EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

トリロジー 販売店プロモ用 告知ペーパー

2015-03-27 09:18:46 | チラシ(フライヤー)類、EL&P関連
トリロジー 販売店プロモ用 告知ペーパー



先般、河出書房のリンゴ・スターのムック本を取り上げましたが、
その中に元オフコースのドラマーを務めていた大間ジロー氏の文章が掲載されていました。

少年時代にラジオにリクエストした時の思い出等も語っており、
住んでいた県名と町名がそのまま綴られていました。

私の生まれ育った町なのですが、
まさか、その書籍で町名を目にするとは、思っていなかったので、ちょっと驚きました。

地元では大間ジロー氏がプロになった事は、
オフコース以前に所属していたバンドの頃から知られおり、
ローカル紙にも紹介されたりしていましたが、
この全国版のムック本に町名がそのまま出てくることは想定外でした。

その元いたバンド名は、「ザ・ジャネット」と言います。

以前、mixi内の日記で綴りましたが、
大間ジロー氏がパーソナリティーを務めていたラジオ番組がありまして、
今だから語れるエピソードを紹介していたわけです。

「デビューシングルのジャケットには、アビー・ロード・スタジオでの録音と記されているが、
手違いがあって、実際は、アビー・ロード・スタジオに辿りつく事ができないまま、戻ってきた。」

というものでした。

つまり、アビー・ロード・スタジオで録音をしていないが、箔を付けるために、虚偽記載をしていたというわけです。

とは言え、これで通用するのが、70年代という時代だったという事でもあります。

このピンクの告知ペーパーですが、

「快挙!このアルバムはアメリカに先駆けて発売されるものである。」

という謳い文句があります。

今でこそ、日本の会社が、米国の会社の資本を持つ事の影響もあってか、
日本先行発売というのを時々目にする事もできますし、

ミュージシャンの勢いとか知名度は別として、
2008年リリースのキース・エマーソン・バンドのスタジオアルバムも、
日本先行発売との記述がありました。

音楽会社の努力による(?)日本先行発売も、
購買者側としては、それほどの有り難みを持って捉えているとは言い難く、

「へぇ、そうなのか」

程度の認識だと思います。

しかし、当時は、「快挙!」だったという事ですね。

この「アメリカに先駆けて」の記述は、
おそらく本当の事だと思いますし、
これが一つの「箔」という事だと思いますが、

上述した大間ジロー氏の発言に見られるように、
仮に嘘の「箔」であったとしても、
それを確かめる必要性すら感じないほどの、
EL&Pの勢いだったという事になると思います。

以上。

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