ショッキングな出来事!四年前に手術した股関節の金具の調節不良でまたしても妻が入院することになった。前回同様に手術となるそうだ、最低でもひと月は入院、あとは経過しだいらしい。数日出張は気分転換になるが妻が長期不在となると話が別。経験した者しかわからないだろうが孤独と寂しい日々が始まる。残酷極まりない。
料理は得意だが食後の片づけが苦手。風呂はシャワーで行こう。ゴミ捨ては冷蔵庫の張り紙を確認、家の掃除はしない。問題は洗濯、自分ひとりなら着替え延ばし何とでもなるが入院中の妻の下着類も洗わなければならない。ともかく炊飯器と洗濯機の操作手順を忘れた。それと緒注意を紙に書いてもらおう。そうそう、それより仕事の日のバス時間だ!しっかりスマホのスケジュールとメモ帳アプリに記録しないといけない、必死で調べ始めた。
「妻うるさくとも一緒がいい!」とは率直な亭主の願い。孤独の長い一日、酒は注意されることなく呑み放題、テレビは好きな番組を独占できる。それ以外はネガティブの羅列?子供に連絡しても何の解決にもならず、辛いが辛抱するしか道はなし。それより妻に先立たれたら?妻より一足先に逝きたいと独り言を口にする。明日入院の妻は修学旅行にでも出掛けるように準備に余念がない。