秋の青空が続くと旅への誘惑に駆られる。新しい旅先を求め全国制覇を目論む妻、反して夫は行き馴れた旅先でのんびり四季折々の風情を楽しみたい。いつも提案、企画、手配は夫の役割で決定権は妻、脚下も多くその度に企画を練り直し機嫌取ったり根回ししたりと大変だ。それでも夫婦の楽しみには違いない。
「旅は人生の写し絵、どんな時でも出掛けるとなれば仲良くなれる。ただこの歳では楽しかった記憶も薄らぐようで忘却の域に陥って行く。唯一、記録の足跡として数々のスナップがその時々の幸せをぼんやりと写し出してくれる。妻が妻でよかったと今さら想う瞬間である。」 (noriyuki)
二十数年、年4~5回のペースであちこちと旅に出掛けていた。今はコロナ禍、巣ごもりで出掛けたくとも日帰りか一泊が関の山、仕方ない。旅は時間と費用を要するがそれでももったいないとか惜しむことはない。夫婦にとって毎年が光り輝く万華鏡のようなもの、まあ、コロナ終息の兆しが見えたらまた出掛けるとするか。