マイナンバーの呪いを解け 「番号は秘密」が活用阻む(日経 2022年11月6日)
>仮に、他人にマイナンバーを知られても個人情報が暴かれ不利益を被らぬように制度は設計されている・・・岸田首相が腰砕けになっているのは残念ですが、何故デジタル化推進なのかマイナンバー制度なのか日本国民にはよくよく考えて欲しいですね。まぁデジタル化で行政を効率化しても、当該部署の人員削減・労働時間削減に繋がらなければ意味が無いんですが(生産性が上がって賃金が上がると限りませんが)、とにかくそう言って日本はデジタル化が遅れてきたのは事実でしょう(あえて単純化すれば、(将来的に?)「生産性の高い」部署・業界に人が移るかどうかが経済にとって重要です)。
>避難所にかつぎ込まれた高齢患者の常用薬がわからず、医師や看護師が右往左往した。カルテが番号とつながっていれば防げた悲劇だ。>番号は秘密だという固定観念を「マイナンバーの呪い」と呼ぶ。・・・保険証に番号は普通に書かれていますが、何か問題でしょうか。番号はパスワードじゃないんですから、その秘匿性は安全と何ら関係ないというべきなんでしょう。岸田首相の「聞く力」はいいところもあると思いますが、DXを推進するなら菅政権の方がいいんじゃないかと思ってしまいますね。幅広く意見を聞いて政策を検討することは大切だと思いますが、ある程度固まったらいいものはいいと信念をもって実行することも大切なんでしょう。
>所得・資産などの情報を番号とひもづけるのは危険という思い込みも呪いの類いであろう。
>岸田政権の総合経済対策に低所得世帯への5万円給付がある。所得・資産情報がマイナンバーとひもづいていれば今、本当に物価高に困っている世帯に絞って給付できる・・・申請・審査方式だと不正の温床にも成り得ますし、(所得・資産確認で)無駄な仕事が生み出されるとも言えます。所得隠しは別問題で、それがやりにくいようにデジタル化するのが本当だと言えるでしょう。公正な社会を国民が求めるかどうかです。新たな不正が生まれる可能性はあります。行政が効率的になったら犯罪が効率的になる一面もありはするかもしれません。でも基本的には技術や制度が問題を解決するはずで、民間で例えばクレカは広く運用されています。
>個人情報の目的外使用に厳罰で臨むのは当然・・・何事もメリット・デメリットがあるでしょう。しかしデメリットを過剰に怖れて新しいことは出来ません。不正を企む輩はネットにもいるか分かりませんが、ネットそのものが必要ないということはないはずです。
>これらの国は政府・自治体が公権力をフェアに使うよう国民の側が求める手段としても番号制度が役立っている。・・・新しいシステムを最初から使いこなすことは難しいとは思います。しかし使っていれば、思わぬ(?)メリットを見出すかもしれません。出羽守は最近ネットで叩かれていますが、新しいことをやるかやらないかで他国の事例は参考にはできるはずです(マネばかりで良いのかはさておき)。日本固有の事情を汲むのも大切ですが、守りに入り過ぎてDXはとてつもなく遅れているのでは?
「停電時どうする? 保険証廃止は天下の愚策」 立憲・枝野氏が批判(朝日 2022年10月22日)
立憲は「マイナンバー導入による個人情報漏洩を防止します」だそうです(立憲の政策がまるごとわかる政策集「デジタル・IT」)。行政を効率化したら、犯罪も効率化され得るのは事実でしょうが、野党は建設的にデジタル化を進められないんですかねぇ・・・。電子カルテの時代に停電を心配するセンス。政策を真面目に考えているのではなく、何とか政府を批判しようと理由を考えているのがありありと分かりますね。野党が政府を批判するのはいいのですが、国民のために真面目にやってほしいです(左派を中心に野党はマイナンバー制度への反対をただ煽ってきた)。