虹伝説
最近、グラハム・ボネットとジョー・リン・ターナーがライブをやったそうだ。
中野サンプラザだったかな・・・。二人同時にね。レインボーやパープル、アルカトラズなんかの曲をやったんだろう。
40代以上のハードロック好きにはこの二人と、ロニー・ジェイムス・ディオ、イアン・ギラン、デビッド・カバーデイル、
グレン・ヒューズなどのリッチー・ブラックモアと縁のあるボーカリストにはかなりの思い入れがある人が多いだろうね。
特にグラハムとジョーリンはリッチーがパープルを辞めた後、レインボーでの中期、後期と、よりマーケット的に成功を
おさめたときのボーカリストだから、人気もあったしかなり印象に残っている、なかなかの大物アーティストだよね。
でもまあ、時代は流れ、この二人がパックで来日して、一緒にレインボーの曲を歌うわけだ。
しかも2階席は封鎖されていたらしい。
そうか・・・この二人くらいじゃそんなに人集められないか・・・。まあ、バックも日本人だしな。
AKBだのユニクロ、もとい、ももクロとか騒いでいる国じゃ、時代遅れも甚だしいよな。
かわいくないもん、二人とも(笑)。今、世界中は”かわいい”がキーワードだぜ。
↑80年代頃のグラハム・ボネットね。
これは結構あとだな。1990年代か・・・?。ジョー・リン・ターナー。
いまいちピンと来ない人に説明すると、グラハムは「オール・ナイト・ロング」とか「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」なんかで
ヒットしたね。ジョーリンは「アイ・サレンダー」とか「スポット・ライト・キッド」とか・・・。
それでもあんまりピンと来ないか(苦笑
ちなみに「オール・ナイト・ロング」は当時メンバーだったドラムのコージー・パウエルがコマーシャル過ぎるから
嫌いって言ってた曲。多分「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」も好きじゃなかったろうな。
でもラジオでかかることを狙っていたリッチーの戦略は当たって大ヒットしたね。曲がいいもん。
リッチーの何が凄いってギター演奏で凄いと思ったことはないんだけど(ギタリストじゃないんであんまり興味ない)
曲作りが抜群にうまいってことだよ。ポップなやつもヘビーなやつもとにかく楽曲、メロディがしっかりしてて凄く
かっこいい曲を作る。「レインボーに捨て曲なし」って名言があるくらい。(全曲は知らないんだけど)
でも皮肉にもこの2曲のPVでのコージー・パウエルの叩き方のかっこよさって相当だよ。
手首をクイってひねってシンバルを叩くのが凄くかっこいい。コージーが大分ドラム人口を増やしたってのも
当たってるよね。こんなかっこいいドラマーあんまりいなかっもんな。日本ではYOSHIKIか?ま、賛否両論は
あるだろうけどカリスマ人気によって、楽器をプレイする人が増えることはいいことだ。
それにしてもグラハムが65歳でジョーリンが62際だって?冗談みたい・・・・。いや、グラハムはまあ、そんなもんかって
気もするけど、あの若々しくて美少年然としていたジョーリンもあんまり変わらないの?
10歳くらい若いと思ってた。
16分音符で下品にバタバタバタ・・・ってツーバスをやりだしたのはこの人が最初かな?(笑)。
手をクロスして叩くのがかっこいいんだよね。
ユーチューブで「オール・ナイト・ロング」、「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」を検索!
ちなみに、コージーはもういない。そしてディオも近年亡くなった。
ついでの話で申し訳ないけど、ディオは個人的にもっともすぐれたボーカリストだろうなあと思う。好き嫌いはあるかも
知れないけど、あの圧倒的な歌唱力、声量に加えて、表現力も凄いもんね。もうお腹いっぱいってなるくらい(笑)。
以前、エアロスミスの「ドリーム・オン」を歌ったことがあって、アウトロのサビで1オクターブ上がるところが
あるんだけど、スティーブン・タイラーは裏声シャウトなんだけど、あそこ地声で歌っちゃったもんなあ。