七五三図小柄 塚田秀鏡
日本東都市中年中行事図十二ヶ月揃小柄 塚田秀鏡作から
十一月 七五三図小柄
塚田秀鏡が十一月の風習として選んだのは、現代でも廃れることのない七五三。子供の成長を祝う意識は、古くは赤子の頃に死亡することが多かったことから、まずは三歳を祝い、次に五歳、七歳だが、このほか、十一月行われる袴着や帯解という、いずれも成長に合わせての通過儀礼もある。
一作揃い小柄として、同じ朧銀地を微細な石目地に仕上げ、強弱緩急変化のある片切彫を駆使し、その背景には金銀赤銅素銅の平象嵌を加え、色彩豊かな場面を再現している。
これまで十年以上、古美術雑誌『目の眼』において《装剣小道具の世界》と題して連載ページをいただき、刀剣に関わる金工芸術の魅力を紹介してきましたが、雑誌の内容を大きく変更する方針となり、連載が休止となりました。今後は、Web上にて同様に装剣金工作品の魅力を伝えてゆくつもりでおります。これまでは月刊雑誌という点から制約がありましたので、月一という紹介でしたが、今後は、掲載日を定めずに紹介して行く予定です。同様に、売品については価格を記載できなかったものを、Web上では価格表記も可能になりましたので、お求めをお考えの方にとっては、コレクションに直接つながる楽しみもあろうかと思います。このブログ同様に楽しんでいただければ幸いと考えております。
《鐔 Tsuba 装剣小道具の世界から》
日本東都市中年中行事図十二ヶ月揃小柄 塚田秀鏡作から
十一月 七五三図小柄
塚田秀鏡が十一月の風習として選んだのは、現代でも廃れることのない七五三。子供の成長を祝う意識は、古くは赤子の頃に死亡することが多かったことから、まずは三歳を祝い、次に五歳、七歳だが、このほか、十一月行われる袴着や帯解という、いずれも成長に合わせての通過儀礼もある。
一作揃い小柄として、同じ朧銀地を微細な石目地に仕上げ、強弱緩急変化のある片切彫を駆使し、その背景には金銀赤銅素銅の平象嵌を加え、色彩豊かな場面を再現している。
これまで十年以上、古美術雑誌『目の眼』において《装剣小道具の世界》と題して連載ページをいただき、刀剣に関わる金工芸術の魅力を紹介してきましたが、雑誌の内容を大きく変更する方針となり、連載が休止となりました。今後は、Web上にて同様に装剣金工作品の魅力を伝えてゆくつもりでおります。これまでは月刊雑誌という点から制約がありましたので、月一という紹介でしたが、今後は、掲載日を定めずに紹介して行く予定です。同様に、売品については価格を記載できなかったものを、Web上では価格表記も可能になりましたので、お求めをお考えの方にとっては、コレクションに直接つながる楽しみもあろうかと思います。このブログ同様に楽しんでいただければ幸いと考えております。
《鐔 Tsuba 装剣小道具の世界から》