今年も後6日になりました。自分にとって2022年がどんな年だったか振り返ってみました。コロナ禍3年目になり、3年経ったらマスクを外して歩けるかなと3年前は思っていましたが、3年経ってもまだまだ外せないようなコロナ禍状況、来年もまだしばらくマスク生活が続くかもと思い続けた2022年でした。そんなコロナ禍でも今年もたくさん旅ができたのが一番よかったことかなあと思います。花を見るのが好きなので、見たい花の見頃の時期に訪れようと旅する直近に予定を立てて何回か旅をした年でした。菜の花、水仙、梅、桜、チューリップ、ネモフィラ、水芭蕉、藤、ツツジ、ジャカランダ、菖蒲、アジサイ、百合、ひまわり、ハス、コスモス、菊などの花々を見に行きました。疲れたなあと感じたり寂しいなあと思ったときや心の平穏さが保てなかったときなどに一番元気をもらうことができたのは花々が咲いている風景や美しい自然の風景でした。自分自身の一番の元気の源は旅することと花々が咲いている美しい景色を見ることだったと感じた2022年でした。
串本で釣りをするために父が借りていた部屋の撤収、叔父宅の家屋をなんとかしようと手掛けたもののいろいろな事情から全く進むことができず、停滞してしまいました。叔父宅の件は、叔父が亡くなったこともあり、従兄に依頼しなければいけないことなど山積みな問題もありますが、来年はなんとか終わりにできるようになったらいいなあと思います。また、自宅の部屋に積読状態で全く読めてなかった本を今年も読めなかったし、今年もほとんど読書をしなかったです。目が疎くなると読むこともしんどくなってきたからでもありました。本棚を眺めて整理しているとこれから本やいろいろ大切にとってきたものを廃棄することもどんどん実行して行かねばならないなあと思った年でした。
仕事から引退して、2年目になり、2年前まで本当に仕事をしていたんだろうかと思う日々が増えるほど、仕事をしていた時の感覚がどんどん遠のきました。給料とボーナスが通帳に振り込まれることがなくなり、毎月の給料が日常生活にどれだけ貢献してくれていたかという事実を知らしめてくれた年でもありました。年金をいただく年齢はまだ先なので、自分で貯めていた年金保険や財形貯蓄などが何か月かに1回、入金されますが、毎月の給料に比べたら微々たる金額だなあと通帳の残高がどんどん減って行くのを見るとそう思うのでした。
第二次世界大戦以降80年が経った世界中に、第3次世界大戦が起きても不思議ではない緊張の連続の国家間の戦争の影響が全世界に及び、いつ終わるかもわからないという混沌とした世界状況でした。2月に北京オリンピックがあり、日本選手の皆さんの活躍を見ていた矢先に勃発したこの争い、物価も上がり、いろいろなものの値段も上がり、家計をも圧迫していた年でした。世界中がこの戦争で多くのストレスを抱えてしまっているとテレビで放送されていました。もの言えぬ社会の恐ろしさや国家という枠組みの中で人々は生きて生活をしていたということに改めて気付き、国家によって自らの生活や生き方が大幅に制限されて行く世の中、本当に何が起こるかわからないということを知った年でした。
何が起きるかわからない世の中、戦争で、せっかくの美しい景色や美しいものがなくなることの悲しさや空しさを考えました。いろいろな立場に置かれている方々が少しでも美しい景色を美しいと思えることの大切さ、美しいものを美しいと感じる穏やかな心を保てるような世の中であって欲しいと切に願った年でした。
2022年、いろいろな色の景色を眺めてきて、きれいだなあと思ったとともに、きれいだなあと思えた心の平安さや穏やかになれることは平和であることの大切さにも繋がっていたことを改めて感じました。今年の最後に、今年出会った自分自身が美しいと思った景色を色別に並べてみました。来年も美しい景色を見られたらいいなあという思いと願いを込めて、届くといいなと思います。