私は今、盲腸のなか文章を書いています。
この部にいた3年間で骨折に脱腸に盲腸にと特に内臓系が絶好調です。もう体に怖いものはありませんので両親には安心して欲しいと伝えたいです。
さて、本題のお話ですが前回の哲司くんのような壮大な文章というのは書けるはずがなく、ただの自叙伝のようになってしまうことは重々ご承知ください。
しかしながら1番独特なもので印象に残したいという意気はあります。
そう、この「独特」という言葉が僕は好きです。
人とはまた違うというような、平凡ではない道を歩きたいとずっと思ってきました。思ってきて、今のカワサキが出来上がりました。
どうでしょう、独特な出来上がりは。
だけど平凡がいいな、楽だなと思う時があります。
なんでこんなのを求めていたのか。
それは高校野球に原点がありました。
僕の高校は強豪には勝てないくらいのチームでした。そのため強豪との試合で自分の力を試すという感じでした。
僕自身はというと球は速くないけど左投手独特の角度から癖のあるボールと言われ、苦しませる投球をする投手でした。ノーヒットノーランは公式戦で2回はしましたし、フライB率はおそらく7割近くあった気がします(結構本気で数えて65%あった)。
投手は、まずは球速で振り分けられる時代にあり、癖のある球という評価が自分には嬉しく思って、そこから平凡を求めなくなりました。
いま、冷静に分析してみると癖のある球が実際の数値的に想像が付いたので書いておきます。
ストレート 122km/h 2100回転 回転効率92% 縦変化40cm 横変化35cm
回転数は多かった方だとは思いますが、僕は軟式上がりで球を撫でるリリースなのでこのくらいだと思います。だから寺澤くんとか熊倉くんは同じ傾向にあります。指にかける感覚を持つと球速も上がるそうです。
急になぜ球質評価をしたかというと、SSDのラプソード担当大臣をしているからです。昨年任命されたこの役職は日々ラプソードを監視下に起き、100万円相当のものを取り扱っているという危機感を常に持ち、管理につとめるというものです。
話を戻して、大学に入ってからの野球選手としてのお話をすると端的に言ってしまえば不完全燃焼でした。しかしある意味では、まだ追い求めてる部分でもあります。
高校から体重は16キロ上がりました。
球速は下がりました。コントロール力も下がりました。
増えたのは怪我率でした。中でも特筆すべき事項としては、暴投するという怪我に悩まされました。キャッチボールで毎回2、3度は放り込んでいました。しかしながらこれが治ったきっかけがありました。
それは初動負荷トレーニングでした。
この大学へ入って1番僕に影響を与えた漢、掛布くんと出会い、このトレーニングに出会いました。これまた人とは違うトレーニング方法でした。不安も混じりながら、彼を信じて新宿まで通いました。鳥取の合宿にも行き、野球人生変わったなという感じでした。
終わってみると、このトレーニングなしに最後の僕はなかったと思います。
また行きたいなー、鳥取の寿司屋。
という感じの野球選手でした。
不完全燃焼は確かですがこれからの人生、野球と共に歩んでいくことをこないだ決めました。今度はアナライザーという立場からです。
これまた独特を追い求めたいカワサキ。正直、指導すること自体が独特なものをもつというのはもちろんですが、コンピュータ的な部分にも力を入れたアナリストになりたいと考えています。
世の中に情報を扱うことができる人は、上には上が、山ほどいます。野球の指導にも上には上がいます。
では情報を取り扱った指導力という面ではどうでしょう。コンピュータで適切なアセスメント、課題点の自動抽出などなど、思いつくものがたくさんあります。とても楽しそうなので日々取り組んでいるところです。
僕はここで「独特」な存在になる。
河崎達成=魚と考えている人が多い気がするので、これを最後の話題に書こうと思います。
なんで魚なのかというと、魚を捌きまくって綺麗な写真をSNSに上げていたら、食べたいという人が多くいまして、今のところ累計70人ほどに食べていただきました。そこからカワサキは魚しか食ってないからその体などと言われるようになりました。
あんまり言いにくいのですが、最近は肉の方が好きです。
魚と本気で向き合い始めたのは小学5年生の時で、「日本さかな検定(ととけん)」の2級を取りました。魚への愛はこの辺から始まりました。周りには魚がこれほどまで好きな人は珍しがられました。ここでも独特と評されることが多くありました。
魚は、今となれば僕のコミュニケーション手段の1つになっているため、敬意を表したいくらいお世話になっています。将来、魚の研究も視野に入れましたが、野球とのふるいにかけた結果、野球が見事に勝ちました。
ほんとのほんとに最後、展望を話したいと思います。
今年の投手陣はこれまた独特の集団です。
選手それぞれに、一色一色の色を持たせることをコーチ陣と共に作ってきました。ここからもう一踏ん張り、チーム佐藤はONE UPしていきたいです。
どの土俵にも上には上がいます。
「満足はしない、新しいことを現実に」
このスローガンを胸に、チームの強化並びにSSDの持続可能な発展を目指し戦っていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今季も筑波大学硬式野球部のご声援のほどよろしくお願いいたします。
情報学群 知識情報・図書館学類3年 河崎達成
日大習志野高校卒