徳ちゃん繁昌リポート

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【現役奮闘記】新人バイヤー赤恥修業の日々

2013年04月21日 | ひとり言
バイヤーになってまず困ったのは対人関係の作り方で、特に取引先の方々に対しての接し方や口のきき方でした。26歳の若輩者だとか新人だから大目に見てなんて言えるはずもなく、とにかく会う人会う人が大先輩の人ばかり、それも業界のプロなんでどう対応したらいいのか困りましたよ。

バイヤー初日にジャケットにネクタイ、カラージーンズ(エンジ色)姿で出勤したら即、上司から大目玉喰らっちゃって!?バイヤー間は闘争心剥き出しの冷淡非情の主戦場、取引先との初商談もタメグチ口調になり先輩バイヤーから注意され、もう世界が違うというか堪ったものではありませんでした。出張に出れば相手側は仕入先の役員や部長級、たまにトップの社長や会長さんと夜のお付き合いもあり言葉を選び選び話したものです。何もかも初めてで席の座る場所やお酒の注ぎ方から初対面の方との接し方、喋るタイミングなど大変な思いをしました。一応は会社の代表でもあり失礼も出来ず、商談より毎日が行儀見習いの修行でした。行動に起こさねば誰も教えてくれない、赤恥をかいて身体で覚えるしかなく、一か八かの博打みたいなものでしたね。
振り返ってみると、心構えから行儀作法や話し方、バイイング姿勢、商談のイロハ、交渉術などすべて取引先の方々に教わったような気がします。しかしそれが後々役に立とうとはその時分は知る余地もありませんでした。

そんな大人になる修業を積み重ねていた頃、原宿や代々木公園付近では日曜の歩行者天国には派手な格好をした「竹の子族」なる若者達が闊歩していました。「ローラー」や「ロックンロール族」と呼ばれるツッパリと暴走族が出現し、その後バンドブームに火が付いたのもこの時代からでした。

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