ベースマガジン1994年9月号
画像① 表紙
グレッグの名前がない
画像② 内容の一部
本誌のインタビューは、「イン・ザ・ホット・シート」リリース直前ぐらいに、
電話によって為されたものです。
モノクロ見開き2頁ですが、1頁は、インタビューへの序文なので、
インタビュー自体は、1頁に細かくまとめられています。
収録された楽曲への問いかけ等は、ほとんど無くて、どうやって曲をつくったかとか、
アルバムタイトルの意味するところなどを尋ねています。
あと、ベースマガジンなので、楽器に関しても聞いていますね。
アルバムが完成し「イン・ザ・ホット・シート」がどのようなチャートアクションを見せるのかも、
解らない状態でのインタビューです。
グレッグがいうには、アルバムタイトルは、常にバンドが置かれている状況を示しているとのこと。
アルバムをリリースする度に、批評家から酷評をされてきた事もあり、バンドは電気椅子に腰掛けているようなものであると、いう事を暗に含めたかったようです。
キース・オルセンが「イン・ザ・ホット・シート」のプロデューサーになった経緯等が述べられておりまして、
前年のEL&Pコンサートを見て、終了後に楽屋裏を訪れ、
「EL&Pのファンなので、LAでアルバムを制作するなら、是非、プロデュースをさせてくれ」
とアピールしてきたとの事。
Fleetwood Mac(フリートウッド・マック)のメガヒットアルバム「噂」をプロデュースした輝かしい実績もありましたので、
EL&P側としては、過去の栄光をもう一度みたいな気持ちもあったろうし、それを成し遂げるための準備としては、渡りに船の人材と考えたのかも知れません。
これによって、
キース・オルセンは、まず、「リターン・オブ・ザ・マンティコア」に参加します。
4枚組のベストボックスという事もあり、多くの売り上げは当初から期待もしていなかったでしょうから、仕事自体は、スムーズに進んだようなので、
「ブラック・ムーン」に続くニューアルバムも担当する事になったみたいです。
今日においては、「イン・ザ・ホット・シート」はセールス的には、EL&P史上、比類のない敗退を招いている事は周知の事実ですが、
制作の段階で、果たして売れるのかどうかは、プロデューサーやバンド自体も、客観視できていなかったでしょうね。
本誌に書かれていたわけではありませんが、
「イン・ザ・ホット・シート」を「EL&P史上、最高のアルバムだ!」と評した関係者もいたわけです。
この段階で、多くのEL&Pファンが求めていたものと、制作スタッフの考え方は、全く相容れぬものとなっていたわけです。
まぁ、EL&Pファンに迎合していたのでは、メガヒットは望めないという制作サイドの考えもあったとは思いますけど。
当ブログでは、ブラック・ムーンのプロデュースを務めたマーク・マンシーナに関しては、好意的に取りあげてきましたが、
「イン・ザ・ホット・シート」のプロデューサーのキース・オルセンが、やりたかった事が今一つ解りかねますね。
いずれ、EL&Pの持つ良さを引き出す事は、キースの腕の病の事情も重なって、うまくいかなかったという事ですね。
以上。
本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物、
あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになれば幸いです。
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2013年8月2日 yaplog!
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本誌のインタビューは、「イン・ザ・ホット・シート」リリース直前ぐらいに、
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アルバムが完成し「イン・ザ・ホット・シート」がどのようなチャートアクションを見せるのかも、
解らない状態でのインタビューです。
グレッグがいうには、アルバムタイトルは、常にバンドが置かれている状況を示しているとのこと。
アルバムをリリースする度に、批評家から酷評をされてきた事もあり、バンドは電気椅子に腰掛けているようなものであると、いう事を暗に含めたかったようです。
キース・オルセンが「イン・ザ・ホット・シート」のプロデューサーになった経緯等が述べられておりまして、
前年のEL&Pコンサートを見て、終了後に楽屋裏を訪れ、
「EL&Pのファンなので、LAでアルバムを制作するなら、是非、プロデュースをさせてくれ」
とアピールしてきたとの事。
Fleetwood Mac(フリートウッド・マック)のメガヒットアルバム「噂」をプロデュースした輝かしい実績もありましたので、
EL&P側としては、過去の栄光をもう一度みたいな気持ちもあったろうし、それを成し遂げるための準備としては、渡りに船の人材と考えたのかも知れません。
これによって、
キース・オルセンは、まず、「リターン・オブ・ザ・マンティコア」に参加します。
4枚組のベストボックスという事もあり、多くの売り上げは当初から期待もしていなかったでしょうから、仕事自体は、スムーズに進んだようなので、
「ブラック・ムーン」に続くニューアルバムも担当する事になったみたいです。
今日においては、「イン・ザ・ホット・シート」はセールス的には、EL&P史上、比類のない敗退を招いている事は周知の事実ですが、
制作の段階で、果たして売れるのかどうかは、プロデューサーやバンド自体も、客観視できていなかったでしょうね。
本誌に書かれていたわけではありませんが、
「イン・ザ・ホット・シート」を「EL&P史上、最高のアルバムだ!」と評した関係者もいたわけです。
この段階で、多くのEL&Pファンが求めていたものと、制作スタッフの考え方は、全く相容れぬものとなっていたわけです。
まぁ、EL&Pファンに迎合していたのでは、メガヒットは望めないという制作サイドの考えもあったとは思いますけど。
当ブログでは、ブラック・ムーンのプロデュースを務めたマーク・マンシーナに関しては、好意的に取りあげてきましたが、
「イン・ザ・ホット・シート」のプロデューサーのキース・オルセンが、やりたかった事が今一つ解りかねますね。
いずれ、EL&Pの持つ良さを引き出す事は、キースの腕の病の事情も重なって、うまくいかなかったという事ですね。
以上。
本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物、
あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
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当事、雑誌のレビューで好意的な紹介記事を読んだ記憶があります。
でもあまり聴いていません。
図らずも”電気椅子”アルバムになってしまいましたね。
コメントありがとうございます。
イン・ザ・ホット・シートは、amazonのレビューでも、好意なレビューが見られますし、
個々の曲で良いものもあるので、全く悪いとは思っていないのですが、
仮にポップログレを目指すとした場合、
オリジナルメンバーエイジアや90125イエスには、全くかなわいわけなので、従来のEL&Pらしさに近いところで勝負した方が良かったと思ってはいますね。