蛸壷図縁頭 (鍔の歴史)
蛸壷図縁頭 乙柳軒政随
足長に蛸で思い出した。このような面白い縁頭がある。縁には海辺の風景を描き、頭をそのまま蛸壺に見立てている。その割れ目から足を出し、口からちょこっと頭(本当は胴体)を覗かせている。鉄地高彫に金銀朧銀の象嵌。蛸は写実的で質感も表情も豊か。波は文様風。蛸壺も汚れのついた様子や割れた部分が巧みに描き出されている。優れた作例である。□
蛸壷図縁頭 乙柳軒政随
足長に蛸で思い出した。このような面白い縁頭がある。縁には海辺の風景を描き、頭をそのまま蛸壺に見立てている。その割れ目から足を出し、口からちょこっと頭(本当は胴体)を覗かせている。鉄地高彫に金銀朧銀の象嵌。蛸は写実的で質感も表情も豊か。波は文様風。蛸壺も汚れのついた様子や割れた部分が巧みに描き出されている。優れた作例である。□