結婚当時から一度も妻を名前や愛称で呼んだことはない。子供の前でも「君」!それ以外の呼び名はむず痒くなるのだ。安全確認でいつも君の一歩前を歩くが、その内、君に前を譲ることになるかも知れない。そこで、ひとつだけ約束してほしいことがある。
『もし、君が百歳まで生きるとしたら、僕は百歳マイナス1日まで生きたいな。そうすれば、君なしで生きなくて済むもの。』
明日の君の誕生日に贈るメッセージ(ミルン)。まだまだお互い元気でもその内に老いてゆくのは世の常、このまま百歳まで生きれるとしたら、その優しい眼差しで僕を看取ってくれ。君より一日でも先に行(逝)って、あの世の入口で迷わないようにナビするから。