【商店街探訪】改めて天領豆田の再発見

大分までの新車ドライブの帰り、とっくに午後を回った日田市豆田町に立ち寄りました。今までは作られた町？と抵抗感ありましたが、文明も文化も創り出すものと考え直すと素直に受け入れるようになりました。そういえば伊勢神宮のおはらい町・おかげ横丁も倉敷の美観地区も島根の石見銀山の町並みも同じようなものでしたね。

改めてゆっくり通りを歩いてみるといろんな発見がありました。天領豆田は「上町通り」と「みゆき通り」の２つの通りが平行に走り、その間を５本の路地が結んでいます。
へぇ、こんな所にこんな店が！？昔懐かしの薬屋「日本丸総本舗」、古い建造物の船津歯科、廣瀬資料館、草野本家、昭和オモチャ館そして造り酒屋の薫長酒造・・・・・
お洒落な床屋に、豆田ロールケーキ店、レトロな喫茶店などそれぞれが町並みに調和してしっかりとした主張があります。小さなひとつのタウン・コンセプトの中、全体の統一感、個店のこだわり、もてなしの心が伝わってくるようでした。どこかの町並みのような土産売り一色でないことだけは確かのようですね。

昼間は大勢の観光客で賑わう豆田もピーク過ぎたこの時間帯は静かな町並みに戻ります。人も疎らな通りの向こうからリュック背負ったひと組の夫婦連れが近づいてきてすれ違いざまに頭をピクリと、こちらもタイミング遅れ気味に合図みたいな挨拶を交わしました。なんか心が通ったような温かな気持ちになりましたよ。