EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

恐怖の頭脳改革の紙ジャケCDでの再現帯について

2018-03-16 13:13:45 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
恐怖の頭脳改革の紙ジャケCDでの再現帯について

ビクターエンタテイメントさんでは、
70年代にリリースされたEL&Pのアルバム全てを、
一挙に紙ジャケットCD化にするにあたり、
ワーナーアナログ盤時代の帯を出来る限り忠実に再現した帯を付ける事になりました。

このブログで何度か述べましたように、
被せ帯仕様のものでした。

再現するとは言っても、
当時のレーベルのマークまでは、
販売上の都合で入れるわけにはいかないらしく、
アトランティックのロゴなどは、
入っていないわけです。

「恐怖の頭脳改革」は、
EL&P独自のマンティコアレーベルになってからの作品なのですが、
これも、別会社のマークである事には違いないという判断が為されたためか、
マンティコアマークが抜かれてしまっています。

ディスクユニオンさんが販促で制作したミニチュア帯に関しては、
ザ・ナイスのアルバムの帯のカリスマレーベルのマークが、
抜かれている場合もありましたが、
「恐怖の頭脳改革」のミニチュア帯に関しては、
マンティコアマークを抜かずに再現したわけです。


向かって左
ディスクユニオン販促品帯
向かって右
国内初紙ジャケットCDの帯
こうして並べてみると、
ビクターエンタテイメントさんは、
タイトルとバンド名の文字の部分の下地の色を、
白くしているのが解りますね


ただ、
この紙ジャケットCD化の時の、
CDの盤面を見ますと、
全てのCDの盤面にマンティコアマークが使用されています。



これから言える事は、
マンティコアマークと言うのは、
EL&Pの過去のレーベルと言うよりは、
EL&Pを象徴するマークの一つとして位置づけされたのであると考えます。

そう考えた場合、
今後、再リリースCDで「恐怖の頭脳改革」の帯を再現する場合、
マンティコアマークを抜きとった帯にする必要は、
ないのではないかと思います。

実際、ピート・シンフィールドの紙ジャケットを、
制作した折りには、
再現帯ではないにせよ、
マンティコアマークを入れ込んでいました。

(この時点では、スチュワート・ヤングの管理のもと、
マンティコアレーベル自体が何らかの形で機能をしだしたのでしょう。)

「恐怖の頭脳改革」の再現帯は、
マンティコアマークがあってこそ落ち着くと考えているのは、
私だけではないと思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村