教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

迷曲

2013-04-13 | 日記

歌ってる本人たちにまったく悪い感情などは持っていないし、ファンの人たちにも同様なんだけど、

華原 朋美の「I'm proud」、安室奈美恵の「Can you celebrate?」っていい曲か?

みんな大好きで超名曲みたいな扱いになってるけど、俺はダメだなあ。

詩もメロディもどうも恥ずかしい感じに聞こえる。どうしても幼稚で恥ずかしくなってしまう。悪気はないんだけど。

「♪体中から涙こぼれていたあ~・・・」って歌われてもなあ。

小室さんの詩って「なんとかだった」「こうだった」「ああだった」って自分の大変だった過去を説明するの多いよね。

多分世代の差だな。あと10歳くらい若かったら、いい曲に感じたのかもしれない。

安室は沖縄の曲もあったね。あれも同様だなあ・・・。沖縄サミットでプーチンなんかの前で歌わされた気がするけど、

気の毒だったな・・・。もうちょっとまともな曲だったら良かったのに。

Sweet 19 blues」ってのも個人的にはヒドかったな。あくまで個人的意見よ。

でも小室さんっていい曲もいっぱいあるんだよな。全部は知らないけど、「あ、凄くいい曲」って思う曲も

結構あったもんな。不思議なもんだな。ポップで人のかけない曲をかける人ではあるんだよな。

俺ごときが偉そうで申し訳ないんだけど、個人的感想ね。


結婚式で「Can you celebrate?」をかける人も多かったんでしょ?確かにぴったりだね。

俺がダンナだったら止めると思うけど(苦笑

ちなみに俺はKISSの「Beth」とポールマッカートニーの「My love」をかけたよ。なんか大事な場面だった

と思うけどさ。随分昔の話だから忘れちゃったけど(笑)。

ま、人それぞれだからね。他の人から見たらダサい選曲ってなることもあるだろうけどね。

「♪エンダア~イヤア~・・・」よりはいんじゃない?(笑)


歌詞2

2013-04-13 | 音楽的アドバイス

続きなんだけど、歌詞って小説なんかとは違って、ストーリー性よりも「単語」ってのが凄く大事になる場合も

あるよね。歌える文字数が限られているので、「単語」で多くを語る必要があるね。

小説なんかだと色んな言い回しでいくらでも説明がつくけど、歌詞の場合は制限があるからね。

「日が暮れた・・・・」って言うより「たそがれ」とか「夕日が・・・」とか色を連想する単語を使う方が、その曲の

印象が強くなる気がするね。

「寒い一日だった・・・」って説明するより「木枯らしが吹いていた」とか「コートの襟を立てて」なんかの方が

情緒もあるし寒そうな感じがするよね。例えが昭和の歌謡曲になっちゃったけど(笑)。

 

そんな感じに「歌詞」って物はなんか普通の文章や日本語、文法とかを超越したジャンルじゃないかと

思うんだな。たまに意味不明だけどなんとなく心に残る歌や歌詞ってあるじゃない?あれ不思議だよね。

やっぱりメロディってものがあってそこに意味がある単語が載ることによって新しい表現方法になっているんじゃ

ないかと思うね。

最近の直接過ぎる歌詞と言うか、単語の羅列は閉口するけど、歌詞、単語とメロディって凄い力を持って

いるんで、どちらかと言うと、「意味が通じるけどインパクトが弱い」より「意味不明だけど心の残る」歌詞の

方が曲として聞いた場合、いいときもあるので、そこは小説的に考えるのではなく、あくまで、曲として、

音楽として考えた方がずっといい。

 

ごくたまにね、「不自然だったので」とか「子供っぽかったので」などの理由で、歌詞を変えましたって言われて

聞いてみたら、意外と普通になっちゃって、前の方がインパクトがあったな・・・なんて場合もたまにあって、

不思議だなあって思うよ。だって確かに直した方が理路整然としていて、きちんと出来上がってる。

だけど、歌として聞いたとき、前の方が心にグっと入ってくる強さがあるなあ・・・って場合もあってさ。

そういうのって、文法とか文章とかストーリー性とかじゃないんだよね。きっと「単語」だよね。

説明文になっちゃうとピンと来ないんだな。歌の場合ピンと来るか来ないかは結構大事だよね。

単語のもつインパクトと発音はこと「歌」に関してはかなり重要事項のひとつなんだね。

 

それともう一つ「語尾」ね。この「語尾」ってのも結構大事だと思う。

フォークソングの特殊な語尾の一つに「~なのです」って流行った時が合ってさ。言ってることがまったく

同じでも「~なのです」って言われると独自の言い回しになってなんとも当時は若者っぽくオシャレに感じたものだ。

内容がどうのこうのよりも、この「なのです」だけでその曲のイメージがバシっと決まっちゃう。

 

以前にT☆ROCKSで、あるアーティストの曲で語尾が「~だもん」って締めくくる歌詞があって、それが「~から」に

代わっていたのね。確かに変更後の方がまとまっているんだけど、「~だもん」のインパクトにはかなわないんだなあ。

だって「だもん」だよ。こりゃ、強いよ!

ま、イメージ的に変えたかったんだろうから、それでいいんだけど、語尾をちょっと変えただけでこんなにも

大きく変わるのかと、歌って深いな~と思ったよ。メロディと単語の組み合わせは本当に凄い。

 

「発音」に関しては歌ではないけど、小島よしおの「はい、オッパッピー」がいい例だな(笑)。凄い破壊力。

破裂音だから強力なインパクトがあるって分析がされていたけど、確かにこれが例えば「オットットー」だったら

ここまでのインパクトはないな。


歌詞

2013-04-13 | 音楽的アドバイス

歌の歌詞について、考えてみたいのだが、個人的な考えで言うと、歌詞はメロディよりも低い位置にいる。

俺個人の意見ですよ。例えば自分の歌で、「君が好き」と入れるとメロディに不具合が出る場合、平気で

「君が嫌い」に直してもOKなくらい、歌の歌詞に関しては無頓着だったりする。

あくまで自分の歌に関してだけど。

まあ、でも歌詞に凄く感じ入ることも確かにあるし、両方プラスで泣けるほどいい歌になるのもよくわかってる。

昔のフォークソングとかね。歌詞が物凄く大事。もし「神田川」が金持ちの歌だったらどうにも情緒がないし、

「22歳の別れが」別れない歌だったらシャレにならん。また、「イマジン」が、君が好きだぜベイベーって歌だったら

こんなにヒットしてないだろう。

まあ、洋楽も良く聞いていたんで、余計にね、別に歌詞の内容がわからなくても曲が良ければいいやって

思う場合も多かったと思うんだけどね。第一、昔は結構訳詩が無い場合も多くて、シングルレコード買っても

英詩は載ってるけど、訳が載ってないことも多かったんだ。

大好きなスージークアトロの新曲を辞書片手に訳したもんだ。

まあ、そんなんだったんで歌詞がメロディより勝っちゃうと実はあんまり好きではない。

好きでないパターンの一つに虎舞竜のロードみたいな歌詞が物語になってるパターン。「ANAK(息子)」とかさ。

例えが古いな。

曲のダメだしではなくて、あくまでそのパターンの歌詞が好みではないってことだけどね。

物語すぎるとどうもね。さだまさしの「雨やどり」とか「関白宣言」とかさ。

一回聞いちゃうとネタバレしちゃう歌ね。「結局、死んじゃうんでしょ?」みたいな・・・。

あとはあんまりメッセージ性が強いのもどうもな。日本はあんまり政治的にメッセージがこもった曲って

少ないんだけど、海外はよくあるよね。戦争が多かったからかな。ベトナム戦争に関しての曲は多かったね。

俺は子供だったし、日本人で戦争が身近でなかったからピンと来なかった。

古いフォークソングはメッセージ性が強いけどね。いつの間にか色恋沙汰を歌うようになったけど、それでも

メッセージ性は割と強い曲が多いと思うな。

 

もう英語の場合はさ、メッセージ性が強かろうとデタラメだろうとあんまりわからないからね。

ビートルズのポールの歌詞は適当なのが多いって、確かに訳詩を見ればわかるんだけど、

結局メロディが良ければ気に入っちゃうんだな。日本人だからね、内容はないよう。

 

でも当然、メロと詩がいいのは最強にいいことなんで、オリジナルを作っている人はぜひがんばって、

いい詩を書いてほしい。説得力ないかもしれないけど、両方が合わさって、ジーンとくるいい歌ってあるもんね。

特にソロでやっている人なんかはその人となりが出るからね。等身大で自分の心情を描くか、想像で書くかは

自由なんだけど、自分が「これしかこのメロには合わない」って感じる歌詞、言葉を入れるようにしよう。

絶対、ピッタリくる単語ってあるもんなんだよね。