労働時間改革に関して面白い論文があったので、リンクしておきます。
RIETI 独立行政法人 経済産業研究所 労働時間改革-鳥瞰図としての視点-
http://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/10020005.html
内容的にバランスが取れている感じですし、自発的長時間労働・非自発的長時間労働に分け、長時間労働の多様性に着目する視点など、現実的・合理的な分析だと思いました。以下、簡単に感想というか、考えたことを書いておきます。
①健康確保は大事。過労死は避けるべきというコンセンサスは必要だと思われます。ただ、ここからは欧州並みの短時間労働は妥当とは、必ずしも言えないだろうとも思います(人間そんなにヤワじゃない)。健康を損なわない範囲での長時間労働は肯定されるべきであり、割り増し賃金による抑制は同一労働同一賃金の考え方からも望ましくないと考えます。
②休日代替。ドイツの労働時間貯留制度なんかは面白いと思います。仕事の時期的な量にあわせて休暇が取れるのは望ましいはずです。
③年休は病休でないと考えるべきです。病休のモラルハザード(病気で無いのに嘘を吐く)は難しい問題ですが、言及されていた年休の前借も一つの考え方かもしれませんし、診断書を義務付けてもいいと思います。ただの風邪あたりが一番難しい問題でしょうが、その辺はコンセンサスとコミュニケーションで上手くやるべきかもしれません。
④労使コミュニケーションが大事。互いに騙しあいだという方向は望ましくありませんから、企業側は伝えるべきは伝え、労働者側も基本的なことは知っておく必要がありそうです。最低限必要なコンセンサスを考えておくべきではないでしょうか。
RIETI 独立行政法人 経済産業研究所 労働時間改革-鳥瞰図としての視点-
http://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/10020005.html
内容的にバランスが取れている感じですし、自発的長時間労働・非自発的長時間労働に分け、長時間労働の多様性に着目する視点など、現実的・合理的な分析だと思いました。以下、簡単に感想というか、考えたことを書いておきます。
①健康確保は大事。過労死は避けるべきというコンセンサスは必要だと思われます。ただ、ここからは欧州並みの短時間労働は妥当とは、必ずしも言えないだろうとも思います(人間そんなにヤワじゃない)。健康を損なわない範囲での長時間労働は肯定されるべきであり、割り増し賃金による抑制は同一労働同一賃金の考え方からも望ましくないと考えます。
②休日代替。ドイツの労働時間貯留制度なんかは面白いと思います。仕事の時期的な量にあわせて休暇が取れるのは望ましいはずです。
③年休は病休でないと考えるべきです。病休のモラルハザード(病気で無いのに嘘を吐く)は難しい問題ですが、言及されていた年休の前借も一つの考え方かもしれませんし、診断書を義務付けてもいいと思います。ただの風邪あたりが一番難しい問題でしょうが、その辺はコンセンサスとコミュニケーションで上手くやるべきかもしれません。
④労使コミュニケーションが大事。互いに騙しあいだという方向は望ましくありませんから、企業側は伝えるべきは伝え、労働者側も基本的なことは知っておく必要がありそうです。最低限必要なコンセンサスを考えておくべきではないでしょうか。