軍鶏図鐔 岩本昆寛


軍鶏図鐔 銘岩本昆寛(花押)
鉄地高彫象嵌。雌雄の軍鶏が野に放たれている、その自然な姿を捉えている作。朧銀地で翼の色を出し、肉襞は素銅、足元を金で表し、背景は簡潔な描写。目から嘴にかけての表現が素晴らしいとはいうものの、喉の動き、翼の力強さ、体毛の描写、尾の柔らかさ、大地を掴んでいるかのような爪、それを支える脚、総てがいい。まさに生きているその生命感を巧みな肉取りで再現している。


軍鶏図鐔 銘岩本昆寛(花押)
鉄地高彫象嵌。雌雄の軍鶏が野に放たれている、その自然な姿を捉えている作。朧銀地で翼の色を出し、肉襞は素銅、足元を金で表し、背景は簡潔な描写。目から嘴にかけての表現が素晴らしいとはいうものの、喉の動き、翼の力強さ、体毛の描写、尾の柔らかさ、大地を掴んでいるかのような爪、それを支える脚、総てがいい。まさに生きているその生命感を巧みな肉取りで再現している。