冬らしくなり暖房器具もオールキャスト勢揃い、タンスの中も一挙に冬物と防寒着へ衣替え、この際、防寒インナーからアウターまでぎっしり詰め込んだ。早すぎるようだが冬将軍が到来するのも時間の問題と準備怠りなく、ただ身体一つにこれだけの冬物が必要なのかと呆れる。されど捨てる勇気なし。
『全ての葉は秋の樹木から舞い散りながら、私に至福をささやく。』
Every leaf speaks bliss to me, fluttering from the autumn tree.(エミリー・ブロンテ)
衣替えも終え久しぶりの青空、ダウンジャケットにニット帽、ネックウォーマー、手袋、マスクという井出達で散歩に出る。ウォークマンからは越路吹雪のシャンソン秋の調べ、それだけでもセンチなのに落ち葉が一面に広がり絶句、まるで主人公にでもなったつもりで踏みしめていた。ベンチに腰掛けブログを描き出したがまさに至福のひと時である。