徳ちゃん繁昌リポート

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【笑売漫歩】異業種コラボに消費者の反応?

2013年04月24日 | 出張先々
東京は新宿駅東口の三越アルコット跡地にできた新業態店「ビックロ」、ご存知の「ビッグカメラ」と「ユニクロ」がコラボして確か昨年秋にOPENでしたよね。小売業の新たな試みとして話題性を集めていますが、果たしてその後の皮算用は思案通りたったのでしょうか!?これが成功すると不振に喘ぐ小売業界にとって新たな救世主に成り得るかもですよね。

「ユニクロ」の売場にデジカメやスマフォを持たせたマネキンを置いたり、「ビックカメラ」の売場にカットソーを陳列したり、また「ビックカメラ」のポイントを1F~3Fの「ユニクロ」で使えるクーポン券に交換できるなど販促面で相乗効果を狙ったりしています。これまで男性客が圧倒的な「ビックカメラ」と、新たな客層の取り込みを図りたい「ユニクロ」が集客という共通の経営戦略を描いたのはいいのですが、どうも新業態?とまではいかなかったようですね。最初は物珍しさもあり上々の滑り出しでも、異業種がタイアップしただけですぐに飽きるというか、面白くないというか、結局は通常の両店舗にある品揃えのラインロビングでしかなく、売場見ても集合や分散や関連陳列に過ぎず、これでは?と肩透かしにあったみたい。流通の異業種間コラボレーションはモスバーガーとミスタードーナツのコラボ店舗「モスド」。伊勢丹とルミネとの企画店舗「ルミタン」などありますが、宣伝効果や珍しさもありオープン時には長蛇の列であったものの、あくまでも売り手発想という
か?どうも魅力面では疑問の声も出てきたようです。それなのに今回のもちょっと期待外れの感は否めず、どうせなら「ツタヤ」や「マック」、「ドンキ」などとも複合コラボすれば面白かったかもですよね。

小売業では百貨店始め多くの業種で経営生き残りのための身勝手なM&Aが罷り通っています。金融機関主導で仕方ないかも知れませんが、買い手の視点で消費者がもっと魅力を感じる、釘付けになるような仕掛けをほしいものですね。そんな思いからも、単に加算ではなく、乗算みたいな新たな価値の創出や相乗効果を提供する異質のコラボレーションを消費者は望んでいるのです。お分かりいただけましたか!?
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