10年前に失跡の3女性保護 米オハイオ州、監禁?男を逮捕
2013.5.7 12:37
米オハイオ州クリーブランドで6日、約10年前に行方不明になった女性3人が警察に保護された。別々に失跡していたが、同じ家に閉じ込められていたもようだ。警察はこの家に住む男(52)を逮捕。米メディアは長期にわたる衝撃的な誘拐事件として大きく報道した。
CNNテレビ(電子版)によると、3人のうち、16歳だった2003年に失跡したアマンダ・ベリーさんが脱出し、近くの家に駆け込み、電話を借りて警察に「誘拐され10年間、行方不明になっていた」と通報した。3人とも健康状態に問題はない。
3人が監禁されていたとみられる家は、それぞれの失跡場所から程近い場所にあり、警察の捜査をめぐって批判の声も上がっている。
捜査当局、「監禁」の事実解明へ 4人目も? 米オハイオ州
CNN.co.jp 5月8日(水)11時50分配信
クリーブランド(CNN) 米オハイオ州クリーブランドの民家で女性3人が約10年間にわたり監禁されていたとみられる事件で、捜査当局はこの民家に住む 男と兄弟2人を逮捕し、事実の解明を急いでいる。女性らと同じ時期に失跡したもう1人の女性の行方についても、手掛かりを探る構えだ。
保護されたのはアマンダ・ベリーさん(27)、ジーナ・デヘスースさん(23)、ミシェル・ナイトさん(32)と、ベリーさんの娘とみられる少女(6)。 ベリーさんが6日、容疑者の男が外出したすきに、声をあげて助けを求めた。叫び声を聞いた近くに住む男性に助け出され、緊急通報の電話をかけた。
3人の女性は2002年から04年の間に、現場近くの同じ通り沿いで行方不明となっていた。07年にも当時14歳の少女が行方不明となり、捜査当局がベリーさん、デヘスースさんの失跡との関連を調べていた。
当局は今後、ベリーさんら3人に、この女性の消息を知っているかどうかも含めて事情を聴く方針だ。3人と少女は病院での健康診断を終え、7日に退院した。
警察は7日、民家に住む元スクールバス運転手のアリエル・カストロ容疑者(52)と、市内に住む同容疑者の兄(54)、弟(50)を逮捕したと発表した。
民家では同日午後、防護服を着て捜索犬を連れた連邦捜査局(FBI)の捜査員らが捜索を続けた。
近くに住むアリエル容疑者の同級生は、「今考えると、(同容疑者は)家の中に人を入れたくないようなそぶりを見せていた」と話す。
ある住民は、約2年前に民家の裏庭を裸の女性が歩いているのを見て警察に通報したものの、「冗談だと思われ、相手にされなかった」という。警察はCNNの取材に対し、容疑者の住所で裸の女性に関する通報の記録はなかったと述べた。
また別の住民は、11年11月に民家から叫び声があがるのを聞いて通報したものの、警官は玄関に応答がなかったため引き返したと話している。
19歳女性“地獄の虐待”8年間…家畜小屋で寝起き、ブタ餌で餓えしのぐ
2012.5.29 13:38
ボスニア・ヘルツェゴビナ北東部トゥズラのカラブラーシ村で、8年間にわたって奴隷にさせられ、「ホラー映画のような地獄の虐待」を受けていた19歳のドイツ人女性が救出された。ドイツ誌シュピーゲル(電子版)などが27日(日本時間28日)までに報じた。
警察当局は、女性を奴隷にしていたボスニアの夫婦、ミレンコ・マリンコビッチ容疑者と妻のスラボイカ容疑者を監禁罪などの容疑で逮捕した。
女性は、実の母親によって夫婦の元に連れてこられ、重労働の畑仕事を強いられていた。自由を奪われた女性は外界との接触を断たれ、夜は家畜小屋に寝かせら れ、ブタ餌で飢えをしのいでいた。隣人の目撃談によると、少女は馬の代わりになって重い荷車を引かせられ、その荷台にはたびたび夫婦が乗り、汗だくの少女 をみて笑っていた。
捜査当局によると、多くの男たちによって、頻繁に性的な暴行を受けていたとの情報も寄せられている。女性は17日(同18日)、ボスニア北東部の森の中で確保された。体重は40キロにやせ、全身に傷を負っていた。
数年前、虐待を疑った近所の男性が当局へ通報したが、このときは当局の動きを察知した夫婦が女性を倉庫に隠したため、発見されなかった。今回、同じ男性が荷車を引かされる女性の写真撮影に成功し、その証拠を受けて当局が踏み込んだという。
地元メディアによると、女性は母親とともに8年前にドイツからにカラブラーシに移住。母親はカラブラーシとドイツを数年ごとに往来していたが、夫婦の逮捕時はカラブラーシにいた。母親は当局の聴取に「間違ったことは何もない」などと話している。
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