「赤い指」 東野圭吾 を読みました。
加賀恭一郎シリーズの7作目です
一見普通の家庭の小さなほころびが、
とんでもない事件に発展して行くのですが、
もう・・・・犯人とその家族が身勝手すぎて、もう読んでいて気分が悪くなりました
そして、最後は自分達の間違いに、自分達で気づかせようという加賀刑事の捜査の進め方に、
ちょっと救いが見えてきたかな、とホッとしました。
「赤く塗った指」のくだりは、ちょっと理解に苦しむのですが、
多分息子への罪を重ねるなというメッセージだったと捉えれば、
どのタイミングだったかはそれほど問題なかったのかもしれません。
・・・・って、読んで無い人には何の事か分かりませんよね?
抽象的な書き方だから、読んだ人にも分からないかも!? すみませーーーーん
でもそれよりも、加賀刑事の親子関係の複雑さが見え、泣けました
あー、最後の最後で泣かされてしまった
なんというか、推理の方は良いから、こっちの方、詳しく書いてくれない!?みたいな
この話もテレビでドラマ化(加賀恭一郎=阿部寛)されたそうです。
ここに、看護師の金森(田中麗奈)も出てきて、映画「麒麟の翼」とリンクするんですねぇ
私の中に 加賀恭一郎ワールド が出来上がって来ますよ~
早く次の「新参者」(やっとここまできました)が読みたいところですが、
既に別の本を読み始めちゃったので、まだ先になりそうです。
気持ちはすっかり「新参者」なんだけどぉ。
待ち遠しいです!