は、オニカサゴは洗い、酒蒸し、ソテー、アヤメカサゴは刺身、小型のものは開いて干物、サバはもちろんしめ鯖で

そしてうれしいゲスト、タコ君はまず生刺身、ボイル刺身、もちろん一日では食べきれませんので、後日たこ焼きの具などにして頂きました(まだ足が1本冷凍庫にww)

さて、前回の記事や、冒頭でも触れましたように、現場の医師や科学的視点を持つ専門家の言うことがようやく取り上げられ始めました

私たちが閉じ籠り、感染者がー!

と正しい知識もなく怯えているうちは決してコロナは収束しません

マスクをしてください、という商業施設でケンカしろなどと言っているんじゃありません

適正な対策をし、行き先の人の理解を得ながら、政府や自治体になんか頼らず、私たちの手で少しずつでも日常を取り戻していきませんか


御免!





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スカイツリーの真下でハゼ釣り 令和2年版

2020-10-01 | 釣り


こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

今年も行って参りました

スカイツリーの真下でハゼ釣り




スカイツリーの真下を流れる運河、こんな場所ですが例年ハゼの数釣りが楽しめます

今までの経験で言うと、8月位から型は小さいものの、数釣りが楽しめ、今回のように9月末くらいになると、数はそこそこ、型が15cmくらい、まあまあのサイズのハゼが釣れます

10月に入るとつながっている隅田川や中川へ落ちるのか、徐々にいなくなり釣れなくなります

ですので、数、型、が楽しめるラストチャンス、と、女房殿と繰り出しました

いつもは女房殿と一杯飲りながら釣りをするんですが、そうすると帰ってからぐったりとしてしまうので、今年は飲むまい、と思ってたんですが、釣り場に着くとつい飲みたくなり、女房殿が近くのスーパーへ買い出しに…

その間、女房殿が使うチョイ投げ仕掛けを作り、アオイソメをつけとりあえず運河へ投げます

置き竿にして自分のノベ竿仕掛けを作ります

作りながら置き竿を見ますと、もうアタリが出てます

仕掛け作りをやめ、巻き上げますと

ご対面



今年の初物、15cmくらいのハゼとしては良型です

その後、女房殿が戻り、例年通り夫婦でハゼ釣りを楽しみます

頻繁にアタリがあるわけではないのですが、飽きない程度にポツポツと釣れてきます

この日は、周りにも釣り人が多く、みなさんそこそこ釣れているご様子

小物釣りらしい、気楽な釣りを楽しいんでいますと…

突然!!

小平次のノベ竿に強いアタリ!!

いきなりラインが走り出します、とは言ってもリールなんかついてませんので魚の動きに合わせ小平次も移動します

ハリスはハゼ用の極細…

中々寄せることができません…

と言うか、あげられる自信が全くありません

こんな風に

『ああ…、これは獲れないかも…』

と弱気の虫が出ますと100%バラします

でも、姿だけは見たい…

しかし一向に魚は弱る気配を見せません

ここでこんな凄い引きを見せるのは…

まあすごい引きと言っても、小物用のノベ竿なのでそう感じるわけですが、感覚としては船で3キロクラスのヒラメとやり取りしているような…

この場所でこんな強い引き…

何者か、想像するに…

ハゼ!!

であるはずはありません

30cmオーバーサイズのセイゴ!

いやいや、この重厚な引きはスズキを釣り慣れた小平次には、そうではないことがすぐにわかります

後は…

コイ?

ありえるな…

もしくは、例年小さなキビレが釣れますので、そこそこのサイズのキビレ?

あれこれ考えましたが、一瞬、獲れない… と思ったのがやはりいけませんでした

案の定のバラし… ラインブレイクではありませんでしたが、針が外れてしまいました

残念!!

その後、少し離れたところで釣っていたグループの方のお一人に、小平次と似たような魚がかかったようで、ハゼ用の小物ライトタックルでなかななかに苦戦しながらやり取りをしています

しかし、残念ながらこの方もバラし…

その後そこそこにハゼを釣り、そろそろ帰ろうか、と言うときにまたしても小平次のラインが走ります!!

ハゼではない何かがかかりました!

でも先ほどのよりはだいぶ小さそうです

それでも少々時間をかけやり取りし、上がってきたのは



25cm弱くらい?

キビレでした

ってことはさっきのもやはりキビレでしょうか、引きは比べものにならないくらいだったので、結構なサイズだったのかもしれません

リリースするくらいのサイズですが、女房殿が

『食う!』

と言うもんで、キープ

最後に20cm位のセイゴがかかりましたがバレまして、納竿



ハゼは、良型は開いて天ぷら、小型は下処理してまとめてかき揚げ、キビレは塩焼で頂きました

料理画像は…

ちょっと最近天ぷらが下手なもので… 載せられません!!



今年もとても楽しく、とても美味しく、都会の自然の恵みを頂きました

感謝!!


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釣り記事3連発 ③ 江戸前キスとアナゴ釣り

2020-07-02 | 釣り



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

釣り記事3連発のラスト3回目、東京湾のキス、アナゴのリレー船に乗って来たのでレポートします

このキスとアナゴのリレー船、日中13時にゆっくりと出航、17時ころまでキス釣りをしてそこから夜のアナゴ釣りに切り替わる、この季節限定の東京湾の風物詩的な釣りであります

小平次は数年前まで毎年必ず行っていたのですが、とんとご無沙汰しておりまして、去年行こうと思いましたらなにやらアナゴが絶不調で出船していないとかで断念、今年ようやく繰り出すことができました

アナゴは梅雨の雨を吸って一段と美味くなる、と言われ、まさに旬、とは言えこの日は大雨、なかなかに辛い釣りになってしまいました

いつもは川崎の船宿さんを利用していたのですが、東京に引っ越したため、今回は浦安の老舗船宿さんにお世話になりました



東京ディズニーランドを沖から眺める



浦安から航程約30分、木更津沖、だと思いますが到着

レインコートを着てはいますが、雨がきつい…

早速キス釣りの開始です

一週前に東伊豆釣行でもキス釣りをしまして、その時はどちらかと言えば活餌としての確保が目的でしたが、今回は本命の魚、できるだけ型ものが釣りたいところです

二本、竿を出しましたがコンスタントにアタリはあります

乗らないこともありますが、ぽつぽつ飽きない程度に釣れてきます
(雨が強く、防水機能に不安のあるスマホのため画像なし)

周りを見てますと、キスに関しては小平次が竿頭ではないか、というくらいに数、型共にまあまあの釣れ具合です

キスと言う魚は、まあとにかく美味しい魚ですが、小気味よいアタリ、大きさの割には強い引き、その上手軽に釣れる、まさに言うことなしの魚ですね

ほどほどに釣れ、夕方、船頭さんからアナゴを始めましょう、とのアナウンス、ポイントの移動です

移動の間に仕掛けをアナゴ釣り用に付け替えます

一般的には釣鐘オモリに短いハリスの専用針、このアナゴ針も工夫されたものが出回り集魚効果を狙って派手なビーズがついているものなどもあります

水中で光るケミホタルも必須ですね

上州屋HPよりケミホタル

小平次はこんな欲張り仕掛けで挑みます

上州屋HPよりアナゴ天秤

昔は江戸前のアナゴ釣りと言えば、両手に短竿を持ち、リズミカルに底を交互に小突きながら誘う、というのが一般的でしたが、十数年前、川崎の船宿さんの船頭さんは『仕掛けは動かさないで』って言うんです

軽く投げて仕掛けが着底してら、糸はたるませて放置、時折訊いてアタリをとる、確かにそれでよく釣れたんですが、今回の船宿さんの常連さんたちは昔ながらに小突いています

船頭さんも釣りに加わり小突いています

小平次もそれに倣い小突きます

ヒラメやカレイ、など、どちらかと言えば『待ち』の釣りでも、時折竿を大きく煽って誘いをかけた方が良く釣れた経験もあります、やはり誘いは大事

小平次の両サイドの人たちがぽつぽつアナゴを釣り上げますが、小平次はノーヒット、ちょっと気持ちが焦ります

しばらくしてようやく長い魚特有の強い魚信、アナゴの固い口を想定して強く合わせますと、乗りました!

ウナギもそうですが、長い魚は思いのほか引きも強く楽しめます

久々、アナゴ君とご対面できました!(^^)!

このあと一本追加、で小平次は終了



両サイドの人たちは4、5本釣っていたので残念な結果です

川崎からの出航ですと、羽田空港や京浜工業地帯の工場の夜景がとても美しく、沖からそれを眺めるだけでも価値がありますが、今回はそんな異形も見られません



千葉側の寂しい夜景だけです…、その上強い雨…

それでもそこそこ楽しめました、海と魚と船宿さんに感謝!



キスの糸造り

キスの塩焼

キスとアナゴの天ぷら

美味しく頂きました


御免!



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釣り記事3連発 ② 聖地東伊豆ボート釣り

2020-06-28 | 釣り


こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日は『釣り記事3連発』の第二弾 東伊豆でのボート釣りレポートです

5月中旬から6月初旬、この季節、これまでこの場所でなかなかの実績を残してきたシーズンです

1日にヒラメ4枚、大型カサゴ類多数、釣ったキスを活餌にヒラメを狙っていたら80cmクラスのカンパチを釣ったこともあります

前日は遠足へ行く子供のようにワクワクしながら床につきました

午前3時起床、首都高から東名、海老名のSAで朝食、小田原厚木道路から海岸線へとでます

いつもの釣り侍でホタルイカと青イソメを購入しようと立ち寄ります

店に入った途端

『マスクしてください!!』

と店主さん

えっと…、大海原で一人ボート釣り、マスクなんかしてきませんでした

『えっと…、無いんだけど…、これじゃだめ?』

シャツを伸ばして口を覆って見せます

『ダメです! そこに手作りマスクがありますので使ってください』

入口の棚にキッチンタオルみたいな紙に輪ゴムの自家製マスク、ありがたく頂戴し無事エサを購入、さらに南下します

ボート屋には6時の到着、今回は船外機付きボートを予約しています

まずは浅場でキス釣り、お土産と活餌の確保です

水深10m前後、目の前は砂浜の海岸、という浅場で竿を二本出します

ぶるぶる

すぐにキス特有の小気味よいアタリ、合わせますが乗りません

アタリは頻繁にあるのですがなかなか乗りません

キスのサイズと針が合っていないのかもしれません

ぶるぶる

少し竿先を送り気味に食い込ませると 乗りました

10cmくらいの活餌にピッタリのサイズです、が、送り込んだ分、針を飲んでしまってます

飲まれた針を外すと、魚へのダメージが強すぎてすぐに死んでしまいますので活餌にはなりません

その後数は釣れたのですがことごとく飲まれてしまいます

送り気味に合わせないと乗りませんし…

悪循環

それでもようやくうまく口にかかったキスをバケツに入れ沖へ繰り出します

まずは定置網周り

ここは水深60m前後、大型のカサゴ類の絶好ポイントです

ですが、小平次はここでヒラメやマゴチを釣ったことはありません

ですので貴重な活餌はまだ使わず、オニカサゴ仕掛けの3本針、上二本にはスーパーで買っておいた稚鮎、下針にホタルイカ、底まで落とします

落としてタナを調整していますと、ガッ、ガッ、! カサゴ類特有のアタリが出ます

少し送り、聴き気味に竿を立てますと強い魚信、竿先が海中に突っ込みます、大きく合わせ乗せます

なかなかの強い引き、ライトタックルで水深60mから巻き上げてくるのは結構大変ですが、巻いてきますとオレンジ色の魚体が見えます

『オニか?』

ランディング



体高もあり、でっぷりとして、なかなか立派なアヤメカサゴです

非常に美味な魚です

アヤメカサゴを〆ていますと、もう一本の置き竿にアタリが出ています

同じように合わせますと、重い、というより根掛かり? それとも定置網のロープ?

ポンピングで巻き上げますとどうにか巻くことが出来ます、何かは付いているようです

ほぼ抵抗もなく上がって来たのは…



ありゃりゃー

ラインにぐるぐる巻きついています

やむなくラインを切り海へお帰り頂きます

それから、ヒラメの実績が多い湾の南西側に向かいます

ここで活餌のキス君を落とし、さらに活餌の確保とよもやの大物がかかれば、とジグサビキを用意して底まで落とします

ジギングしてますと、何かがヒットします、小さいようです

上がってきたのは20cm弱の小サバ、三本のサビキ全部にかかってます

エサには少し大きいですがキープ

すると今度は目の前でナブラが立ちます

あわててジグサビキをキャスト、すぐに何かがかかります

また小サバかな?

上がって来たのはやはり20cm弱のワカシ、もう回ってきてるんですね~

と、今度は稚鮎、とホタルイカの置き竿にカサゴ類特有の大きなアタリ

合わせますと、乗りました!!

先ほどのアヤメカサゴよりも引きが強いようです

途中、何度か竿先が海中に突っ込みます、やり取りを楽しみながら巻いてきますと



やりました!

良いサイズのオニカサゴです

ボートがイケスに近づきすぎたので移動します

活餌の竿を巻き上げますと、キス君がボロボロになってます

アタリはでなかったんですが… コチ類かもしれません

そこから人工漁礁付近に移動、小サバをつけて落とし、ジグサビキも沈めます

ジグが着底し、大きく煽りますと、すぐに何かがヒットします

横走りしますので回遊魚のようです

上がって来たのは35cmくらいのサバです

この季節のサバは秋サバのように脂はないものの、〆サバにしますととてもさっぱりとして美味です

小平次は実は夏サバが大好きです

ここまででまあまあの釣果ですが、今回の本命、ヒラメやコチ類が出ていません

残り時間もわずか、最後は浅場で勝負、うまく口にかかったキスを活餌にアタリを待ちましたがノーヒット

納竿です

本命は出なかったものの、十分満足のいく釣りとなりました

楽しませてくれた魚と海に感謝し、頂きます!!



オニカサゴとアヤメカサゴの刺身

オニカサゴとアヤメカサゴのソテー

オニカサゴとアヤメカサゴの兜煮

その他、キスと小サバは天ぷら、ワカシは一夜干し、夏サバの〆サバ、すべてとても美味しくいただけました

海と生き物に感謝!!





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釣り記事3連発 ① 荒川でテナガエビ

2020-06-22 | 釣り



こんにちは 小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日から釣り記事3連発をお送りいたします

一回目は、ずっと昔からやってみたくて、昨年初めてチャレンジ、思いのほか釣れた荒川のテナガエビ

今年も行ってまいりましたのでご報告です


昨年は2回ほどの釣行で、2回とも曇りでした、ですが今回は上記の写真のように快晴、気分の良い釣行となりました

場所は昨年同様平井大橋の平井側、石積み護岸です

昨年は2回とも干潮時で、石積みの護岸の水没部分がわずかしかありませんでした

結果的にはむしろそれでテナガエビがそのわずかな水没部分に集まり、仕掛けを落とせばアタリがある、というような感じになりました

しかし今年は満潮ではなかったものの、やや潮位は高め、水没部分が昨年に比べ多く、水深があります

エサは赤虫、ガン玉を重めにつけ、ウキ下を50㎝ほどで、まずはとにかく仕掛けを落としてみます

濁った水にウキが沈み見えなくなります、思いのほか深いようです

こうなりますと、おそらくはテナガエビも広い範囲に散らばっており、ポイントが絞りづらくなります

せめて透明度が高ければ石と石のすき間などを狙い撃ちできるんですがそれもかないません

あれこれ試めしてみますがなかなかアタリはありません

ようやく、すぅっとウキが動きます

エビを想定して、少し送り込んでから合わせますと、テナガエビ用の短竿に確かな魚信、釣り上げてみますと



魚です

チチブ類の仲間のようですが、小平次には種が特定できません… ヌマチチブかなあ

さてその後もその場所ではさっぱりでしたが、小平次の左手、上流側には水生植物と人工の堤防があり、干潮時には干潟になる場所があります



そこならば水深も浅く、ポイントが絞りやすいのですが、堤防の際に向けてルアーをキャストしている人がいたので入れなかったのです

ややもして、その人が場所を移動したのですかさずそのポイントへ

予想通り水深も浅く、泥水色の水面に石がゴロゴロしているのがわかります

ウキ下を短くし、仕掛けを落とすと、狙い通りすぐにアタリ、食い込むのを意識して合わせますと、乗りました!



今年初のご対面です

その後も同ポイントで釣り続けまして、まあそこそこの釣果



ほどほど釣ったところで納竿、帰路につきます

しかしこの釣りは何て言いますか、童心に帰るようで実に楽しいですね

釣ったテナガエビ君は、昨年同様、素揚げに塩、シンプルに頂きました



美味、美味

御免!

PS 表題の写真のように、広い河川敷、三密もなにも無いように思いますが、みんな一様にマスクをしたまま結構な運動をしてました。却って危険なように思います。まあ、コロナについては言い尽くしたので、せっかくの釣り記事、ここまでにしておきます


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