蕃神義雄 部族民通信

レヴィストロース著作悲しき熱帯、神話学4部作を紹介している。

Office365のDictate機能は使えるか?下

2023年04月30日 | 小説
(2023年4月30日) 文章を読んで文字起こしして、校閲させて(ワード « vérification » 機能)ハードな紙の説明資料にする。それを « lecture » 読み上げさせてマイクで拾えば動画が完成する。小筆(部族民蕃神)はワードを多言語化(デフォルトの日本語英語に加えフランス語)しているので、フランス語での « vérification » のみならず « dicter » « lecture » が可能となる。仏語文献の紹介には便利。

Office365と2016、2021を比べると、これら便利機能のすべて揃うのが365のみ、これは「サブスクリプション、年間契約」でしか手に入らない。以前から使っていた2016には « vérification » しか入っていない。 « verifi… » と英語で打つと仏語の校閲が働いて赤の波下線が入る。カーソルを当て左クリックするとvéri …に変換してくれる。当たり前の機能で珍しくもない(実は以前2020年までは仏語を導入してなかったので、この機能は使えず、間違いだらけの文章をSNSに発信していた)。
読み上げは2021で標準化されている、部族民は大枚とは言わずも、それなりの代価を支払って購入し、ラップトップを2016から乗り換えたが、肝心の « dicter » が入ってない、使い始めて気づいた。もう払っちゃった、すでに遅し、同一個人であればOfficeは2台のパソコンにインストールできるけれど)もう一台のデスクトップにはインストールを見合わせた(。
デスクトップ側はコアの2016を残し、期間限定の365仕様に収まっているから、上記文字起こしと校閲、読み上げが当面は可能である。

作業性の観点から365を価値を探ると;
これまでは書物の頁と手元キーボードを見比べて平打ちしていた。この作業は文章を暗記してキーボードを打つ「ただの」単純作業、小筆には苦手でした。一方、文字起こしでは読んで校閲をかければ粗く訂正される。粗くの意味は、仏語校閲は多くの場合àと出さずaとする、aiméをaimerとしてしまうから、文章語句の下層水準に立ち入って精査し、変換ソフトを仏語打ち込みに切り替えて、à, é, ù, îなどを手打ちする。ここまでの手間、時間がかかります。単純に経過時間の比較であれば平打入力のほうが短時間と言えそう。
利点として発音の癖、誤りを治せる効果が挙げられる。

1~2日の経験ですが狭いウ(jourのウ)と広いウ(œuf のウ)、さらにはもう一つのキツ目のウ(un peuのウ)。これらの区別が曖昧だった。さらには狭いアの鼻母音(ainsiのアン)と広いアン(unのアン)、暗いアン(angleのアン)それらもいい加減に区別していた。日本語のウとかアンに元戻りしていたようだ(仏語のウは舌の位置を奥にして口先をつぼめ具合に前に出す、鼻母音のアンには口を開く、口を前に出す、舌を奥に抑えるーなどの発声の差があるけどすっかり忘れていた)
今のところタダで仏語発音のパソコン教師を雇っているとも言える。

かく考えを巡らせ « lecture » に加えて« dicter » を日常作業に組み入れるに利点は多い。課題が出費です。



"Le Bleuet de France" フランス矢車菊会は戦傷者の支援団体。第一次世界大戦は被害を被った戦傷者救護を目的に、1918年に発足した。名の由来Bleuet矢車菊は、いまだ戦友が眠る荒廃した戦場の地面から矢車菊が咲きそろったことに由来する。
♪Je vais raconter l'histoire du grand amour d'un petit bleuet, qui etait une douce gargarite...♪ (マーガレットと矢車菊 小さな矢車菊の立派な恋の話をする、もともとはマーガレットだったのよ...Patricia Carli 歌)


WebでマイクロソフトHPに接近すると私の需要に適合するのは365Personal、一人ユーザーが5台のデバイス(パソコンは2台)で使用できる。小筆はパソコンを複数台持ちその日の気分によってラップトップにしたりデスクへと使い分ける習性を持つ。それは叶うが支払いは年間おおよそ1万3千円(税抜価格)。高いと撥ねるか、安いと受け入れるか、ここが思案のしどころ、懐具合が判断の要。
高いと切り捨てるには未練が残る。月にして1000円+、この程度の無駄出費は月には幾度も経験する。外食でそこいらにある安食堂でラーメンのチャーシュー大盛りに餃子をつけたら1000円を越すでしょう。ラーメン餃子を諦めて業務スーパーでパックおにぎり(2個で120円)に食い詰めるたらOffice365が払える。
コロナ以前にはアテネ・フランセ(東京駿河台)に通っていた。年間3期を受講すると交通費など含め¥150Kの出費。それと比べると格安です。学校の講義とパソコンアプリを比べるのは乱暴だが、今のところアテネ・フランセに再登録は考えていないから(哲学系の講座が無くなった)、仏語を喋る機会は殆どない。やっぱりサブスク申し込むかと血迷う。微妙な価格に納まっているだけに悩ましい。

無料の365改版の期限は本年10月15日、その時に決めればよろしい。今年も夏の酷暑が予想される。無事に暑さを越して秋にも生きていたら考えます。
Office365のDictate機能は使えるか?了(20234月30日)

追記:Office360の追加機能はクラウドストレージ、Teams、スマホとの連携など機能強化が他にもある。部族民はこうしたWeb空間、グループでの情報共有などの効果を判定する立場にいない。皆様各自でこうした側面を評価してください。
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