今年も懐かしい顔ぶれに逢える季節がやってきた。出身企業で所属していた部署のOB会である。叩けば埃だらけの老体にムチ打ち駆けつけてくれた大先輩、一緒に戦った同志も今は許せる仲間となり、良き日、懐かし昔に花が咲いた。互いの加齢はタブー?でも物忘れだけは皆共通で毎年同じ話しで盛り上がっていた。
『われわれは自分の健康を大切にする。貯蓄をし、家の屋根を丈夫にし、衣服を十分に整える。だが、あらゆる財宝のうちで最高のもの、「友人」という財宝を備えようとする賢者はどこにもいない。』(エマーソン)
自営という職業柄、上司も部下も同僚どころか誰ひとり居ない、いつも孤軍奮闘の毎日だった。年に一度でも、彼らと再会できることで孤独感を癒し、沢山の元気をもらってきた。殆どがリタイア組となったが、この付き合いをこれからもずっと続けたいと思う。