宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2009/02/21
この週末は、日曜日に名古屋でとあるパーティに出席するために、土・日と名古屋へ行くことに。暇はあるけど金は無し、というか交通費を抑えて呑み代に回そうと、行きの交通手段は高速バスにすることにします。新宿を朝8時半に出て、名古屋駅着は13:30前後でお値段は4,500円。3列シートにも惹かれました。定刻通り新宿を出発したバスは、途中厚木の手前の事故渋滞で少し遅れたものの、順調に10:30頃、富士川サービスエリアで最初の休憩タイム。



富士山も綺麗に見えました。2度目の休憩は12:00頃に浜名湖サービスエリアでしたが、12:25の集合時間に30分遅れた方がいたため、出発は13:00頃。名古屋インターを降りて、広小路通りをいくと思っていたらそのまま高速でびゅーんと一気に名古屋駅へ。便利になったものです。結局名古屋駅への到着は14:00ちょうどでした。名駅の東山線切符売り場で「ドニチエコきっぷ」を購入します。土日の2日間、600円で名古屋の地下鉄・市バスが乗り放題という優れものの切符、今回の名古屋ツアーでは大変重宝しました。東山線、名城線と乗り継いで大須観音駅で下車。万松寺商店街や、有名な焼き鳥やさんの角屋の佇まいを眺めたりして時間を潰し、14:45頃に目指す末廣屋に到着します。



暖簾はまだ出てません。ワイタベさん記事では、開店時間に入るとほぼ満席だったとのこと。恐らく既に常連さんが中に入っているだろうなあと思いつつも、5分ほど躊躇します。どなたかが入っていったら、ついでに入ろうという魂胆。それでもなかなかどなたもいらっしゃらず、開店10分前にガラガラと引き戸を開けます。するとお店の中にはカウンター6割、テーブル席2席、小上がり1席に既にお客さんが。空いていた入り口そばのカウンターに腰掛け、女将さんから飲み物を尋ねられます。ビール(大、480円)をお願いすると、まずはグラスを持ってきてくれました。そして15:00を過ぎた頃に、先にいらしたお客さんから順に飲み物を持ってきてくれます。そして最初のアテの注文も、いらした順にカウンターの中にいらっしゃるお姉さんが注文をとっていきます。ボクはマグロ刺し(600円)を注文すると、「少しお時間をいただきますね」とお姉さん。どうぞどうぞ、ゆっくりやって下さい。そうこうしている間にもお客さんがどんどんいらっしゃって、15:06にはカウンターが満席に。4つあるテーブル席も全て埋まりました。15:10に小上がりの残り1席も埋まり全て満席。それでもいらっしゃるお客さんが、今度はテーブル席に相席で何とか入ることができて、安堵のご様子。良かった良かった。



16:16頃、遅れていらっしゃった若旦那さん(?)が申し訳なさそうに「遅くなってごめんなさいね」とマグロ刺しを出してくれました。これがまた見事。昨年8月にお邪魔した時に、お会計の際に女将さんが「今度はうちのマグロも食べてみてくださいね、自慢だで」とおっしゃっていただいたので、今回は是非マグロをと思っていたのでした。大ぶり、中とろの食べ応えのあるマグロ刺し。ツマがキャベツの千切りというのも面白いですね。飲み物は燗酒にシフトし、マグロも少しになった頃に「螢イカ」(300円)を追加注文します。



甘辛い八丁味噌のたれがかかっています。名古屋ならではですね。カウンターで呑んでいらっしゃるお客さんたちも、どんどんお酒が空いていきます。



ボクの左側カウンター奥には、お母さんと息子さんという感じのふたり連れ。素敵にお歳を召されているお母さんのほうは、燗酒を上品に召し上がってます。その方が鯛の煮付けを注文されると、カウンターの中の若大将がどの部位が良いか尋ねてまして、お母さんはカブトの部分をチョイス。これが特大サイズで、大きなカブトを見て嬉しそうに微笑むお母さんの様子に、何だかボクまで嬉しくなっちゃいました。他のお客さんたちも、とても気持ちよく呑んでいらっしゃいます。まさに大須の午後のオアシスといった感じ。ボクは燗酒を呑み干し、螢イカもやっつけてごちそうさまをしました。



時刻は15:40過ぎ。50分ほどの滞在で、お会計は1,730円。大箱な大甚に比べて、カウンター主体のこぢんまりとした末廣屋。雰囲気はそれぞれ違いますが、まさに名古屋の双璧だなあと思いつつ、急ぎ足で大須観音駅へ向かったのでした。
(つづく)

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