エイジア ファンクラブ 会報 AURORA No.4
表紙
およそ、1年ぶりに取り上げる、
90年代のエイジアのファンクラブの会報です。
本号は1991年の9月の発刊。
装丁は前回と同じ仕様で、
背表紙のある製本。
表紙と裏表紙を含めず、
全36ページ。
前号は、ジェフ・ダウンズが表紙でしたが、
本号は、カール・パーマーが表紙に選ばれています。
但し、内容に関しては、
ジェフ・ダウンズがメインになっていますね。
ちょうど、ジェフが、1991年の「東京大華火祭」にて演奏をする「THE COLLECTOR」のメンバーとして来日しており、
それに伴って、ファンクラブのメンバーと交流を深める時間をあったようなので、ジェフから聞く事が出来たエイジアのメンバー周辺にまつわる情報とかが、メインに据えられている感じです。
集う事のできたファンによると、
ジェフは、ミュージシャンとは思えないほど、
優しくて気の付く良い人だったようです。
前号で、カールがEL&Pに行く事になった事が知らされたわけですが、
読者からのレターでは、カールがエイジアを脱退した事を嘆く声が、
ところどころにありました。
また、本号においては、ウェットンが脱退してしまったという、
エイジアファンにとっては、あまりにも残念なお知らせが、
もたらされています。
この悲しみを補うという事からも、
「バンドの屋台骨であるジェフがいる限りエイジアは不滅です。」
という気持ちをエイジアファンとして共有しなければという意識が、
かいまみえるようになっている感じもあります。
会報に記載されている、
ウェットン脱退の理由が米国でソロアルバムを制作するためという事のようですが、
本当の理由というのは解りかねますね。
この時点での会報内の記載によると、
カールの脱退後にドラマーとして、
サイモン・フィリップスの名前があがっていたのですが、
結局は、カール・パーマーのままで行くという事で落ち着いたようです。
その根拠として、
「カールはEL&Pの再結成に参加したが、エイジアとEL&Pの掛け持ちでいくそうで、EL&Pは、ツアーはせずにアルバム発表のみで留まる。」
という流れの中にあったようです。
これは、まだ、「アクア」がリリースされる前でもあり、
EL&Pにしても、メンバーを一箇所に集めてアルバムを制作させる事に主眼が置かれていて、その先に関しては、未知数だったのでしょう。
結果として、カールのその後は、
エイジアよりもEL&Pが好きなファンにとっての朗報に動いていきました。
こうしてみると、
エイジアのファンというのは、
EL&Pファンよりも、
なかなかシンドイ思いを積み重ねていると、
思わせられますね。
「ゼン・アンド・ナウ」で、
再集結したと思って喜んでいたら、
ジョンが脱退。
この時点では、
世紀を超えてから、
オリジナルメンバーで、
アルバム数枚制作できるようになろうとは、
思ってもいなかったでしょうから、
エイジアのコアなファンの気持ちが、
年月を経て実る事になったと言えます。
以上。
EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。
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