いきなりですが、皆さんは叶えたいことはありますか?
きっと皆さんそれぞれで、何か実現させたいことがあるはずです。
試合に出たい、活躍したい、プロになりたいといった野球に関わることもあるでしょうし、
スマブラが上手くなりたい、モテたい、料理が上手くなりたいといった野球とは関係のないこともあると思います。
受験生の皆さんでしたら、志望校に合格したいといったところでしょうか。そういった何かを叶えたい、実現させたい
という思いはとても大事なことだと思いますし、誰しもが持っているものだと思います。
そしてこれはあくまで僕の自論ですが、それらの大抵のことは叶えられると思っています(火星で暮らしたいとか、
アニメの世界へ行きたいとか、そういうのは別です)。というか、そう思って生きていた方が楽しいと思うのです。
例えば、痩せたいと思っている人がいたとします。その人が本気で痩せたいと思っているなら、
自然と食生活が改善され、運動習慣が改善され、痩せることが出来ると思うのです。脂質の多い食べ物を本能的に避ける
ようになると思うのです。そして、痩せるということを実現出来ると思うのです。
実際、僕も痩せようと思った中学三年生以来、マクドを殆ど食べていませんし、食べたくもなりません(自分が東京出身
なのにマクドナルドをマクドと呼ぶのは、マイヒーロー菅田将暉さんがそう呼んでいるからです)。
配車の時に気を遣わせてしまってホントにすいません。
でもこの考え方は、割と他の人には当てはまらないみたいです。痩せたいと思っても、食べたいものは食べたいし、
動きたくないものは動きたくないそうです。もしかしたら僕が変わっているだけかもしれません。
一時期、心友の岩室くん(絶賛前歯損傷中、いじってあげて下さい)と、口癖のように言い続けていた言葉があります。
「やりたいんだろ?やったらええやん」
どんな経緯で言い始めたかは覚えていませんが、意外とこの言葉は使い勝手がいいです。
例えば、打てなくて悩んでいる時に「ヒットを打ちたいんだろ?打ったらええやん」といった感じで使います。
この言葉に当てはめると、なんとなく実現できそうな気がしてくるのです。
これは僕の経験論なのですが、正解が無い問いに対して、狭い考え方しか持たずにアプローチしても、中々上手く
いかないことが多いです。中学生の頃、いくらバットを振り続けてもヒットが打てず、毎日死んだ顔で練習に行って
いたことを思い出しました。
あの頃の僕にひとつアドバイスができるとしたら、先程の言葉を送ると思います。難しく考えることも時には大事
ですが、割り切りも大事です。でも、やるからには本気でなくてはいけません。真剣でなくてはなりません。
そのような意味を込めた「やりたいんだろ?やったらええやん」の精神は割と僕にはハマってます。
ここまであたかも僕が野手であるかのような内容を綴ってきましたが、現在はバリバリの投げ専です。でも高校1年までは
野手でした。苦手なことは、守備と走塁と変化球打ちです。
自分は大学に入って球速が伸びました。これも「やったらええやん精神」で、広い視点で考えて、取り組んできた結果
かなと思います。でも多分シャドーボクシングは効果が無かったです。
ただ、球速だけで打ち取れるような甘い環境では無いことは重々承知しています。球速だけを追い求めると多方面から
怒られる気がします。吉本さん(今日好き青桐寮編出演)には褒めてもらえますが。これからも「やったらええやん精神」を
忘れずにやっていきたいと思います。
また、僕は元々緊張しがちで試合になると力を全然発揮できないタイプでした。でも「試合で緊張しても良いプレーが
したいんだろ?したらええやん」と自分に言いきたせていたら少し直ってきました。
僕にとっての人生のバイブルであるMAJORでのワンシーンでこんなものがあります。
主人公である本田吾郎(当時)が、強豪横浜リトルとの大一番でまだ未完成であったチェンジアップを見事に操り、
強打者たちを三振に抑えるシーンです。その時の横浜リトルの樫本監督の心情を表したセリフが、
「スポーツ選手には練習でやったことを試合で100%出せるやつと、気負いや緊張で、50%も出せないやつの2つのタイプ
がいる……だがあいつはそのどちらにもあてはまらない!!練習で未完成だった球を、逆境で100%以上にして出してしまうん
だからな!!」
というものです。僕はこのシーンを読んでハッとしました。そして、僕もこうなろうと思うようになりました。
試合は自分の力以上のものが出せるから、気楽に行こうと。時に僕もこの考え方を忘れそうになるので、
ここに残しておきます。
余談ですが、僕の部屋にはMAJORが全巻揃っています。ぜひ読みに来てください。
あと、僕が風呂で泳いでいるのは、当時5歳の吾郎くんが風呂で泳いでいるシーンを参考にしています。
加えてもう1つ、僕の好きな言葉があります。
好きこそ物の上手なれ
これは、割と有名な言葉かと思います。やはり、好きであることが1番大事なのだと思います。僕は野球が好きです。
上手くなりたいという純粋な気持ちで練習をしています。そして何より、野球を愉しむことは忘れてはいけないと
思っています。
勿論、上手くいかない時は全く愉しくないです。打ち込まれた後はどうしようもないくらい落ち込みます。
でも野球が好きだから、また次頑張ろうと思って練習に行けるのだと思います。
正直、今野球が好きではない人もいると思います。そんな人は、ハッタリでもいいから、1日だけでもいいから、
俺は野球が好きだ!と自分に言い聞かせて練習してみて下さい。ダラダラこなしていた練習よりも、ワンチャン
やり甲斐あります。ワンチャン愉しいです。
そして最後に、僕はこのチームが好きです。林ヘッド(JK100人に聞いたなりたい顔ランキング第4位)は、どんな時も明るい
声掛けをしてくれます。市村投手ヘッド(試合中の走行距離ナンバーワン)と森トレーナー(アツい漢)は、これでもかという
くらい僕達ピッチャー陣を気にかけてくれます。
僕がマウンドに上がると、内野、外野、ベンチから本当にたくさんの声が聞こえてきます。特に謙ちゃん(2年西浦謙太)
の声はよく聞こえます。最近ではオブザという言葉を良くかけられます。意味はまだいまいちよく分かりません。
そして、その度に僕はこのチームの戦力としてチームに貢献したいと強く思います。そして、自分に言い聞かせます
「チームに貢献できる選手になりたいんだろ?なったらええやん」
よし、今日も練習頑張ろう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
体育専門学群2年 山田拓朗
川越東高校出身