主題にある部族民通信のHPに投稿しました。
その抜粋、
前の投稿「食事作法の起源3回」ではTukuna族(アマゾン上流)、Arawak族(同下流)など、アマゾン流域に居住する(していた)先住民が伝承する(していた)神話が引用、それら部族に共通する文化の見方、特にその創成に至までの苦難が解説されている。
本投稿では後半部を解説する;
第4部 お手本のような少女たち I お嬢様であるとき II ヤマアラシの教え
第5部 オオカミのようにがつがつと I 困難な選択II マンダン風臓物料理
第6部 均衡 I 一〇個組 II 三つの服飾品 となります。
第7部 生きる知恵の規則I 傷つきやすい渡し守 II 料理民族学小論
となります。4,5部は前の1,2,3部と合わせて「文化確立」なのだが、6,7部はおもむきが異なり、「非周期性、文化破壊」をテーマとするから、別投稿で扱う。
舞台は北アメリカ、出演者は先住民。西部劇に出てくる嘘をつかない方の「インディアン」です。
写真1(同書168頁から)に主たる先住民とかつての居住域が表されています。図の右下から左に上がる曲線がアメリカ西部を潤すミズーリ川です。民族名Blackfoot, GrosVentre, Cheyenne, Hidatsa, Mandan, Arapahoなどが本書引用の神話群を伝承していた部族です。ロッキー山脈の東側に位置します。
図2(190頁)で北米大陸全体での部族配置が明瞭に見えとれます。図3は拡大している。図4はネットから拝借した。
ロッキー、プレーンズ、プレーリーの位置関係が分かります。地誌をひもとくとロッキーが岩山なのは字義とおり。プレーンズとは乾燥、タケの低い草の繁茂。プレーリーとはより湿潤、草タケはより高いをもって区別するが基準。両地域ともに森林、高木は育たないと勝手解釈しました(地理、気象学の詳細には入れません)。プレーンズは大平原、プレーリーは大草原と覚えればよろしいらしい。両者を分かつは西経100度ラインだそうです。
図5は神話で活躍するカナダヤマアラシ(Porc-epique)の分布図です。この齧歯類は木登りが得意で住みかは大木の木穴。分布図では北方(カナダ)の森林に居住し、ロッキー山脈沿いに南に広がる。神話の担い手の部族は大平原、大草原で前述「高木は育たない」の通りで、ヤマアラシを普段見かける事がない。しかし神話の筋回しに出てくる。これも本書のテーマの一つとなります。
全文およそ5000字に達するのでBlogでは掲載難しい。ぜひHP部族民通信にブラウザしてください。
左コラムブックマークのHPから。
その抜粋、
前の投稿「食事作法の起源3回」ではTukuna族(アマゾン上流)、Arawak族(同下流)など、アマゾン流域に居住する(していた)先住民が伝承する(していた)神話が引用、それら部族に共通する文化の見方、特にその創成に至までの苦難が解説されている。
本投稿では後半部を解説する;
第4部 お手本のような少女たち I お嬢様であるとき II ヤマアラシの教え
第5部 オオカミのようにがつがつと I 困難な選択II マンダン風臓物料理
第6部 均衡 I 一〇個組 II 三つの服飾品 となります。
第7部 生きる知恵の規則I 傷つきやすい渡し守 II 料理民族学小論
となります。4,5部は前の1,2,3部と合わせて「文化確立」なのだが、6,7部はおもむきが異なり、「非周期性、文化破壊」をテーマとするから、別投稿で扱う。
舞台は北アメリカ、出演者は先住民。西部劇に出てくる嘘をつかない方の「インディアン」です。
写真1(同書168頁から)に主たる先住民とかつての居住域が表されています。図の右下から左に上がる曲線がアメリカ西部を潤すミズーリ川です。民族名Blackfoot, GrosVentre, Cheyenne, Hidatsa, Mandan, Arapahoなどが本書引用の神話群を伝承していた部族です。ロッキー山脈の東側に位置します。
図2(190頁)で北米大陸全体での部族配置が明瞭に見えとれます。図3は拡大している。図4はネットから拝借した。
ロッキー、プレーンズ、プレーリーの位置関係が分かります。地誌をひもとくとロッキーが岩山なのは字義とおり。プレーンズとは乾燥、タケの低い草の繁茂。プレーリーとはより湿潤、草タケはより高いをもって区別するが基準。両地域ともに森林、高木は育たないと勝手解釈しました(地理、気象学の詳細には入れません)。プレーンズは大平原、プレーリーは大草原と覚えればよろしいらしい。両者を分かつは西経100度ラインだそうです。
図5は神話で活躍するカナダヤマアラシ(Porc-epique)の分布図です。この齧歯類は木登りが得意で住みかは大木の木穴。分布図では北方(カナダ)の森林に居住し、ロッキー山脈沿いに南に広がる。神話の担い手の部族は大平原、大草原で前述「高木は育たない」の通りで、ヤマアラシを普段見かける事がない。しかし神話の筋回しに出てくる。これも本書のテーマの一つとなります。
全文およそ5000字に達するのでBlogでは掲載難しい。ぜひHP部族民通信にブラウザしてください。
左コラムブックマークのHPから。