年度末に退職の一報が何人からか届く。ある知合いはメールで感謝の意と長々武勇伝らしきが綴られ現役続行したいようだった。そこでふと思ったのは「井の中の蛙」?大海の業界話を振ると返信が途切れ昔の話題に戻る。次の仕事探すなら残り人生、その輝かしいキャリアを役立ててほしいと思った。
『学者肌は手汚さず、現場肌は学び好まず。豊富な経験(知恵)が「知能」・「知識」より勝るとは叩き上げが口にする言い分、彼らの苦手は学問や情報などの「知識」、これを極めれば持って生まれた「知能」も鍛えられたかも知れない。』 (詠み人知らず)
競技本番で勝負したスポーツ選手も現代はバイオメカニクスや生理学、栄養学、生化学、医学、心理学などスポーツ科学を学ぶアスリートに進化、どうも従来みたいに現場力だけでは通用しないようだ。一線引いたら今度は他人や社会のための人生を再スタートさせるのもひとつの道、培った経験と知恵を超えようと思うなら時間はたっぷりあるようだ。