こんにちは
小野派一刀流免許皆伝小平次です
先日、あるブロガーさんが、今年は日本人のあらゆる死因を含めた総死亡者数が、1月からの半年で、前年比で
45,000人も増えている、という記事をご紹介していました
半年で
『45,000人増』
が、多いのか少ないのか、はたまた普通なのか、小平次にはよくわかりません
ただ、ちょっと気になることがありましたので、調べて表を作ってみました
(データ元:政府統計ポータルサイトe-stat)
まずは今年の1月から7月までの総死亡者数の前年対比
確かに6月までで約45,000人、7月になると約52,000人、前年比で増えています
ただ、こういう統計データを見ていると、新しいものほど不確定なことが多く、少し前に見た数字と現在では違いがあったりするので、あくまでも今わかっている数字、ということです
さて、総死亡者数の増加。。
『原因はコロナだ!』
と思う人も多いでしょうから一応対比のために表に載せました
『コロナ死』
とされる人は、何度も言ってきましたが、どんな死因でもコロナ陽性であればコロナ死にカウントされますので当てにはなりません、あくまでも参考のために表に入れています
それを踏まえた上で見てみますと、確かに今年に入ってからコロナ死にカウントされた数は増えています
そういう無関連死含め、インフルエンザの例年の純粋な関連死を含めた数には及ばなかった、と申し上げてきましたが、今年に入ってからはコロナ死とされる人は、無関連死を含めてではありますが、半年間で猛威を振るうインフルエンザと、同数程度にはなった、と言えるようです
繰り返しますが、おそらくは多数の無関連死を含んでいますので、死亡リスク、と言う点についてはインフルエンザより脅威とは言えない、という小平次の認識に変わりはありません
それはさておき、7カ月で52,000人増、これは多いのか少ないのか、はたまた普通なのか、それを考えるために素人なりに過去5年の、前年との年間死亡者数の増減を、月別対比した表も作ってみました
まずは昨年、令和2年と元年(平成31年含む)
何度か申し上げてきたとおり、昨年はコロナ禍でありながら、その分おそらくはウイルス干渉によりインフルエンザや他のウイルス性肺炎(トップ画像)の死者が減り、総死者数も減っています
これは、そもそも珍しいことなのか、どうなのか
それを知るために平成28年からの月別前年対比表も作ってみました
ここ5年間で言えば、総死亡者数が減少したのは昨年のみですので、珍しいことなのかもしれません
同時に、今年、7月の時点で52,000人増は、確かにかなり多いようにも思えます
ただ、表でわかる通り、昨年が約8,000人、前年度よりも死亡者数が減っていますので、今年が通常なのかもしれません
うーーん…、ちょっとわからなくなってきました(文系の限界ww)
そもそも、死亡者数の多い少ない、を考えるには、人口そのものの増減であったり、医療の発達、高齢者施設の充実度、その他もろもろの要因を考慮し、精査しなければわからないのだろうと、文系頭の小平次でも想像がつきます
しかしながら、常々、一流の大学を出たような専門家や識者、政治家が正反対の言い合いをしているのですから、自分の頭でシンプルに考えてみよう、というのがこのブログのテーマでもあります
そこで、ここ20年程度の、死亡者数の前年対比を表にしてみました
平成12年(2000年)に約マイナス20,000人、前年に比べ死亡者数が減少した以降は、平成21年(2009年)と、昨年、およそ10年単位で減少したりしながらも、少しずつではありますが、年間の総死亡者数は増加傾向にあるのがわかります
平成17年(2005年)、22年(2010年)、23年(2011年)に前年比約55,000人、と大きく死亡者数が増加しています
そこで、今年、7か月間で約52,000人増、昨年、前年比で8,338人減少した、と言っても、平成30年よりは増えていますし、死亡者総数は増加傾向であるのは間違いないことを考えますと、やはり今年の総死亡者数はここ数十年では見られない増加数であるように思えます
コロナ死とされる死亡者数が増加の原因かどうかについては、死因そのものが当てにできないこともありますが、7月に大きくコロナ死者数が減りながらも、総死亡者数は前年比では約8,000人増えている事、トップのグラフの通り、コロナ死とされる死亡者数の増加に伴い、肺炎などの死者数が減っていることを考えますと、今年の増加数はコロナが原因、とは言えないように思います
今年の人口動態については、まだ正確な情報がないようですので、一概に7カ月で52,000人前年比で死亡者数が増えていることが異常、とは現時点では言えないかもしれません
今後、まあ、来年になると思いますが、その辺もはっきりするでしょう
もし、今年の死亡者数の増加が、前年に対し近年にないようなものになったとして、その原因がコロナではないのであればなんでしょう?
コロナ死とされる死亡者数は、7月に大きく減りましたが、8月、9月でまた少し増えています
それでも今年の前半に比べれば少なくなっています
コロナ死が減って、逆に増えたもの。。
文系頭の小平次はすぐに妄想を思いついていますが、それがはっきりするのにも、1,2年はかかるかもしれませんし、しないかもしれません
御免!