徳ちゃん繁昌リポート

《あなたの笑顔が周りを幸せに、ひと言が一人一人を元気づける》

【新シリーズ】ドラッカーに学ぶ名言録その3

2014年10月29日 | 自己啓発
この新シリーズでは「もしドラ」など漫画でも紹介されたこのピーター・ドラッカーの持論や名言録(引用)を紹介しています。会社や経営、仕事、社会生活などあらゆる組織で共通するマネジメントの原理原則です。

今回の名言は「予期せざる成功や失敗にこそ革新への源」である。たとえば、このプロジェクトなら3%はいくと見込んでいたが予想に反して13%も伸びた。ああ、当たってよかったなどと言って安心するのは一流の経営管理者ではない。それなりに人智を働かせて立てた予想が外れたことの背後には何か計り知れなかった新しいファクターが潜んでいるはずである。そこにイノベーションへの貴重なヒントや策が得られるのだとドラッカーは言う。
この言葉の中に潜んでいるもう一つのドラッカー的発想は現実主義的、あるいは難しくいうならば実存主義的考え方である。未来に絶えずひたと目を据えており、数々の大胆な予測と予見を成し遂げて、その鋭い未来透察力を賞賛されているドラッカーが現実主義で、しかも「いま、ここで(ヒア・アンド・ナウ)」という実存的現在志向が強いなどというと、いぶかしく思う人も多いかもしれない。
しかし同時に「明日何が起こるかは誰もわからない」「未来についてわかっていることは、たとえば人口動態のように、“いますでに起こっている未来”だけである」。この言葉の端々からもうかがい知れるように、人智の限界を骨身にしみて了解しているドラッカーにとって、その心の底には人間の考えなどはたかが知れているという冷めた眼が光っていることも忘れてはならない。

いずれにしろ予想外の成功やその逆の失敗の教訓を決して疎かにしてはいけないということです。「シンク・アウト(トコトン考え抜く)」ことによって、イノベーションへのきっかけが生まれ、革新への新しい道筋がみえてくるそうですよ。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【自適に実年】神々と出逢う... | トップ | 【日常の見聞】「焼酎の日」... »
最新の画像もっと見る