牛若丸図鐔 正光
牛若丸図鐔 銘 正光(花押)
この場面について、恐らく誰もが知っているであろうと筆者は思ったが、そうでもなさそうである。
源義経が、まだ牛若丸と名乗っていた子供の頃のこと。源義朝の子である牛若丸は、義朝が平治乱において敗北したことにより、一族処刑されるところであったが、まだ幼いが故に鞍馬寺にて僧となることを条件として助命された。
その後、牛若丸の近辺には天狗なる者が訪れ、夜毎、剣術と天狗が持つ秘術の手ほどきしたという。もちろん源氏の再興を義経に託した東国の手の者である。
能の題の一つ『鞍馬天狗』はこれを演出したもの。
この正光(まさみつ)は会津正阿弥派の金工。正確な描写を得意とし、山水図や歴史的に意味のある場面などを題に得ている。
牛若丸図鐔 銘 正光(花押)
この場面について、恐らく誰もが知っているであろうと筆者は思ったが、そうでもなさそうである。
源義経が、まだ牛若丸と名乗っていた子供の頃のこと。源義朝の子である牛若丸は、義朝が平治乱において敗北したことにより、一族処刑されるところであったが、まだ幼いが故に鞍馬寺にて僧となることを条件として助命された。
その後、牛若丸の近辺には天狗なる者が訪れ、夜毎、剣術と天狗が持つ秘術の手ほどきしたという。もちろん源氏の再興を義経に託した東国の手の者である。
能の題の一つ『鞍馬天狗』はこれを演出したもの。
この正光(まさみつ)は会津正阿弥派の金工。正確な描写を得意とし、山水図や歴史的に意味のある場面などを題に得ている。