こんばんは。
マネージャーの磯部です。
春の訪れを肌で感じるこの頃ですが、
今日のつくばは風が強く、肌寒い一日でした。
つくばは私の地元よりも寒暖差が激しいと感じるので、
体調を崩さないよう気を付けたいと思います。
さて、本題に入ります。
先日、弊部の山本祥平(体育2・佐野日大)が、外務省からの派遣員として、
Juntos!!中南米対日理解促進プログラムに参加し、ドミニカ共和国へ行ってきました。
そこでの経験や学んだことについて、山本に語ってもらいました!
中央:山本(体育2・佐野日大)
今回私はこのプログラムに参加したことで自分の野球観が大きく覆されました。
大きく3つに分けると打撃面、守備面、そして指導面の観点から私は大きな影響を受けました。
まず、打撃について、現地では日本と違い小さい頃から木のバットを使って練習をしているということです。
日本では基本的に木のバットを使い始めるのは大学からで、高校生までは反発力の高い、つまり飛びやすい金属バットを使っています。
金属バットだと力だけで飛ばせていたボールも木のバットになるときちんとした技術が必要な為、飛ばせなくなってしまうこともあります。
実際に自分も大学に入学してからしばらくは苦労をしました。
しかし、ドミニカでは人によっては小学生から木のバットを使い、13歳からはほぼ全員が木のバットを使っていました。
それにより早いうちから正しい打ち方を身に着け、ボールを飛ばす技術を獲得できていました。
また守備では、日本では堅実なプレーが求められるのに対して現地では挑戦的、果敢な守備が重要だとされています。
体の正面という概念にこだわらず、少しでも早く少しでも多くのアウトを取るための練習をしていました。
もちろんそういうプレーをしていればミスは多くなってくるものですが、指導者の方はそれを怒るのではなくむしろよく挑戦したとほめていました。
基礎的な練習もきちんとありましたがそれは短時間で反復できる実に効率的なメニューでした。
そして私が一番衝撃を受けたのは、指導についてです。
先ほどの守備に通ずることでもありますが、指導者は基本的にミスに対して怒ることはしません。
チャンスで三振してもピンチでエラーをしても選手のもとへ行き、「大丈夫、次はできるさ」と声をかけていました。
理由を聞いたところ、すべての選手、そして指導者も目指しているのは目先の勝利ではなく、メジャーリーガーになること。
メジャーリーガーだってミスをするのだから彼らがミスをするのは当たり前。
だから今大切なのはミスをしないことではなくその選手の最高のプレーを引き出すことなんだ、そう言っていました。
日本では野球をやっているすべての人がプロ野球選手になりたいと思っているわけでもないだろうし、小学生から大学・社会人まですべての年代別で結果を残すことが求められがちで、ドミニカのようにすべてがうまくはいかないかもしれません。
それでも、少しでも指導者が選手の将来を同じ目線で考えられるようになれれば選手もミスをしてはいけないというような指導者に恐怖心を抱く消極的な発想から自分の最高のプレーをしようというポジティブな発想に転換しノビノビとプレーができるようになるかもしれません。
ドジャースアカデミーを訪問した時も、昔は厳しく接していた時もあったが、それでは選手を委縮させてしまい本来の能力を失わせてしまうので方針を転換したとおっしゃっていました。
現在の日本のスポーツ界では指導者のハラスメント問題などが顕在化しています。
それは指導者が選手たちをリスペクトしていないからこそ起きる事であり、本来対等であるべき指導者と選手の関係が崩れてしまっている証拠です。
今回私はドミニカ共和国からこの問題の解決の糸口を見つけたような気がします。
もちろんドミニカでとられている方法がすべて正しいわけではないし、日本にも素晴らしい部分はたくさんあります。
今回の経験を自分なりに咀嚼し今後の自分の活動につなげていきたいと思います。
まだまだ多くのことをドミニカ共和国で学んできたので詳しく聞きたい方は是非私に聞いてくださると光栄です。
読んで下さり、ありがとうございました!
以上になります。
ドミニカでの貴重な経験を生かし、これからよりいっそう成長してくれることでしょう。
4月27日、28日には牛久球場にてホームゲームがあります!
バスツアーも開催いたしますので、
皆様ぜひ現地にて応援をよろしくお願いいたします。
マネージャー
磯部 友以乃
マネージャーの磯部です。
春の訪れを肌で感じるこの頃ですが、
今日のつくばは風が強く、肌寒い一日でした。
つくばは私の地元よりも寒暖差が激しいと感じるので、
体調を崩さないよう気を付けたいと思います。
さて、本題に入ります。
先日、弊部の山本祥平(体育2・佐野日大)が、外務省からの派遣員として、
Juntos!!中南米対日理解促進プログラムに参加し、ドミニカ共和国へ行ってきました。
そこでの経験や学んだことについて、山本に語ってもらいました!
中央:山本(体育2・佐野日大)
今回私はこのプログラムに参加したことで自分の野球観が大きく覆されました。
大きく3つに分けると打撃面、守備面、そして指導面の観点から私は大きな影響を受けました。
まず、打撃について、現地では日本と違い小さい頃から木のバットを使って練習をしているということです。
日本では基本的に木のバットを使い始めるのは大学からで、高校生までは反発力の高い、つまり飛びやすい金属バットを使っています。
金属バットだと力だけで飛ばせていたボールも木のバットになるときちんとした技術が必要な為、飛ばせなくなってしまうこともあります。
実際に自分も大学に入学してからしばらくは苦労をしました。
しかし、ドミニカでは人によっては小学生から木のバットを使い、13歳からはほぼ全員が木のバットを使っていました。
それにより早いうちから正しい打ち方を身に着け、ボールを飛ばす技術を獲得できていました。
また守備では、日本では堅実なプレーが求められるのに対して現地では挑戦的、果敢な守備が重要だとされています。
体の正面という概念にこだわらず、少しでも早く少しでも多くのアウトを取るための練習をしていました。
もちろんそういうプレーをしていればミスは多くなってくるものですが、指導者の方はそれを怒るのではなくむしろよく挑戦したとほめていました。
基礎的な練習もきちんとありましたがそれは短時間で反復できる実に効率的なメニューでした。
そして私が一番衝撃を受けたのは、指導についてです。
先ほどの守備に通ずることでもありますが、指導者は基本的にミスに対して怒ることはしません。
チャンスで三振してもピンチでエラーをしても選手のもとへ行き、「大丈夫、次はできるさ」と声をかけていました。
理由を聞いたところ、すべての選手、そして指導者も目指しているのは目先の勝利ではなく、メジャーリーガーになること。
メジャーリーガーだってミスをするのだから彼らがミスをするのは当たり前。
だから今大切なのはミスをしないことではなくその選手の最高のプレーを引き出すことなんだ、そう言っていました。
日本では野球をやっているすべての人がプロ野球選手になりたいと思っているわけでもないだろうし、小学生から大学・社会人まですべての年代別で結果を残すことが求められがちで、ドミニカのようにすべてがうまくはいかないかもしれません。
それでも、少しでも指導者が選手の将来を同じ目線で考えられるようになれれば選手もミスをしてはいけないというような指導者に恐怖心を抱く消極的な発想から自分の最高のプレーをしようというポジティブな発想に転換しノビノビとプレーができるようになるかもしれません。
ドジャースアカデミーを訪問した時も、昔は厳しく接していた時もあったが、それでは選手を委縮させてしまい本来の能力を失わせてしまうので方針を転換したとおっしゃっていました。
現在の日本のスポーツ界では指導者のハラスメント問題などが顕在化しています。
それは指導者が選手たちをリスペクトしていないからこそ起きる事であり、本来対等であるべき指導者と選手の関係が崩れてしまっている証拠です。
今回私はドミニカ共和国からこの問題の解決の糸口を見つけたような気がします。
もちろんドミニカでとられている方法がすべて正しいわけではないし、日本にも素晴らしい部分はたくさんあります。
今回の経験を自分なりに咀嚼し今後の自分の活動につなげていきたいと思います。
まだまだ多くのことをドミニカ共和国で学んできたので詳しく聞きたい方は是非私に聞いてくださると光栄です。
読んで下さり、ありがとうございました!
以上になります。
ドミニカでの貴重な経験を生かし、これからよりいっそう成長してくれることでしょう。
4月27日、28日には牛久球場にてホームゲームがあります!
バスツアーも開催いたしますので、
皆様ぜひ現地にて応援をよろしくお願いいたします。
マネージャー
磯部 友以乃