「欲しいのは君だけ(All I Want Is You)」シングルレコード国内盤

画像① 表

画像② 裏
A面 欲しいのは君だけ(All I Want Is You)
B面 孤独なタイガー(Tiger In A Spotlight)
アルバム「ラヴ・ビーチ」からのシングルカットです。
このシングルはリアルタイムでかなり前に店を閉じている地元のレコード店から購入しました。
高校生でお小遣いも限られていましたが、
EL&Pの事以外は頭になかった時ですので、
シングルレコードの少ないEL&Pのシングルは、
充分に購入に値しました。
この「All I Want Is You」に限って言えば、
渋谷陽一氏が自身のラジオ番組で取り上げた時、
そんなに批判はしておりませんでした。
歌詞はともかくとして、
キースのキーボードの音色、
グレッグのヴォーカル、
あるいは楽曲そのものなど、
これまでのエマーソン、レイク&パーマーの短めの曲との、
大きな開きは感じられなかったからであると思いますね。
その時の渋谷陽一さんのラジオ番組は、
EL&Pの新譜「ラヴ・ビーチ」を特集する時が、
奇しくも最終回であったと記憶いたしております。
私自身は、
今もそうですが、
あまり難しい事は解らない高校生でしたので、
レコードジャケットでニッコリ笑っている3人のメンバーがいるだけで、
ほぼ、満足でした。
それでも、
「恐怖の頭脳改革のあの迫力はどこへ行ってしまったのか?」
と高校生なりに感じていた事は確かですけどね。
アトランティックレコードの思惑によって、
なかば強制的に嫌々作る事になったアルバムであるとは、
後にキーボード・マガジンに掲載されたキースのインタビューを読むまでは、
日本のファンのほとんどの人が知らなかった事であると思います。
で、この「欲しいのは君だけ」のシングル盤ですが、
プレス枚数が少なかったのではないかと推定されます。
人気も下降気味でしたので、多く作る必要性もなかったのでしょうけどね。
雑誌や書籍のEL&Pものの特集で、
シングルを含めたディスコグラフィーの写真を掲載する事があります。
「キース・エマーソンインタビューズ」や
「レコードコレクターズ」のシングルジャケット写真には登場しないのです。
「フロム・ザ・ビギニング」等は漏れなく掲載されていますけどね。
「プログレッシヴロックの70年代のvol.2」において、
ようやく「欲しいのは君だけ」のカラージャケット写真を見ることができたように記憶いたしております。
EL&Pファンの中でも、あまり好意的な扱いを受けていないアルバムからのシングルカットなので、あえて網羅する必要もないという見方もあるのかも知れません。
EL&Pは、精神的にも疲弊していた状況下の中で、プロの音楽家として、
レコード会社との義務を苦悩しながら果たさざるを得なかったわけですが、
このシングル盤も、その苦悩時代の一つの証でもあります。
諸外国でシングルカットされたかは別として、日本ではトップバンドであった時期もあったわけですから、
その記録に対する敬意と解釈する事が妥当ですね。
アルバム「ラヴ・ビーチ」そのものに関しては、
別途、付記する事もありますので、またの機会に書くことになると思います。
2011年12月5日 yaplog!

画像① 表

画像② 裏
A面 欲しいのは君だけ(All I Want Is You)
B面 孤独なタイガー(Tiger In A Spotlight)
アルバム「ラヴ・ビーチ」からのシングルカットです。
このシングルはリアルタイムでかなり前に店を閉じている地元のレコード店から購入しました。
高校生でお小遣いも限られていましたが、
EL&Pの事以外は頭になかった時ですので、
シングルレコードの少ないEL&Pのシングルは、
充分に購入に値しました。
この「All I Want Is You」に限って言えば、
渋谷陽一氏が自身のラジオ番組で取り上げた時、
そんなに批判はしておりませんでした。
歌詞はともかくとして、
キースのキーボードの音色、
グレッグのヴォーカル、
あるいは楽曲そのものなど、
これまでのエマーソン、レイク&パーマーの短めの曲との、
大きな開きは感じられなかったからであると思いますね。
その時の渋谷陽一さんのラジオ番組は、
EL&Pの新譜「ラヴ・ビーチ」を特集する時が、
奇しくも最終回であったと記憶いたしております。
私自身は、
今もそうですが、
あまり難しい事は解らない高校生でしたので、
レコードジャケットでニッコリ笑っている3人のメンバーがいるだけで、
ほぼ、満足でした。
それでも、
「恐怖の頭脳改革のあの迫力はどこへ行ってしまったのか?」
と高校生なりに感じていた事は確かですけどね。
アトランティックレコードの思惑によって、
なかば強制的に嫌々作る事になったアルバムであるとは、
後にキーボード・マガジンに掲載されたキースのインタビューを読むまでは、
日本のファンのほとんどの人が知らなかった事であると思います。
で、この「欲しいのは君だけ」のシングル盤ですが、
プレス枚数が少なかったのではないかと推定されます。
人気も下降気味でしたので、多く作る必要性もなかったのでしょうけどね。
雑誌や書籍のEL&Pものの特集で、
シングルを含めたディスコグラフィーの写真を掲載する事があります。
「キース・エマーソンインタビューズ」や
「レコードコレクターズ」のシングルジャケット写真には登場しないのです。
「フロム・ザ・ビギニング」等は漏れなく掲載されていますけどね。
「プログレッシヴロックの70年代のvol.2」において、
ようやく「欲しいのは君だけ」のカラージャケット写真を見ることができたように記憶いたしております。
EL&Pファンの中でも、あまり好意的な扱いを受けていないアルバムからのシングルカットなので、あえて網羅する必要もないという見方もあるのかも知れません。
EL&Pは、精神的にも疲弊していた状況下の中で、プロの音楽家として、
レコード会社との義務を苦悩しながら果たさざるを得なかったわけですが、
このシングル盤も、その苦悩時代の一つの証でもあります。
諸外国でシングルカットされたかは別として、日本ではトップバンドであった時期もあったわけですから、
その記録に対する敬意と解釈する事が妥当ですね。
アルバム「ラヴ・ビーチ」そのものに関しては、
別途、付記する事もありますので、またの機会に書くことになると思います。
2011年12月5日 yaplog!