さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

護憲派は自公安倍政権を支持するべきだと思います

2019-06-26 | 社会・経済



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です


『護憲派は安倍政権を支持するべきだと思います』

憲法を護れ!

という人たちは、基本的には主に憲法第9条を護れ!と言っているのだと思うのです

ですから、ちょっとでも憲法改正とかって言葉を聞くと

『現政権は日本を戦争のできる国にしようとしているのだ!』

などど大騒ぎになります

さて、自公安倍政権が本気で憲法を改正しようとしているのかはわかりませんが、一応の改正案は出しています

その中で、護憲派の方々が最も護りたいであろう第9条

憲法第九条

 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

第二項

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。



上記条文を巡っては、自衛隊は違憲である、いや合憲だ、などと今も正反対の言い合いがされております

しかしながら、違憲であろうと合憲であろうと、自衛隊は確実に存在し、災害時などには、隊員のみなさまは命懸けで人命救助にあたられているのです

時に、第三国の都合で起きたような戦争、紛争などにも、国際貢献の名のもと、軍隊ではないがために、たくさんの足枷をつけられたまま派遣されたりもしているのです

自公安倍政権は、この憲法第9条をそのままに、新たに条文を加え、自衛隊の存在について明記し、日本国が自衛隊を持つことを合憲とすると言っています

つまりこの加憲案は、違憲であろうが合憲であろうが、何もこれまでと変わらないということではないでしょうか

むしろ、憲法改正なんて簡単にはできやしませんので、政府案に基づき憲法が改正されれば、今まで以上にこの条文を、ひょっとすれば半永久的に護ることができるかもしれません

『戦争できる国』どころか『自分の意志による自国防衛もままならない国』

としてひょっとすれば半永久的に確定させることができるかもしれません


例えば小平次のような人間、現行憲法は廃止し、自主憲法を制定すべきであり、自主独立国家として、軍隊を持ち、やむを得ないのであれば核保有についても、少なくとも議論ぐらいはするべきである

と考えているような人間です

どうでしょう

こんな人間に憲法改正を主導されて、万一にでも新憲法の制定、もしくは改正されるよりは、少なくとも自公安倍政権の『加憲案』の方が、とりあえずは最も護りたい第9条は護られるのではないでしょうか

また、護憲派の人たちは

『アメリカのいいなりだ!』

といって安倍さんや閣僚をを非難したりします

これはちとムシがいい話のように思います

アメリカの言いなりなのは今に始まったことではなく、戦後、歴代政権がそうしてきてしまった、というよりせざるを得なかった、のではないでしょうか

それを今さら安倍さんにいいなりになるな!ってのも無理があります

なぜ言いなりにならざるを得なかった?

そりゃアメリカが怖いからでしょう

アメリカが日本にしたこと

女も子供も年寄りも、そこに立っていたのがだれであろうがおかまいなしに、核爆弾を落としたのです

しかも2発

女も子供も年寄りも、そこに寝ていたのがだれであろうがおかまないなしに、退路を塞いだ上で数十万人も焼き殺したのです



そりゃ怖いです

日本人のそれまでの感性には、いくら戦争だからって、ここまでする人種がいるなんて思いもしなかったでしょう

非常に残念なことですが、人類は生まれてこのかた、戦争や争いをやめたことはありません

非常に残念なことですが、人類は、結局のところ暴力の強い国や民族が世界をリードしてきたのです

非常に残念なことですが、現在世界の中で強い発言力、影響力を持つ国は、最終的にはやはり核保有国です

ドイツのような国もありますが、最終的には暴力の強い国を警戒しながら国家運営をせざるを得ません

暴力を持ち合い、牽制しあうことでかろうじて平和を保つ、現時点ではこれが人類の英知による到達点です


また、とくにアメリカは建国以来、絶えず戦争をしているか、他国へ干渉し、戦争直前の緊張を生み出しているかをしている国です

そして非常に暴力の強い国です

我が国は過去にその強い暴力をふるわれた体験をしています

それでいて日本はこのアメリカに自国の防衛すらお願いしている状態です

非常に残念なことですが、アメリカの言いなりにならないようにするためには、現時点での人類の英知の到達点に従い、少なくともアメリカに警戒させるくらいの軍事力を持たなければ対等にはなれません

対等でないがゆえに、例え憲法9条が機能していたとしても、解釈一つ、第3国の都合で自衛隊は戦場へ駆り出されてしまいます

平和憲法を護り、軍隊は持たない、その上でアメリカの顔色を窺うな!

は、やはり無理があります

護憲派の方々は、まず、自衛隊は違憲だ、と言うのが筋だと思います

護憲派だが自衛隊は必要だ、と言うならば

『憲法を護れ!だが自国防衛はアメリカにお願いしろ!』

と言わねば筋が通りません

『憲法を護れ!だがアメリカの言いなりにはなるな!」

と言うのであれば

『右の頬を打たれたら左の頬を出しなさい』

というキリスト教的博愛思想を貫き、日本中に伝えるか、映画の『ガンディー』を見て、たとえわが子が殺されそうになっても、愛する娘が拉致されそうになっても、絶対に戦わない、そういう覚悟を持ち、同時に皆がその覚悟を持てるよう日本中に伝えなくてはなりません

それでなければ筋が通りません

あとは

『憲法を護れ!だからアメリカのいいなりになれ!』

というのも一応筋が通ります


保守を自認する方々の中に、憲法改正について9条加憲案に賛同する方も少なからずいらっしゃるように思います

そうなりますと、そのような方々は

『憲法9条を護れ』

と言っているに等しいわけですから、上記のいずれかの選択をすることがやはり筋になると思います

いずれにせよそれは護憲派の方々とそう変わらない、ということになります


最後に、余談になりますが、小平次にはノーベル平和賞を受賞したアメリカの前オバマ大統領より、トランプさんの方が平和に対して今のところ貢献度が高いように見えております




御免!





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ソウルの中心で親日を叫ぶ…「徴用工判決は歴史歪曲」韓国人研究者が国連へ

2019-06-16 | NEWS



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日はちょっと前の記事ですが、気になるニュースへのコメント

『ソウルの中心で親日を叫ぶ…「徴用工判決は歴史歪曲」韓国人研究者が国連へ』


記事を要約しますと、韓国近現代史研究会など4つの保守系団体が共催した集会において

「労働者像設置は歴史歪曲だ!」
「文在寅政権は日韓基本条約の効力を否認する外交破綻を中断して伝統的な友好善隣関係を回復しろ!」

といったことを訴えたそうです

今回の主催者の一人である、落星台経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究員は、日本全国46か所の炭坑や鉱山での労働者の賃金データを分析して

・戦時中の朝鮮人労働者の大半は強制的に連行されたのではない
・朝鮮人労働者は給与も貰っていて、奴隷のような存在ではない
・韓国では日本人炭鉱夫の写真が徴用工として流布されるなど歴史歪曲が行われている
・日本はすでに補償金を支払っていて、韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた判決は誤りだ



との結論に達し、今回の集会に臨んだそうです


また、イ・ウヨンさんは、これまでの韓国研究者の調査について

「全体を概観せずに、一部分のみを抜き出し、予断を入れ込み、早まった結論を出した」

と痛烈に批判しているそうです


この記事が事実であれば、大変に喜ばしいことであると思いますが、このFNNニュースのタイトル

『ソウルの中心で親日を叫ぶ…』

というのは全くもっていただけません

イ・ウヨンさんは、実際どうだかは知りませんが、『親日』だからこのような行動を起こしたわけではないでしょう

一研究者として、調査し探究した結果到達しえた『事実』を発することが研究者としての使命だと考えた上での行動なのではないでしょうか

『捏造』された証拠によって、自国の最高裁が判決を下す、ということに対して、韓国人としてのプライドからの行動なのではないでしょうか

それを『親日』だから…

などと言ってしまうことで、結局

「韓国入国禁止にしろ」「本当に韓国人か?」「売国の極致」

などと韓国のネットでは書き込まれてしまうのです


日韓の間に横たわる『歴史認識』問題なるものを思うとき、そもそも『事実』を共有するという努力がなされておらず、スタート地点にも立たぬまま反日、嫌韓、となり平行線を辿っているように思います

このたびのイ・ウヨンさんらの調査結果に反論があるならば、反証をもって反論しなければなりません

イ・ウヨンさんご自身も

『定説への反論が出てくれば、それに対して根拠を持って反応が出てこなければならないが、韓国は知識社会が薄く、私がこのように批判しても、反論がない。このことこそが問題』

と、記事の中でおっしゃっています

『反証をもって反論』

その上で議論を積み重ね、日本企業が賠償すべきかどうかを論じなければならないでしょう

こういったことの事実共有に関して日本では、主に韓国側に責任があると考えている人たちが多いようですが、そうでもありません

日本側にもまだまだたくさん勘違いしている方が大勢いらっしゃいます

例えばいわゆる『従軍慰安婦問題』と言われる『問題』についても

『歴史修正主義者は従軍慰安婦などいなかったなどと言っている』

というような主張をいまだ見かけることがありますが、今時よほどのネトウヨさんでも『従軍慰安婦などいなかった』などと言っている人はいないでしょう

逆に、文大統領はじめ、韓国政府高官の中にも

『日本軍が泣き叫ぶ少女を誘拐、拉致し、性奴隷にした』

などと本気で信じている人もいないでしょう

ですから、前任の朴槿恵さんも現・文大統領も

『女性の普遍的な人権問題』

と、当初の『性奴隷』から言葉を変えているのでしょう

『日本軍が泣き叫ぶ少女を誘拐、拉致し、性奴隷にした』

のと

あの時代

『生きていくために身を売らなければならなかった貧しい家庭の女性がいた』

こととはあまりに事実が違いすぎます

まず、事実がどうであったかを共有しなければ

『女性の普遍的な人権問題』

とやらについても議論に進んでいくことができません

事実について議論もできないのですから解決などしようもありません

これは、日韓双方の子々孫々にとって不幸なことです

事実を無視し続けることは、その先の議論にすすむこともできず、いがみ合い、問題をこじらせるだけです


祖国の家族のために、日本で働き頑張ってお金を稼いだ朝鮮人労働者がいたことが『事実』の一つであったのならば、その人を『強制的に連れ去られた奴隷』呼ばわりすることは、本来敬われるべきその方の尊厳を、日韓双方の子々孫々が踏みにじっていることになります

全く不幸なことと思います


政策的に反日感情を煽り続ける韓国において、このように事実を探究する姿勢を見せる研究者がいらっしゃることは重要なことと思います

私たち日本人も、まずは事実を知ろうとすること

その上で何が問題となっているのかを理解しようとすること

日韓双方の政治家も一部の識者もあてにはなりませんが、その中で少しでも正しい情報に触れることができるよう、感性を磨き、努力してまいらねばならないと思っております


それが、あの時代を生き抜いた日本、韓国の先人のみなさまへの感謝へとつながることだと思います




御免!


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荒川でテナガエビ釣り

2019-06-10 | 釣り



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日は釣りのお話


以前からやってみたいと思っていたテナガエビ釣り、ようやく行くことができました

情報誌などで、江戸川が都内有数のポイント、みたいに紹介されているのは知っていたんですが、今は車もありませんので、電車で近いところ、荒川平井大橋付近へ


テナガエビ釣りは初めてですが、小平次の聖地、西伊豆の川で、水中メガネつけて小さな網で捕まえたりしたことはあるので、おおよそどんなところに潜んでいるかはわかります

で、ポイントはこんな場所を選択



石積みの土手が川の中まで入っています

が!

どうも干潮のようです 水没している石積み部分が少ししかありません

こんなで釣れるかなあ

なんせ初めてですから不安いっぱい…

市販のテナガエビ仕掛けを、西伊豆や秋のハゼ釣りで使うのべ竿にセット

エサは赤虫がいいそうですが、立ち寄った釣具店にはなかったのでミミズで勝負!

釣り方は、ネットで調べたところ、エサを底まで落とし、玉ウキが水面から3センチ位沈むようにウキ下を調整、アタるとウキが動いたりするそうです

しかし雨後のため濁っているので見た目では水深がわかりません

ウキ下を50センチくらいにして、うっすら見える石の隙間に落としてみます

ウキがぷかりと浮いて寝てしまいます、スゲー浅いようだ

さらに短くして垂らしてみます

動画で見た通りのいい感じでウキが沈みます

じっと見ているとすぐにウキが動き出しました

『おっ!』

ちょっと竿先を立ててキいてみますと

『ビビビビビ』

『お、お、アタってる!』

さらにキいてみると、スッと軽くなっちゃいました

『ああ、バレた…、エビだからなあ、食い込む感じがわからない…』

再度投入、またすぐにウキが動き出します

今度はゆっくりキいて、食い込む感じをイメージしながら軽く合わせます

『ビビイビビビビビビビビビビ!』

『お、お?、乗った?』

小物用ののべ竿がけっこうしなります、思いの外強い引き!

『ん?、魚?』

スッと、慎重に竿を立てますと、上がってきたのは…

『テナガエビだー!』

やった!やった!やりました!

小物ではありますが、ずっと前からやってみたくて、ついに実現、狙って釣れた瞬間はとても嬉しいです!!

で、記念すべき初テナガがこれ!


この後も、超浅いポイントではありましたが、とりあえず仕掛けを落とすと、ほぼアタリがある、魚と違って食い込ませるのはなかなか難しく、けっこう奥深い釣り

それでも正味2時間半くらいでこの通り


とても楽しい釣りになりました!

5時過ぎになり、道具を仕舞っていると、恰幅のいいインド人風のおじさんが二人、釣りっぽい仕掛けを持ってやってきました

持っていたバケツを見ると、小平次が釣ったのと同じようなテナガエビが10尾ほど入っていました

二人はそのエビを見たこともないような天秤仕掛けの二本バリに1尾ずつかけ、竿は使わずラインをぶんぶん振り回して川に投げ込みました

『何を狙うのか』

と尋ねると、カタコトの日本語で『エイヲツルンダヨ』と教えてくれました

逆に、何を釣っていたのか尋ねられたので

『あなたたちの「エサ」です…』

と、ばつが悪そうにこたえると、二人も苦笑してました



土手沿いの道を八広駅目指して帰路へ

家の近くで純米『真澄』を一本買いまして、釣ったテナガエビを素揚げにして塩を振りツマミにして女房殿と一杯やりました



めちゃくちゃ美味かったです!


とても楽しい時間と美味しいツマミ…

テナガエビ君ありがとう!


本格的に暑くなる前に、もう一度くらいいけたらいいなあ…



御免



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象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくこと Part③学術論の虚しさ

2019-06-02 | 天皇・皇室



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『これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり,相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう,そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくことをひとえに念じ,ここに私の気持ちをお話しいたしました』

このおことばは、平成28年8月8日、上皇さまが天皇として私たち国民に向けておっしゃったおことばです

『象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくこと』

を願われながら、そのことについて、天皇陛下や皇室のみなさまが、そのお立場上想いを述べることもかなわないのであれば、私たち国民が真剣にこのことを考えなければならないと考えます

『象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくこと』

に関連した記事として、このたびのPart③を最後に、巷の学術論に関する議論について、著名人のご主張などを交えながら私の想いを述べてみたいと思います

『皇統は万世一系、神武天皇より男系で受け継がれてきた』

とよく言われておりまして、およそ学術的には定説として多くの人が信奉しているわけです

他国においては、外国や他民族の侵略、国内のクーデター、革命などによって王朝が滅び途絶えているのがほとんどであることを考えれば、日本の皇統は非常に稀有な例であり、貴いことであるのは間違いないでしょう

もちろん、これに対する反論もあり、特に武烈天皇から継体天皇への継承は『王朝交代』であるとの説はある程度の説得力があります

王朝の交代はなかったとしても、かなりの『世代』を遡っており、これを現代に当てはめ、一般人にまで広げるのであれば、それこそ皇位を継承できる方が際限なく広がってしまう可能性があります

さて、結論を申しますと、私は現代の皇位継承、また、国民の天皇と皇室のみなさまに対する敬愛、崇敬の念を思うとき、このような議論は全くもって些末な議論であり、無意味であると感じております

このたびのご譲位からご即位、一般参賀まで、多くの国民が皇居前に集まったわけです

日本人の天皇と皇室への想いのあらわれだろうと思います

しかし、このとき皇居前に集まった方々の中に、どれほど『神武天皇より一貫して…』ということを理解している人がいるのでしょうか

恐らく大半の人は皇統の系図すら見たこともない、そういう人が大半なのではないでしょうか

まったく関係のない血筋の人が天皇に即位することには抵抗はあっても、女系からでも神武天皇、いや天照大神さままで辿れることが漠然とでもわかっていれば十分、そういう人が大半であるように思います

ですから、世論調査などで、愛子さまが天皇としてご即位になられることについて80%近くの人が賛成する、というような結果が出ているのではないでしょうか

そういう意味で、どれだけ学者や専門家が『皇統は万世一系、神武天皇より男系で受け継がれてきた』と声高に叫んでもあまり意味のないことであろう、と感じるのです(歴史研究としては意味のあることと思いますが)

また、『神武天皇より…』と、しきりに言われますが、そもそもその神武天皇の実在を証明できる確たる論証は今のところありません

私は神武天皇のご即位は西暦250年、確実に実在されたと確信しておりますが、皇紀は今2679年、科学的にも無理があります

つまりはその実在は神話に拠り所を求めていることになります

神話に拠り所を求めるのであれば、神武天皇よりも前、遡り天照大神さまが女性である(男神であるとの説もあり)という事実はどう受けとめたらよいのでしょう

『アマテラスはイザナギ(男神)の左目から生まれているのだから男系である』

と主張する方もいらっしゃいますが、ここまで来るとより些末な議論にしか思えないわけです




『倉山満さん』(憲政史家)、という方がいらっしゃいます

https://ironna.jp/article/6756

倉山さんは学術的にはとても丁寧にこれまでの男系継承について述べられており、勉強にもなります

しかし、上記サイトにて、女性宮家の創設から皇位継承の流れを否定する一つの理由として『道鏡』を引合いに出し、例えば女性宮家を創設した場合、良からぬ輩が何とか眞子さまや佳子さまを口説き落とし、皇室に入り込む危険性があるとして、女性宮家を創設し、一般人を迎え入れるのは論外、とおっしゃっていますが、実に馬鹿げています

そのような危惧は、悠仁さまにも当てはまってしまうではないですか

そんなことを言ってしまえば、皇室乗っ取りを企む良からぬ女性が悠仁さまに近づき口説こうとする危険性も同じようにあるではないですか

こんな理由は女性宮家の創設から皇位継承を否定する理由にはなりえないでしょう(倉山さんのいう『先例がない』という理由のみの方がよほど説得力がある)

また、倉山さんは下記サイトにて

https://office-kurayama.co.jp/?p=660

『適齢期の旧皇族の男性と内親王の方にご結婚していただければ、何も問題が無いのではないのだろうか』

とおっしゃっています

この案は、他の専門家や一般ブロガーの方も結構おっしゃっているのですが、眞子さまや佳子さま、また愛子さまのお気持ちなどは全く無視しております

ご結婚相手まで国民が決めようというのか…




また『平沼赳夫さん』、私としては以前はわりと支持していた政治家さんだったのですが、過日、NHKスペシャルにて、男系男子の継承は難しいのではないか、との意図する質問に対し

『悠仁さまに将来男の子が沢山お生まれになることが望ましい』

と答え、さらに、もし男子が生まれなかったら、という質問に

『信じて待つしかない』

と、答えたのです


さて、どうなんでしょう

私自身はこう考えます

本当に天皇と皇室のみなさまに感謝し、敬愛し、崇敬申し上げる一国民として

そのお気持ちを無視した

『適齢期の旧皇族の男性と内親王の方にご結婚していただければ、何も問題が無いのではないのだろうか』

というような考えは大変傲慢で利己的であると感じますし

『悠仁さまに将来男の子が沢山お生まれになることが望ましい』それを『信じて待つしかない』 

と、将来ご即位されるであろう悠仁さまに、そのご家族に

『男子を生み続けなくてはならない』

という大変な重圧をかけ続けることが、正しい民のあり方であろうか

そのように感じております


様々な考えがあろうかと思いますが、決して罵り合うのではなく、男系であろうと女系であろうと

『和を以て貴しと為す』

日本国民として最善を考えてまいれればと思います

全ては私たち国民、一人一人のありようだと思います


※男系男子の皇位継承以外認めないとする立場の急先鋒であった八木秀次さんが『万策尽きた場合は女性宮家の創設、女系天皇について考えなければならない』とおっしゃったのは特筆すべきことと思います

















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