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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

心理的安全性について

2023年06月01日 | その他心理学

 この稿は 表題の研究分野における権威 日本認知科学研究所理事 石井遼介先生の著作、講演等からそのごく一部を抜粋要約させていただきました。

 心理的安全性研究の世界的な第一人者であるハーバード大学のエドモンドソン教授は心理的安全性について「チームにおいて 他のメンバーが自分が発言することを恥じたり 拒絶したり 罰をあたえるようなことをしないという確信をもっている状態であり チームは対人関係のリスクをとっても安全な場所であるとの信念がメンバー間に共有された状態」としています。かみ砕いて言うと「地位や経験に関わらず 誰もが率直な意見・素朴な疑問を言うことができる組織・チーム」です。

 心理的安全性が注目されてきている理由としては 現代が変化の激しい激動の時代だという時代背景が重要です。昔のように 上司や先輩やベテランが「確実な正解」を知っているわけではない というのが今の時代の大きな特徴といえるでしょう。すなわち今の時代は ベテランでも初めて直面するケースや どうしてよいかすぐにはわからないこと そして以前とは大きく変わったことはいくらでもあるでしょう。デジタル化もそうですし 消費者の嗜好・意識も昔とは勝手が違います。

 ベテランの経験だけでは解決できない問題について メンバー全員の力を引き出しいろいろな視点や意見・アイデアをチームの中で共創していくことがとても重要になってきています。

 石井先生が代表を務めるZENTechと慶応大学の合同研究チームで これまで3万人以上の調査を行った結果 日本の職場の心理的安全性についての4つのフォーカス・ポイントを見出しました。

 「話しやすさ」「助け合い」「挑戦」「新奇歓迎」の4因子です。簡単に言うと 「話しやすさ」は「この場で何を言っても大丈夫」 「助け合い」は「困った時はお互い様」でやるということ。「挑戦」は「とりあえずやってみよう」と思えること。「新奇歓迎」は「異能どんとこい」 つまりちょっと変わった才能や個性を歓迎するということです。

    私にとって新しい概念ですが 今後のコンサルタント活動に生かしていきたいと思います。皆さんの職場や所属する組織・チームの心理的安全性はいかがでしょうか? 

 

 

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