浜千鳥図鐔 奈良利治
浜千鳥図鐔 銘奈良利治作
先に紹介した安親の先達という位置付けにあるのがこの利治。同じ鉄地高彫金銀象嵌の手法で、風合いは似ている。描いているのは松原に千鳥、ここでは樹の間にわずかに見える程度に大海原の波を描いている。これに銀の点象嵌を加えて陽に波の輝いている様を表現したものか。千鳥の表情は安親のような文様化は進んでいない。むしろ写実味があり、群れ飛ぶ様子にも動きがある。79ミリ。
浜千鳥図鐔 銘奈良利治作
先に紹介した安親の先達という位置付けにあるのがこの利治。同じ鉄地高彫金銀象嵌の手法で、風合いは似ている。描いているのは松原に千鳥、ここでは樹の間にわずかに見える程度に大海原の波を描いている。これに銀の点象嵌を加えて陽に波の輝いている様を表現したものか。千鳥の表情は安親のような文様化は進んでいない。むしろ写実味があり、群れ飛ぶ様子にも動きがある。79ミリ。