さむらい小平次のしっくりこない話

世の中いつも、頭のいい人たちが正反対の事を言い合っている。
どっちが正しいか。自らの感性で感じてみよう!

新型コロナ いつまでぐだぐだやってんだ!

2020-12-21 | 社会・経済



こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です

新型コロナ(武漢肺炎・以下コロナ)についてはさんざん言いつくしましたが、まだ世の中はコロナ狂騒曲で乱痴気騒ぎです

もういい加減にしましょう

8月ころから自殺者が急増しています
特に女性の自殺者の増加率が男性の増加率を大幅に上回る、というこれまでに見られなかった現象が起きています

要因は様々でしょうが、コロナによる抑制政策、休業要請、学校、保育園等の休校、休園などが若い女性の心的ストレスになり、鬱になる人が増えた、との分析があります

身近な子どもたち、大学生も含め今の状況に、心が限界に達しつつあります

本当に…

『いつまでやってんだ!!!!』

という思いです



そしてみんな身勝手です

当初は、緊急事態宣言などに対し、人権の抑制につながることは慎重になるべき、と言っていた人たちが、いざ『感染』が広がれば『早く緊急事態宣言を出せ!』と叫び、緊急事態宣言が出てその後抑制政策が続き失業者や自殺者が増えれば『経済を回せ!』と騒ぎ、Go toなどを始めれば今度は『Go toが感染を拡大させた!』と大声を上げています

飲食、観光のみならず、多くの企業が減収を余儀なくされ、悲鳴をあげています
それに伴い失業者や自殺者が増えています

その状況を見てなお、解決策も示さず『コロナは怖い!』と煽る識者やメディア、それに同調する人々

この人たちは政府や自治体の政策に対し何をやってもことごとく批判、非難を身勝手に繰り返すだけで、一方で緊急事態宣言のような抑制政策を訴え、一方で経済を回せと無理を言います

そしてどのような状態になればコロナは終息した、と言えるのかを示すことをしないどころか、考えることすらしません

『とにかく緊急事態宣言を出せ! そして企業や商店、個人にはどんどんお金を出して救済しろ!』

と言う人もいます

こういう人に限って、過去には

『これ以上の赤字国債の発行はダメだ!緊縮財政だ!将来、子供たちに借金の負担を負わせてはならない!』

などと頓珍漢なことを言っていたのです

一体どうすればいいんでしょう?

もはや覚悟を決める時です

何度も言ってきましたが、インフルエンザの例年の死者数は関連死を含め約10,000人、交通事故の死者数は3,000~5,000人(実際はもっと多い)、コロナの死者数は令和2年12月20日時点で2,917人です

このコロナの死者数は、他の病気や事故で亡くなった方が、たまたま発症もしていない陽性者であっても『コロナ関連死』としてカウントされています

そんな『関連死』とも呼べないような数を含め、1年かかけてようやく、半年間で猛威を振るい『直接死』だけで3,000人も亡くなっているインフルエンザと同じ数字です

インフルエンザがどれだけ猛威を振るっても、交通事故で毎年数千人が亡くなっても、私たちはそれをやむを得ぬものとして受け入れ、経済活動を止めることなどせず、日常を過ごしてきました

当たり前です

今の失業者や自殺者の急増、子供たちの鬱、その他さまざまな『抑制』の弊害は、もはや経済的な損失、精神的な損失、ではなく、『経済的な被害』『精神的な被害』です

コロナの被害と天秤にかけて釣り合いがとれません

さてどうすればいいのでしょう

選択肢は2つです

だらだらと抑制政策を続けても感染拡大は止められません

多少落ち着くことはあっても、終息などしません

この1年の状況がそれを物語っています

『抑制政策』

をとるのであれば、たとえ経済的被害、精神的被害、若い世代の失業者が増えようと自殺者が増えようと、子供たちが鬱になろうと、効果的なワクチンができるまで、もしくはウイルスが完全に死滅したと確認できるまで、休業、休校、移動制限、その他もろもろやり続けるのが一つ

もう一つはインフルエンザや交通事故と同様に、ある程度の死者を出しながらもできる限り普通の日常を過ごし、集団免疫の獲得を目指すのが一つ


もはや、もし本当にコロナが大変な脅威であったとしても、大人が覚悟を決めて日常を取り戻すしかない段階に来ている、と思います

その覚悟とは

インフルエンザ、交通事故、その他の病気により毎年多くの人が亡くなっています

それらと比較し、今回のコロナの被害を見たとき、答えは一つです

日本における新型コロナに関して言えば


『人命より経済を優先すべきである』


御免!



PS 抑制政策をとらず、集団免疫の獲得を目指し、成功していたかに見えていたスウェーデンにおいて、スウェーデン国王が『私たちは失敗した』と述べたことについて、日本はじめ世界のマスコミが喜び勇んで『集団免疫の獲得』など夢想なのだ、的な報道をしておりますが、当初は反抑制政策への批判と受け取られたようですが、その後、すぐにスウェーデン王室が、それを否定するように『国王は社会全体に向けて言及した』と発表したことについてはほとんど報道されておりません

https://www.theguardian.com/world/2020/dec/17/king-sweden-failed-covid-strategy-rare-royal-rebuke-lockdown-hospitals-cases



また、医療崩壊を防ぐためにも緊急事態宣言等の抑制政策が必要だ、とする報道や識者の言葉も目立ちますが、次のような医療現場の声にも耳を傾ける必要があるのではないでしょうか

本当に医療現場を圧迫しているのは何でしょうか?

コロナ以外で亡くなる人の方が圧倒的に多いにも関わらず、その人たちを満足に治療できない事態… 

下記記事は是非ご覧いただきたく思います

『指定感染症』を5類に…最前線の医師が“提言”



コメント (10)
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インド放浪 本能の空腹26 『奇跡!!』

2020-12-04 | インド放浪 本能の空腹

イメージ

30年近く前、私がインドを一人旅した時の日記をもとにお送りいたしております

今回の記事は、過去記事

『インド放浪 本能の空腹 ④ 『サダルストリート』

インド放浪 本能の空腹 ⑧ 『ラームと買い物 2 』

インド放浪 本能の空腹 ⑨ 『ラームと買い物 衝撃的な結末』

の三編を、斜め読みでかまいませんので、先にご一読頂けると、より一層楽しんで頂けるかと思います
ぜひとも宜しくお願い致します


******************************************************

 おれは以前スペインを中心にヨーロッパを旅したことがある。最初にドイツのフランクフルトに入り、そこから一日半ほどだったか、列車に揺られ、バルセロナに到着した。
 早朝、閑散とした駅構内でホテルの案内所を見つけ、そこへ向かって歩き出したところ、右前方から見慣れた顔の男女が歩いてくるのを見つけた。男の方は、おれの大学の音楽サークルの後輩でパーカッションを担当しているF、そしてFの彼女であった。

 同じ時期にスペインを旅行していたのは知っていたが、待ち合わせたわけでもなく、互いにスペインのどこへ行くだとかを全く知らなかったのだ。にも関わらずこの『偶然』、本当に驚いた。
 新宿の歌舞伎町あたりだって、同日、同時刻に友人同士がたまたまそこにいたからと言って、偶然に出会える確率なんてとても低いだろう。それがスペイン一国、おれの列車が1分遅れていたら出会えなかったろう、まさに奇跡である。


 ある日のこと、おれはベッドに寝ころんでガイドブックを読んでいた。そこに、『インドの新手の詐欺師』のことが書かれていた。それは、露骨なポン引きとは違い、友人になったように見せかけ、一緒に買い物をして高額な商品を買わせる、というものだった。

 まさか!! カルカッタで出会ったラーム!? いやいや、そんなことはないだろう、もしラームが詐欺師だったら、いくらインド人だからと言っても、おれは人間不信になってしまう。

 あれは、おれが米ドルの買い物を勝手にルピーと勘違いして、金持ちのラームと同じようなペースで買い物をした、全て自己責任で起きたちょっとした事故だ…。  のはずだ…。

 いやな考えが頭に浮かんだおれは、それを払しょくしようと外へ出た。西側地区の街道沿いのバザールへ行ってみよう、そう思い歩き出した。
 ほどなくして街道沿いのバザールに到着、雑多な店が雑に並んでいる。おれのいる辺りとは違う賑わいを見せている。

 日記では音は書けないが、インドの街を歩いていると、ひっきりなしにどこかで、あの不可思議な音階のインド音楽が鳴り響いている、インド人は映画だけではなく音楽好きでもある。

 土産は、カルカッタでラームに連れられていった店で、少々高い出費、15万もの買い物を済ませ、すでに日本へ送っている、だからここで特段買いたいものがあるわけでもなく、ひやかし気分で雑に並んでいる店を見て回っていた。

『おーい!』

 どこからか『おーい』と声が聞こえる。

『おーい!』

『おーい!』

『おーい!』

 その声が近づいてくる。 ん!? 『おーい』? 日本語!!? おれはあわてて声の発信源を探す。
 

『おーい!』

『おーい!』

 おれはついにその声の主をみつけた。街道沿いに走って来る自転車、運転しているのは男、さらりとした髪をたなびかせ、サングラス、白いシャツに黒っぽい短パン、その男が手を振りながらおれに近づいてくる!

『けっ…、けっ…、けっ…、  !!』

『K君!!!』
 
『小平次さーーーーーーーん!!!』

 なんと!!

 同じ飛行機に乗って、ダッカで2日間一緒に過ごしたK君!!

 自転車でインド半島最南端まで走破しようとの野望を持つあのK君!

 そんな破天荒な野望を持ちながら、ダッカの凄まじい混沌と喧騒に気圧され、『小平次さん、カルカッタってここよりもすごいんですよね、おれ、不安なんでしばらく一緒にいてくれませんか?』と、おれに頼んできたK君!!

 違う便で先にカルカッタ入りし、待ち合わせをしたSホテルにいなかったK君!!

 ダッカと言う、世界でもトップクラスの喧騒と混沌の街で濃すぎる時間を共に過ごした。たった2日間とは言え、おれたちはすでに親友のようであったのだ。

『K君!!』
『小平次さん!!』
 

 K君が自転車を降りる、おれたちは周りの目も憚ることなく思わず抱き合った。

『小平次さん、カルカッタの次はプリーに行くって言ってたからもしかしたら、って思ってたんですよ! でもおれ、あれからしばらくカルカッタにいて、それからここまでも色んな街立ち寄ってゆっくり来たから、もう他の街へ行っちゃってるかな、とか思ってたら、着いた早々、いや、まさか会えるとは!!』

 本当に奇跡である。実はおれはこのバザールに来たのは初めてだ。偶然そう思い立ち、偶然この時間にやって来なければ、プリーは小さな街ではあるが、それでもそれなりの街だ、会うことはできなかったかもしれないのだ。

『小平次さん、地球の歩き方に出てるホテルで、オーナーの奥さんが日本人で、たまにおにぎりとか作ってくれるってホテル知ってます? おれ、そこに泊まろうかと思ってるんですよ、小平次さんはどこに泊まってるんですか?』
『ああ、あのホテル、知ってるよ、案内するよ、でもその前におれの泊まってるホテルへ来なよ、積もる話もあるからさ、お互いに!』
『いいっすね! ありますよ! おれもたくさん!!』

 何より久しぶりの日本語の会話がうれしかった。自転車を引いて歩くK君と、仲良く並んでおれのホテルへ向かって歩き出した。そしてホテルに着く。外観を見てK君が言う。

『いいホテルですね!きれいだし! 一泊いくらですか?』
『120ルピーだよ』
『120かあ! ちょっと高いっすね! おれはやっぱり日本人奥さんのホテルに泊まります』

 おれの部屋に入る。途端、お互い堰を切ったように日本語の会話が始まる。おれたちの最大の関心事、それはなぜ、待ち合わせたSホテルで落ち合えなかったのか、そのことであった。

『いや、実はおれ、カルカッタで詐欺に遭っちゃって…。』
『詐欺?』
『そうなんすよ、ダッカからの飛行機にもう一人日本人がいて、その人学生さんで英語も話せるんですけど、やっぱりダッカの街見て不安になったらしくて、しばらく一緒にいようってなったんですよ』

(うん、うん、おれはカルカッタの街に入った時は泣きそうだったよ)

『それで、小平次さんのこと話してSホテルに一緒にいくことになったんですけどね、サダルストリートでタクシー降りたらもう! すげえ数の乞食とポン引き、わらわらよって来て!』

(うん、うん、すごかったよね)

『おれたち完全にビビっちゃって、その内どこ歩いてるかもわからなくなって!!』

(うん、うん、おれもおれも)

『何が何だかもう目まぐるしくて、そんなところへちょっとこざっぱりしたインド人男が声かけてきて…』

(ああ、おれもラームとそんな感じだった)

『でも、たいがいのヤツは信用できないじゃないですか!?』

(うん、うん、そりゃそうだよ)

『でも、そいつが日本に行ったことがあるっていうんですよ! それが東京や大阪だって言ったら信用しなかったんですけど、埼玉、とか言うんでついおれたち反応しちゃったんですよね』

(うん、ん!? 埼玉?)

『で、おれたち実際もうどうしていいかわからなかったんで、そいつの紹介するホテルへ行くことになったんですよ! でもその前に土産物は先に買った方がいい、ってちょうどそいつが買い物にいくところだったからって付き合わされたんですよ』

(…、えっとー…。)

『なんか薄暗い屋内商店街みたいなところで、シルクを買うって!』

(シルク!!)

『店の2階で、そいつが店員にシルクを持って来させて、そしたらそいつがライターで端っこを焼いて匂いを嗅いで、いきなりNO SilK!!って布を叩きつけたんですよ!!』

(NO SilK!! ……、K君……、全部一緒だよ…!!)

『それで何だかわけわからないうちに買い物しちゃって、いざ支払いってなったら…』

(うん、うん、支払いってなったら!?)

『ルピーだと思ってた買い物の値段が、なんと!』

(うん、うん、全部ドルだったんだね?(泣))

『全部USドルだって言うんですよ!! ぶったまげましたよ!』

(キターーーーー!!! K君!おれもだよ!!)


『そ、それで、K君、いくらやられたの?』
『6万です!! 6万もやられちゃいましたよ!』
『ろ、6万かあ!…。で、で、K君さ、どうしてこれが詐欺だってわかったの? もしかしたら金持ちと一緒につい買い物しただけかもしれないじゃん?』
『いや、最後にUSドルって言うのもおかしいし、そのあとカルカッタで知り合った日本人から聞いたんですよ、同じ手口でやられてる日本人がけっこういるって!』

『………………。おれもだよ!!』

 あの… あの…   !!!!

『ラームのクソヤロー!!!!!』


 おれはK君に自分もやられたことを話した。やられた額は『10万チョイね…』と、少しばかり見栄を張った。

 あのラームが詐欺師だとわかったことは、かなりショックであった。だが、まあ考えてみればおかしな話なのだ、とても高くついた授業料だ。

 K君を引っかけたやつは、名前はラームではなかったらしい、風貌を聞いてもどうも別人のようだ、どうやら日本人を引っかける役割のやつは何人かいるらしい。

 悔しい思いはあったが、それ以上にK君との再会がなによりうれしかった。この後、おれはプリーの街を出るまで、K君とつるんですごしたのであった。


************************** つづく

いやあ、このK君との偶然の再会は本当に驚きました。冒頭でお話ししましたバルセロナでの偶然も含め、私はこの手の偶然について『持って』るようです(笑)
しばらくはK君と過ごした日々の日記が続きます

『日本人を引っかける役割のやつは何人かいるらしい』

これについては、日本に帰ってから数年たって、私はあることに気づき、とても合点がいったのでした。
それはまた、ずっと後の記事で。

※引用元を示し載せている画像は、撮影された方の了承を頂いた上で掲載しております。それ以外の「イメージ」としている画像はフリー画像で、あくまでも自分の記憶に近いイメージであり、場所も撮影時期も無関係です。




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