EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ジョン・メインオール ファンクラブ 会報 BLOW-UP No.4

2019-06-07 13:07:08 | EL&Pのメンバーがメジャーになり始めた前後の周辺資料
ジョン・メインオール ファンクラブ 会報 
BLOW-UP No.4



画像 「No.4」以外は「No.3」と同じ表紙デザイン

平成最後の日に、「BLOW-UP No.3」に掲載されていたナイス関連の記事を載せてみましたが、
本号にも、ナイス関連の記事が2箇所ほど、掲載されていました。

ちなみに会報の仕様は「No.3」と同じですね。
表紙裏を1頁として全20頁。

記事の1つは、ナイスのツアーとサードアルバムに関するものです。

4頁の中頃にNEWS記事は、

* 8月の中旬から6週間に渡る ナイスのアメリカ旅行は11月14日に延期されました。この為彼らはヨーロッパ演奏旅行中です。
  また彼らの新しいシングル盤は9月にイギリスとヨーロッパ大陸で発売されます。3枚目のLP”NICE”(ライブ・アルバム)は既に発売されました。

というものです。

それと、
7頁から10頁にかけて
「☆ NATIONAL JAZZ & BLUES FESTIVAL REPORT 」というのが掲載されています。
8月の8日、9日、10日の3日間にわたって、行われた9回目のフェスティヴァルとの事。
開催場所はサセックス州プラムプトン・レース・コース。
メロディー・メーカー紙に載った記事をまとめて、みなさんにお知らせするという事で、
最終日に行われたナイスの演奏に関して、クリス・ウェルチのレポートの翻訳があります。

これに出演していた主なアーティストですが、

8日は、ピンク・フロイド、ソフト・マシーン、ブラッサム・トォウズ、キース・ティペッツ・バンド
9日は、フー、イエス、ロイ・ハーパー、ザ・ストローブス
10日は、ナイス、ファミリー、

このほかにジャズ系のミュージシャンも幾つか演奏していたようです。

以下抜き書き。

日曜日――クリス・ウェルチ

 日曜日のハイスポットはナイスのオルガニスト、キース・エマーソンとニューヨーク・フィルハーモニックのトップ・コンダクターであるジョセフ・イガー氏です。
 ナイスはロンドン・シンホニー・オーケストラのメンバーを含めた41人の弦楽器及びホーン・プレイヤーといっしょに演奏をしたのです。若者達は礼服を着たヴァイオリニストやセロ弾きの出現に一瞬、戸惑いましたが、すぐに落ち着きました。彼は昼間4時間だけリハーサルを行うことができました。そして彼らが克服しなければならなかった大事な点は、ナイスのオールエレクトリックな音とシンホニーのオール・アコースティクな音とのボリュームのパワーの調整でした。それはイガー氏が一生懸命援助してくれました。彼らはバッハのブランデンブルグ協奏曲、シベリウスのカレリア組曲、そしてリー・ジャクソンが独特なしわがれ声とごきげんなベースを聞かせる シー・ビロングス・トゥ・ミーを演奏しました。

抜き書き終わり。

「BLOW-UP No.3」を取り上げた時に、
ナイス関連の内容から、「少年易老学難成」のリリース後の会報かと思っていたのですが、
どうやら、国内盤の「少年易老学難成」が発売される以前に、
英国からの情報の翻訳を載せていたようですね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年6月7日 yaplog!
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (にゃん)
2019-06-07 14:33:26
興味深い情報ですね。面白く読ませて頂きました。
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Unknown (torioden)
2019-06-12 16:52:50
>にゃん様

キース自伝の翻訳では、キング・クリムゾンも出演したような事になっていました。ただ、この会報には、ロック界では知られていないと思われるジャズ系のグループの短めのコンサートレポートもあるのですが、キング・クリムゾンには触れていませんでした。
自伝にはNME誌の方のコンサート評が転載されていたので、リアルタイムでのクリス・ウェルチの評の翻訳が載っていたのは想定外でした。
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