初日の出図縁頭 貞中


初日の出図縁頭 銘貞中(花押)
貞中は一宮長常の門人。江戸代中期の市井風俗など、人物図を得意とした。その正確で精密な彫刻技術を活かして描いた、初日の出を背後にする舞鶴。波は激しく押し合って動きがあり、鶴もまた元気がいい。おめでたい席で用いられた拵に装着されていたものであろう。波の様子は波頭が押し合うような表現であり、これも面白い。


初日の出図縁頭 銘貞中(花押)
貞中は一宮長常の門人。江戸代中期の市井風俗など、人物図を得意とした。その正確で精密な彫刻技術を活かして描いた、初日の出を背後にする舞鶴。波は激しく押し合って動きがあり、鶴もまた元気がいい。おめでたい席で用いられた拵に装着されていたものであろう。波の様子は波頭が押し合うような表現であり、これも面白い。