浜千鳥図鐔 寛竜齋義親
浜千鳥図鐔 銘 寛竜齋義親(花押)
浜辺の貝、松樹の三日月、飛翔する千鳥、遠くに帆掛け舟。この派の得意とする題材であり構図の、短刀用の小鐔である。さて、上下の長く構成した松樹のありようも面白いが、千鳥を下に、舟を上にしている点が見どころ。彼方に沈む太陽の反射を、舟の周囲の金真砂象嵌で表わしている。寛竜齋義親(よしちか)について詳細は不明。
浜千鳥図鐔 銘 寛竜齋義親(花押)
浜辺の貝、松樹の三日月、飛翔する千鳥、遠くに帆掛け舟。この派の得意とする題材であり構図の、短刀用の小鐔である。さて、上下の長く構成した松樹のありようも面白いが、千鳥を下に、舟を上にしている点が見どころ。彼方に沈む太陽の反射を、舟の周囲の金真砂象嵌で表わしている。寛竜齋義親(よしちか)について詳細は不明。