さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

インド放浪 本能の空腹 24 『不良インド人 バップー』

2020-10-20 | インド放浪 本能の空腹



30年近く前の、私のインド放浪、当時つけていた日記をもとにお送りしております

本日は、滞在してたプリーの街で出会った不良インド人

『バップー』

との出来事をお送りいたします

これまで何度か登場している、インドの友人『バブー』とは名前は似ていますが、全く違う人間です

帰国してから多くの人にインドでの出来事を話しましたが、聞いている内、このバブーとバップーの区別がつかなくなってしまう人が何人かいたのでご注意を……

不良はバブーではなく、バップーです


ちょっと長めの記事になるかと思いますが、この日の出来事は、一気にお読み頂きたくお付き合い頂ければ幸いです

*******************************

 ある日のできごと。

 いつものように通りの屋台で朝食を済ませ、ホテルへ戻る。

 バブーやロメオが遊びに来ない日は本当にすることがないが、もちろん、小さい街とは言ってもこの街の全てを見尽くしたわけでもなく、まだプラプラすれば新しい発見もあるだろう、おれは少し休んでからまた外へと出た。

 シメンチャロ―と仲良くなったおかげで、街の東側へはよく行くようになった。今日は逆に西側の街道の方へ行ってみよう、漠然とそんなことを思いながら歩き出した。

 ふと、前方から自転車に乗った体格の良い若い男に気づく、度々見かける男だ。プリーに着いた日、サイクルリクシャ引きの男たちも、のんびりと客待ちをしている静かな駅前、おれとロメオの前に自転車に乗って現れた一人の男

『ハーイ、ジャパニー、コンニチワー!』

と、日本語で声をかけた来た男、頭の両サイドに金メッシュを入れた胡散臭い男、その男が前方からやって来たのだ。

 その男とは、たまに顔を合わせれば、まあ『Hi!』、くらいの挨拶をする程度であったが、この日はそいつが話しかけてきたのだ。

『ハイ、ジャパニー、今日はロメオやバブーと一緒じゃないのか?』
『今日はボク一人だ』
『そうか…、それならば、たまにはボクとランチでもしないか?』

 おれとしてはあまり関わり合いたくない感じの男であった。だがせっかくの放浪の旅、交流を増やすことは悪いことではない、少し考えてからおれはその申し出をOKした。

『じゃあ、まずはボクの家へ行こう』

 その男は名を『バップー』と言った。

 バップーの家は、やはりどちらかと言えば中流以上の人の住む街の西側にあり、鬱蒼とした雑草と、手入れをしていない樹木のある割と広い庭のある、そこそこ立派なコーンクリート造りの家であった。

 中へ入る、そしてまずは他愛もない会話をする。壁にアコースティックギターが飾られている。

『あのギターを触らせてくれないか?』
『弾けるのか?』
『まあ、少し…』

 バップーがおれにギターを手渡してくれる、弦は錆びつき、チューニングは全く合っていない、チューニングをしようかとも思ったが、錆びついた弦が切れるといけないので、少し眺めてからバップーへ返した。

『ハイ、ジャパニー、ボクは少し日本語を知っているよ』
『どんな日本語?』
『ハイ、アナタハ、チョット、クルクルパーネー』

 クルクルパー! 驚いた! 随分とマニアックな日本語を知っている、おそらく悪い日本人旅行者が教えたのだろう…。

『バップー、その言葉はあまり良くない日本語だ、日本人の前では使わない方がいいよ』
『OK、OK、わかったよ』

『ところでジャパニー、君はロブスターは好きか?』
『ロブスター?』

 ロブスターが好きか嫌いかと聞かれれば、そりゃ大好きだ、だが、なんでそんなことを?ランチに食べるってこと?

『ボクの知っている店で美味しいロブスターを出してくれる店がある、今晩そこで食事をする気はないか?』

 なるほど、ポン引きか! おそらくその店から紹介料をもらうんだろう、バブー他、ごく一部のインド人を除けば、ロメオがそうであったように、そのロブスターをこの男がご馳走してくれるなんてあり得ない、間違いなくこいつはポン引きなのだ、いくらボッタクられるかわかったものではない。

『ロブスターは好きだけど、今晩だけでなく、おそらくこのプリーにいる間にそれを食べる気はない』

 そう答えるとバップーは少し黙ってからまた続けた。

『では、君は石は好きか? 綺麗な石…、お土産に石を買わないか?』

 石? 宝石のことか…、やはりポン引きで間違いない。

『バップー、すまないけどロブスターも石もボクはいらない』

 バップーは再び黙り、少し考えてから口を開いた。

『OK、OK、わかったよジャパニー、それならばこれからランチにしよう、一緒に市場へ行こう、そこで魚を買ってボクが君のために調理してあげるよ』

 とりあえず、ひとまずは一緒にランチ、という当初の目的へと戻すことができた。

 自転車に二人乗りして東側の市場へと向かう。でこぼこ道を自転車の荷台に乗って行くのは少々キツい、だがインドの魚市場にどんな魚が並んでいるのか、それは少し楽しみでもあった。
 
 ほどなくして市場へ到着、しかし時間が遅いせいなのか、あまり魚は並んでいない、見たことのない魚もいたが、仰天するほどのものでもなかった。

『この魚にしよう』

 と、バップーが柱の脇に積まれていた魚を指さした。おれはその魚を見て、逆の意味で仰天した。

 その魚は……

 どこからどう見ても……

『ボラ』

であった。



 釣り好きのおれにとっては、非常になじみの深い魚だ。だが、食ったことは一度だけ、外海で獲れた綺麗なやつだ。外海で獲れたボラは確かに美味い。だが、およそよく見かけるボラは、ドブ川の河口などで大きな群れを作り、上を向いて口をパクパクさせているやつだ。時折『バシュッ!』っと飛び上がり、河口で無数に跳ねているあれだ。

 どうしても都会の臭い川などを上ってくるイメージが強く、たまたま釣れてしまって、針を飲んでしまったとか、特殊な事情がなければ好んで持ち帰って食べたりする釣り人は少ない、おれもその一人だ。まあ、『カラスミ』は絶品ではあるが……。

『ボラ!、かぁぁぁ…』
What? BORA?
『い、いや、なんでもないよ』

 ボラとは言え、ごちそうしてもらう身、文句を言うなんてだめだ、おれはそれ以上何も言わなかった。

 紙でくるんだボラをおれが抱え、再び自転車に二人乗りをして家へと戻る。家の中には入らず、そのまま裏庭へと向かう。裏庭には、テーブルと椅子があり、そこで食事ができるようになっていた。家の裏の壁に、かまどが造られていた。

『これからこの魚を料理してごちそうするよ』

 料理して、と言ったはずだが、バップーは鱗も剥がさず、ボラに塩を振っただけでそのままかまどの中にぶち込んでしまった。その上にかまどの灰を被せ火をおこした。雑にもほどがある『料理』である。いったい灰まみれになったボラをどうやってたべるのだろう…。

 バップーが家からビールを二本持ってきた。ボラの焼けるまでの間、飲みながら他愛もない会話を続けた。

『これをやってみないか』

 バップーが何やらパイプのようなものを取り出した。おれはこれからバップーが何を勧めようとしているのかすぐにわかった。

『ガーンチャ』

 インドのマリファナである。バップーはパイプに粘土のような黒い物質を詰め込み火をつけた。

『さあ、吸ってみろ』
『いや、結構だ』
『そんなことを言わずに、さあ!』
『これは、ガーンチャだろう? ボクはマリファナはやらない』
『違う、違う、ただの煙草だよ、さあ!』

 実はおれはこの時以前、スペインでマリファナを吸ったことがあった。悪いことと知りつつも、好奇心に負けた。吸ってみると不思議な感覚になった。感覚が冴え、気持ちが大きくなり、確かに今、ギターを弾いたらいい演奏ができる、そんな気になった。酒に酔って度胸が据わるのに近い感覚もあったが、明らかに酒に酔っているのとは違う感覚であった。

 だが、ここはインド、インドでもマリファナは違法である。その国で禁止しているものを外国人のおれがやる、というのはよくないことだ、おれは少し大人になっていた。だが、あまりのしつこさに負け、一口だけ吸ってみる、質が悪いモノなのだろう、スペインでやったときのような感覚にはならなかった。

『そろそろ魚が焼けただろう』

 バップーはそう言ってかまどに、木製のトングのようなものを突っ込み、灰まみれのボラを取り出し皿に乗せ、テーブルに置いた。

『さあ! 食べてくれ!』

 …… 食べてくれ ………って…   おい! 食えるか! こんな灰まみれで!

 おれが躊躇していると、バップーは火傷しないように気をつけながら、ボラの身を手でほぐし、軽く灰を払って口に入れた。

『美味い、さあ、君も食べてみろ』

 バップーが実際に食ったのを見て、断るわけにも行かなくなった、おれも同じようにボラの身をちぎり、灰ごと口の中へ放り込んだ。

 ………、そもそものボラに対する偏見と、さらに灰…、どうにも味わう、と言う気にもなれず、美味いのか不味いのかわからない…、だが一応ここは社交辞令、

『…、美味しいよ…』

 そう言いながら、おれはそれ以上一口もボラを食わなかった。しばらくすると、バップーがまた同じことをおれに勧めはじめた。

『なあ、ジャパニー、ロブスターを食べたくはないか?』
『すまないが結構だ』
『では石はどうだ、お土産に綺麗な石を買わないか?』
『それも結構だ』

 バップーはおれが断ってもしばらくしつこく『ロブスター』と『石』を勧めてきた。あまりにしつこいので、おれはどう言えばあきらめるだろうか、少し考えてから言った。

『バップー…、ボクは日本人だ、でも日本人だからと言って金持ちなわけではない、そもそも、ボクがこのインドへやって来た目的は、あの偉大なマハトマ・ガンディーを生んだインドと言う国がどんなところなのか、クリスチャンである自分はどうしても見てみたかった、ぜいたくな食事や高価な石を買いに来たわけではない…』

 当時クリスチャンだったおれが、ガンディーと言う人物に興味を持っていたことは嘘ではない、が、目的、というのは少々大げさであった。

 これを聞いてバップーはしばらく黙った。そして『フッ…』っと鼻で笑うようにしてから口を開いた。

『そうか…、わかったよ…、だったら今食べた魚料理の金を払ってくれ』

 !!!!!!!!

 なんだって! 自分からごちそうすると言っておいて、金を払え!? えっ!! ……!! しかもこの灰だらけのボラ料理に金払え!? おれはバップーの言葉に心底驚いた…、同時にこれまでの強引でしつこいポン引きと合わせて怒りが込み上げてきた。こんな男とはこれ以上関わり合いたくない、金は払ってやる、それでもうコイツとは関わらない…。

『いいだろう、金は払うよ、いくらだ!?』

 おれは語気を少し強めてそう言った。

『君は…、君はボクの料理にいくらの値段をつける?』

 はあ!!? 鱗もとらず、塩かけてかまどにボラをぶち込んだだけの、とても料理などとは言えないシロモノにいくらつけるか?だと? なお怒りがこみ上げたが、ここは払って二度と関わらないことが最善、おれは少し考えた。大体カレーがライスかナンと合わせて12、3ルピー、60円か70円くらいで食える、だからおれは少し多め、20ルピーでどうだ、と言った。

『ハンッ…! 今どき20ルピーではビール代にもならない…、ハンッ…! 』

 バップーは、呆れてものも言えない、といった風な仕草で、なおおれの怒りを誘う。

 こ、こ、このやろー! だが日本円で数十円、数百円ケチってこんなやつと揉めるのはごめんだ…。

『では、50ルピー出すよ』

『フンッ……、100ルピー払ってくれ…。』

 100ルピー…、日本円で当時500円、大した金ではない、だがインドで100ルピー出せば、3食食べて安宿に泊まり、十分に一日過ごせる金額だ、使い勝手だけで言えば、日本の感覚では10,000円に近いものがある、それを払えと言う…。相当に怒りがこみ上げたが、おれは財布から100ルピーを取り出し、一度バップーを睨みつけてから、投げ捨てるように金を払い立ち上がった。

『これで満足か! 今後ボクには話しかけたりしないでくれ!』

 そう言って門の方へ歩き出した。すると…

『ヘイ、ジャパニー、ジャパニー、待って、待って』

 バップーが追って来る、振り向くとバップーが言った。

『なあ、ジャパニー、煙草をくれないか?』

 なんて奴だ! あんな料理に金まで払わせて、その上煙草を恵んでくれと言う…。おれはバッグから煙草を一本取り出しバップーに投げつけた。するとバップー、

『違う違う、ジャパニー、違うよ、君が一本だけ取って、残りを全部ボクにくれよ』

 !!!!!! なんと! どこまで意地の汚いやつなんだ!おれは無視してそのまま門を出た。出たところでまたバップーが叫ぶ。

『ヘーイ! ジャパニー! ジャパニー!』

 おれは怒りの込み上げたままの目で振り返った。バップーがニヤニヤしてこちらを見てる、そして言った。

『ヘーイ! ジャパニー! ジャパニー! …、アナタハ、チョット、クルクルパーネー!』

 !!!!!!! もう言葉も出ないくらい怒りがこみ上げた。もう一度だけ睨みつけ、おれはそのままホテルへと戻った。

 夕方、バブーとロメオがやって来た。おれは先のできごとを話した。二人ともバップーとは関わらない方がいい、と言ってくれた。

 その後も、街でバップーと会うことが度々あった。その度におれとバップーはガンの飛ばし合いを繰り広げたのであった。

 だが、このプリーの街での最後の日、おれはこのバップーをぐうの音も出ないくらいにやり込め、謝らせることに成功するのである。 それはまたいずれ。


*****************************

本当にこのバップーという男はとんでもないやつでしたが、インドにはいろんな意味でトンデモな人がたくさんいましたね。記事でも書きましたが、後日私はこのバップーに謝らせることに成功しています。今思い出しても痛快ですが、逆にそのときのことを思うと、そんなに根っからの悪人でもなかったのかなぁ、と思ったりもします。

※引用元を示し載せている画像は、撮影された方の了承を頂いた上で掲載しております。それ以外の「イメージ」としている画像はフリー画像で、あくまでも自分の記憶に近いイメージであり、場所も撮影時期も無関係です。


 
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思わず納得ニュース 高齢ドライバーの事故問題

2020-10-13 | NEWS



こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日は yahoo news を見ていて

ほーーーっ

と思わず納得してしまった記事

『「池袋暴走事故」のような高齢ドライバー問題がドイツで全然起きないワケ』
現代ビジネス

上記リンク記事によれば、ドイツでは高齢者の事故が少ない、ってわけではないようですが、

『アクセルとブレーキを踏み間違えた』

という事故はまずありえないそうです

どうして?

答え(仮説)は単純で、ドイツではオートマ車の普及率が23%で、7割以上の車がいわゆるマニュアル車だそうです

つまり、発進時や、速度調整のためのギアチェンジにはクラッチを踏む必要があるからです

アクセルとブレーキを踏み間違えればエンストしてしまいます

また、止まろうとすれば当然クラッチを踏むわけで、マニュアル車の運転の癖がついていれば、反射的に左足でクラッチを踏みますから間違えようがないってことのようです

ほーーーっ

なるほどー

ドイツに対して日本はオートマ車が98%と、ほぼ全部がオートマ車です

ちなみにヨーロッパ全体ではマニュアル車が85%だそうです

日本において多発しているこの『アクセルとブレーキを踏み間違えた』という事故の原因が、オートマ車にある、とは断定はできませんが、実際の数字と結果を見ますと納得できるものがあります

『高齢者は免許を返納すべきだ』

という声も多くありますが、今の日本、車がなければ生活できないような所に高齢者が一人で暮らしているとか、歳とっても車で仕事をしなきゃいけない高齢者の方とか、ことはそう単純なことでもなさそうです

今回の池袋の事故の加害者の記者会見には 『うーーーーん………』と思ってしまうところもありましたが、家族まで連帯責任のように責め立てても事故はなくなりません

免許の返納について、法で強制力をもたせるしかない、かと言っても、前述したように過疎地での暮らしなども考慮しなくてはいけません

交通事故よりも圧倒的に死者の少ない新型コロナ(武漢肺炎)でここまで大騒ぎするのであれば、そのエネルギーの一部をこの高齢者の運転問題についての議論に使った方がよいのではないでしょうか

ただただ、このような悲惨な事故が少しでも減ることを願うばかりです

最後になりますが、亡くなられた方々のご冥福を、こころよりお祈り申し上げます



御免!



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スカイツリーの真下でハゼ釣り 令和2年版

2020-10-01 | 釣り


こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

今年も行って参りました

スカイツリーの真下でハゼ釣り




スカイツリーの真下を流れる運河、こんな場所ですが例年ハゼの数釣りが楽しめます

今までの経験で言うと、8月位から型は小さいものの、数釣りが楽しめ、今回のように9月末くらいになると、数はそこそこ、型が15cmくらい、まあまあのサイズのハゼが釣れます

10月に入るとつながっている隅田川や中川へ落ちるのか、徐々にいなくなり釣れなくなります

ですので、数、型、が楽しめるラストチャンス、と、女房殿と繰り出しました

いつもは女房殿と一杯飲りながら釣りをするんですが、そうすると帰ってからぐったりとしてしまうので、今年は飲むまい、と思ってたんですが、釣り場に着くとつい飲みたくなり、女房殿が近くのスーパーへ買い出しに…

その間、女房殿が使うチョイ投げ仕掛けを作り、アオイソメをつけとりあえず運河へ投げます

置き竿にして自分のノベ竿仕掛けを作ります

作りながら置き竿を見ますと、もうアタリが出てます

仕掛け作りをやめ、巻き上げますと

ご対面



今年の初物、15cmくらいのハゼとしては良型です

その後、女房殿が戻り、例年通り夫婦でハゼ釣りを楽しみます

頻繁にアタリがあるわけではないのですが、飽きない程度にポツポツと釣れてきます

この日は、周りにも釣り人が多く、みなさんそこそこ釣れているご様子

小物釣りらしい、気楽な釣りを楽しいんでいますと…

突然!!

小平次のノベ竿に強いアタリ!!

いきなりラインが走り出します、とは言ってもリールなんかついてませんので魚の動きに合わせ小平次も移動します

ハリスはハゼ用の極細…

中々寄せることができません…

と言うか、あげられる自信が全くありません

こんな風に

『ああ…、これは獲れないかも…』

と弱気の虫が出ますと100%バラします

でも、姿だけは見たい…

しかし一向に魚は弱る気配を見せません

ここでこんな凄い引きを見せるのは…

まあすごい引きと言っても、小物用のノベ竿なのでそう感じるわけですが、感覚としては船で3キロクラスのヒラメとやり取りしているような…

この場所でこんな強い引き…

何者か、想像するに…

ハゼ!!

であるはずはありません

30cmオーバーサイズのセイゴ!

いやいや、この重厚な引きはスズキを釣り慣れた小平次には、そうではないことがすぐにわかります

後は…

コイ?

ありえるな…

もしくは、例年小さなキビレが釣れますので、そこそこのサイズのキビレ?

あれこれ考えましたが、一瞬、獲れない… と思ったのがやはりいけませんでした

案の定のバラし… ラインブレイクではありませんでしたが、針が外れてしまいました

残念!!

その後、少し離れたところで釣っていたグループの方のお一人に、小平次と似たような魚がかかったようで、ハゼ用の小物ライトタックルでなかななかに苦戦しながらやり取りをしています

しかし、残念ながらこの方もバラし…

その後そこそこにハゼを釣り、そろそろ帰ろうか、と言うときにまたしても小平次のラインが走ります!!

ハゼではない何かがかかりました!

でも先ほどのよりはだいぶ小さそうです

それでも少々時間をかけやり取りし、上がってきたのは



25cm弱くらい?

キビレでした

ってことはさっきのもやはりキビレでしょうか、引きは比べものにならないくらいだったので、結構なサイズだったのかもしれません

リリースするくらいのサイズですが、女房殿が

『食う!』

と言うもんで、キープ

最後に20cm位のセイゴがかかりましたがバレまして、納竿



ハゼは、良型は開いて天ぷら、小型は下処理してまとめてかき揚げ、キビレは塩焼で頂きました

料理画像は…

ちょっと最近天ぷらが下手なもので… 載せられません!!



今年もとても楽しく、とても美味しく、都会の自然の恵みを頂きました

感謝!!


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