どうでもいいです、の話

「どうでもいい」トピックスを載っけていたり、公記事の保守をしたしするページです。

保守記事.17  靖国問題と言う問題

2006-08-15 17:29:24 | 記事保守

飛び交う歓声、外国メディア懸念も 首相参拝の靖国神社

2006年08月15日11時38分

 「小泉劇場」の締めくくりの舞台は、靖国神社だった。国内外のメディアを引き寄せ、境内を埋めた参拝者の歓声を背に、小泉首相は終戦記念日の8月15 日、言い募ってきた「公約」を果たした。戦没遺族、学生、識者、そしてアジアの人々。首相にとっての「心の問題」が、それぞれのヤスクニとあの戦争への思 いをこの日、ひときわ鋭く交錯させた。

 上空の警視庁や報道のヘリコプターの音がひときわ大きくなった午前7時40分、霧のような雨が降る中、小泉首相の車列が到着した。

 昨年10月は第二鳥居の外側で車を降り、一般の参拝者と同様に拝殿で参拝したが、今回は到着殿に車で乗り付けた。

 モーニング姿の首相は到着殿から本殿へ。本殿に上る階段の手前で、一度上を見上げた。うつむき加減に階段を上り、本殿の中へ。その背中に、拝殿の外側から大勢の人たちがいっせいにカメラ付き携帯電話を向けた。

 約2分後、首相は本殿から再び姿を現した。神社に着いて約15分。小泉首相は靖国を後にした。

 この日は早朝から、参拝を見届けようと多くの人が詰めかけた。「英霊にこたえる会」などが配った日の丸を手にした人たちも。小泉首相が姿を見せると参拝 者が押し寄せ、「万歳」の歓声が上がった。神社近くの路上では、靖国に合祀(ごうし)されている台湾の先住民の遺族らが、合祀の取り下げや首相の参拝反対 を訴えて座り込みをした。

 名古屋市の女子高校生(18)は小泉首相の参拝を見ようと、初めて母親(44)と一緒に靖国に来た。「学校の先生は首相の靖国参拝に反対していたけど、日本を背負って戦死した人たちに失礼と思った。小泉さんが参拝して本当によかった」

 しかし、母は少し違う。「参拝はいいが、A級戦犯が合祀されている以上、総理の名ではしてほしくなかった」

 奈良県の女性(61)は、地元の遺族会から誘われ、初めて足を運んだ。小泉首相が参拝を終えた後、入れ違いに靖国に着いた。終戦の年に生 まれ、沖縄で戦死した兄のことを聞かされて育った。「私たちのような悲しい思いをする人が二度と出ないようにと祈った。小泉首相が同じ日に同じ思いで参拝 してくれていたら、やっぱりうれしい」と言った。

 韓国、英国、カナダ……。外国メディアも参拝を注視した。韓国のテレビ局KBSのディレクターの朴正用(パク・チョンヨン)さん (46)はクルー3人と小泉首相の姿を追った。神社参拝は日本文化だと思っているが、首相の参拝は政治的問題を起こすと懸念もしている。「5年間の小泉首 相の参拝で韓国人が靖国問題を注目するようになった。日本の民族主義の背景に何があるのかを解明したい」と話した。

 神社前の雑貨店。明治時代から続く老舗(しにせ)はこの日、シャッターを閉じたまま。3代目店主の小林国利さん(75)は右翼団体と機動隊の小競り合いなどを目の当たりにして、この3年、終戦の日は店を閉じている。

 「昔は静かな場所だった。まつられている人とは関係ない人が騒いで、雰囲気が悪くなった」



【関連】

本社取材、靖国神社が拒否 地図掲載巡り

2006年08月15日15時18分

 12日付の朝日新聞朝刊で靖国神社の関連施設の所在地が地図に掲載されたことについて、同神社は14日、謝罪を求めるとともに、本社の取材申請を「当分 の間」は許可しないとする抗議書を本社側に手渡した。この結果、小泉首相が参拝した15日、本紙記者の取材申請は拒否された。本紙は、小泉首相が参拝する 様子を本殿近くで撮影できず、一部の写真は通信社のものを使った。

 靖国神社側が指摘しているのは、社会面の「靖国神社 懐寒し」の記事。地図に神社の関連施設が示されていることに対し、「身辺保護の立場から、極めてゆき過ぎた報道」としている。

 これに対し、本社広報部は14日、「靖国神社が発行している社報などでも、具体的な地番まで公表されている。紙面では地番を伏せるなど配慮をした上で掲載した」と回答。指摘の趣旨については真摯(しんし)に受け止め、今後とも慎重な報道をしていく旨を伝えた。

 〈朝日新聞広報部の話〉 地図への抗議と取材申請への対応は全く別問題である。報道の自由に抵触する遺憾な行為と言わざるを得ない。取材規制の速やかな解除を求める。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿