ファーストリテイリングの柳井氏。
昨日の日経新聞の辛言直言『大学変えねば日本は沈む』。
1年生に内々定は、『ショッキング』である。
①大学の役割改革・・・生涯学習機能の強化と、起業家育成機能の拡充
②教員の人事評価・・・社会変化に合わせて講義し、教える技術の向上を目指し、
できない教員は、『大学に居続けられなくする』
③大学会計制度の見直し・・・企業並みの会計制度
④大学の監督制度・・・文部科学省による監督体制を廃止し、学問の自由を優先
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うーーーーーーーーーーーーーーーーーーん、納得できるところと、
全然納得できない部分がある。
一番は、『社会インフラとしての教育の位置づけ』の議論が、『ボッコリ』抜け落ちているし、
日本の大学全体の議論なので仕方ないかもしれないが、
いや、『日本の大学全体』で議論できるほど『単純な大学』ではない。
しかし、『グローバル経済』の先端で走っている実感としての
大学に対する不満としては、おおむね理解出来るし、共感出来るし、
いや、むしろ『ユニクロファン』である私としては、柳井さんをリスペクトしているし、
うーーーーーーーーーーーーーん、しかし、私の日々の実感との乖離は、大きいし・・・。
哲学者の萱野さんが言う『健全なナショナリズム』が、柳井さんの提案に
欠けているからなのだろうか?
大前研一さんが何かで書いていたが、柳井さんもメチャクチャ若く見えるが、
世界に進出して、旗艦店のテープカットしにいくために飛行機に乗るだけでも
かなり、しんどいであろうし、体力も限界ではないか?
もちろん、日本が好きであろう柳井さんの愛情が大前提であろうが、
柳井さんの後継者が欲しいという思いが、柳井さん自身が行き過ぎかもしれないと言う
『1年生に内々定』を行う真意ではないか?