顧問先での講話をご紹介します。
職場のコミュニケーションについて
職場におけるコミュニケーションの構造を思いっきり要約すると
朝の「おはようございます」に始まり、終業時の「お先に失礼します」「お疲れ様」で終わります。
その間に相手のことを十分に配慮しながら自分の考え・意志をしっかりと伝える 送り手としての<アサーション>があり、それをしっかりと受け止める 受け手としての<傾聴>があるわけです。
御社はこのところ 多くの新しいパートナーを受け入れています。この機会にコミュニケーションの原点を皆で見つめ直してみたらいかがでしょうか?
昨年11月に昭和女子大で開催された「女性のグローバルキャリアを考える講演会」のビデオを見る機会がありました。その中で特に印象に残ったのがユナイテド航空初の女性旅客機機長となり30年以上もその職にあるデブラ・マッカウさんの言葉です。
「機長としての職務を全うするためにはコミュニケーションが非常に大切です。特に部下・後輩の言葉に誠意をもって耳を傾けること(傾聴)が大切です。それを心掛けたことで今があると思います。」(世界主要航空会社100社のパイロット約15万人のうち、女性パイロットは約8000人、ユナイテド航空では世界最多の940名、機長も300名が在籍する。日本ではまだパイロット20数名で、機長数名とわずか)
文教大学元教授で現在産業カウンセラー協会の講師 渡邊忠先生も「コミュニケーションの基本は お互いの傾聴姿勢(すなわち思いやりの心)である」との持論をお持ちです。
ということで今回は コミュニケーションにおける挨拶、傾聴、アサーションについて再認識をして頂けたらと思います。