観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

財政と景気

2010-04-15 00:43:51 | 政策関連メモ
国家財政が破綻すれば、嫌でもインフレ(物価高)・増税になるのではないか。もっと議論されてもいいと思います。言霊の国であるせいか、悪いことを想定したくない国民性があるのかもしれませんが、悪いことを想定しなければ危機管理は出来ません。日本の現状からかしこい方法を考え実行すべきでしょう。

景気との絡みで言えば、日銀総裁によると、二番底リスクは低くなってきているので、景気対策の必要性は薄れてきているようです(とりあえず底抜けが防げればいい)。また、景気対策は財政を考えれば、なるべく少ない予算で高い効果(景気浮揚)を上げることを重視するべきです。乗数効果・即効性・雇用などが注目されます。公共投資は悪くない手法だと私は理解しています。消費性向も視野に政策を考えなければなりません。景気対策とは一時的なものです。

参議院選挙について

2010-04-12 23:41:02 | 政局・政治情勢
参議院選挙について書く前にまず前提となる分析・事実から。

①日本の財政は危機的であり、国家財政が破綻すれば、いずれにせよ増税になるのは確実。

②少子高齢化による社会保障費の自然増が凄まじく、今後もその傾向は変わることは無い。

③現実的には消費税で対応するしかなく、諸外国と比べて日本の消費課税は現状低い。

④鳩山政権は消費税増税はしない。

⑤民主党のマニフェストは更なる巨額バラ撒きを約束しており、財源の目処はまるでない。

このままでいくと、日本の未来は明るいものとはならないはずです。しかしながら、日本の有権者は無力ではありません。参議院選では(その時まで生きていれば)鳩山政権に天誅を下し、民主党政権にNOをつきつければいいわけです。今はその流れにあるように見えます。ただし、それでも問題は解決するとは限りません。前回の参議院選・衆議院選で何か問題は解決したでしょうか。

今こそ政策を軸にした選挙が求められていると私は思います。小沢流「勝つことしか考えていない」「プライオリティの分からない」政党とはオサラバしなければなりません。私に言わせれば、「みんなの党」も人気取り政策のみ並べており、同じ穴のムジナだと思っています(だから評価しません)。

日本の課題で特に重要なのは、経済財政・少子高齢化だと私は思います。これは密接にリンクしており、やるべきことは消費税上げです。どうせ日本はデフレで物価は下がっていますし、エコを考えても、消費に税をかけることはそう悪い選択肢ではないと考えられます。増収分を社会保障維持に使って再分配政策の綻びを繕います。再分配ですから=経済の縮小ではありません。また、財政悪化の大きな原因を断つことで、財政再建を可能にします。財政が良くなれば経済も良くなります。私が「たちあがれ日本」の方針を決められるのであれば、「財政再建」と「消費税上げで社会保障費の自然増に対処」の旗をまず第一にガンガン振って、議席大幅増=国民の声を盾に鳩山政権・民主党政権の方針を変えさせる行動を約束します(外国人参政権の阻止も当然言うべきですが、与党国民新党とかぶることを忘れてはなりません。保守の旗はじっくり育てるべきです)。「増税」を旗印に戦って勝てれば、これこそ真のチェンジ・快挙だと私は思います。

また、これは寧ろ大政党自民党に言いたいのですが、参議院選で政策的に大事なのは⑤で、くだらないマニフェストを直させるキッカケにすることです。マニフェストの失敗部分を堂々指摘し、対案を出します。民主党の敗北・自民党の勝利をもって、国民の声とし、民主党政権のマニフェストの修正を要求するわけです。的を絞ることが大切で、貫かれるべきメッセージは日本の財政再建・現在の日本経済水準の維持(走らなければ無理)です。子供手当て・高速道路無料化・暫定税率など民主党のバラ撒き目玉政策を止め、日本のビジョンを描き、選挙結果という明白な国民の声をもって、民主党政権の誤りを正すということです。各政策に対する私なりの考えは改めて書くつもりです。

あえて書きますが、みんなの党(党益と国益の一致も考えた方がいいのでは)が参議院選で躍進しても日本は良くならないと思います。官僚叩き+社会保障自然増に目をつぶる論理(消費税に逃げ腰)は少なくとも、民主党とさして変わらないですから。現政権にはっきりNOかつ具体策で民主党政権の袋小路を突破しなければなりません。また、今の日本に「小さな政府」のメッセージは必要ありません。当然必要な合理化はどの政党もやるべきですが、増税が必要なのに「小さな政府」もへったくれもあったものではないでしょう。今日本にとって優先順位が高いのは社会保障費の自然増を逃げずに直視することです。

最後に付け加えると、鳩山政権が無くなっているパターン・マニフェストを既に破棄しているパターンなども考えられますが、その時はその時でまた書きます(どうとでもなります)。ただし、予算との絡みで後者の可能性は低いと考えていいでしょう。政治には政治の基本的ルールがあります。

たちあがれ日本

2010-04-11 22:05:18 | 注目情報
保守ということで言及したことのある平沼さん、政策的に良いと思いそれなりに支持してきた与謝野さん、なんだかんだいって支持してきている石原知事が「たちあがれ日本」を結党しました。私は自民党を支持していますが、この政党も大いに注目し、支持しようと思っています。

MSN産経ニュース(【「たちあがれ日本」会見詳報】(1)「民主党政権はこの国をダメにする」)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100410/stt1004102357013-n1.htm

日本はこのままではヤバイ。民主党政権ではダメだ。というのが平沼赳夫・与謝野馨両氏の立場であり、私はまずそこに共感します。私に出来るのはブログを書くことぐらいでしょうが、細かいことは抜きにして、支持しようと思っています。

MSN産経ニュース(【「たちあがれ日本」会見詳報】(2)「民主党はみんな腰抜け」)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100411/stt1004110007000-n1.htm

どうにも私のブログの傾向として年寄り支持の傾向があるように思う人がいるかもしれませんが、否定はしません。特に意図したわけではなく、いいと思うものを支持したらこうなったというだけの話です。若手政治家は政策的に近いものがあっても、利己的に過ぎたり、大人しすぎたり、何か日本のためにやる気概がないような感じもして今ひとつピンとくるものがなかったというのが正直なところです。経験もやはり足りないでしょう。若手を前面に立てるつもりもおありになるようですし、そういうところも含め、石原知事の主張はうなづけるところがあります。

THE SUNRISE PARTY OF JAPANも良い党名ですね。私の気分は「目覚めよ日本」です。

MSN産経ニュース(【「たちあがれ日本」会見詳報】(3)小沢氏と連携「まったくない」)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100411/stt1004110013001-n1.htm

郵政に関しては、私は合理性一本槍で地方を切り捨てるつもりはありませんが、合理化しないと危ないというスタンスです。特に支持することに問題は無さそうですし、そもそも私は単なる理念的なものに止まっているわけで、特に今あれこれ言うつもりはありません。

政界再編に関して言えば、私は残念ながら期待していません。単純に今何をすべきかということしか考えていないからです。今ない政党に期待するのは不毛であるし、これまでの離合集散は失敗(民主党もその結果です)だったとだけ指摘しておきます。然るべき時に当事者たる議員が行動して良い結果が出たと思えば支持することはあるかもしれませんが。いずれにせよ、私は意見が全て合わなければ政党を支持できないとは思っていません。一国民として、勝手に支持させていただきます。

自民党との協力を言われてますが、これは私にはとても大事なところです。正直、最初はスポイラーかとも思いましたから。具体的な戦略を言われてますが、それを読む限り、そうではないと信じます。非自民と主張されましても、ただの有権者であるところの私には、はっきり支持できそうな政党がもうひとつ出来たという程度の認識しかありません。

また、アンチ小沢は大いに結構なことだと思っています。私は「ご親兵発言」を筆頭に理念無き左傾化・選挙至上主義など、元来アンチ小沢を自認していますから。全てがダメではないにしろ、私は彼を信用していません。一言あえて付け加えれば、鳩山式友愛外交や東アジア共同体の類もまるで信用していない保守派だと私は自分で思っています。政治に妥協はつきものですが、譲れない一線というものはあるはずです。

MSN産経ニュース(【「たちあがれ日本」会見詳報】(4)完 「たった一回のわがまま、お許しいただきたい」)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100411/stt1004110026002-n1.htm

みんなの党についての言及がありますが、代表が党より国とか自慢げにほざいていることを抜きにしても(与党議員が筋を通さずどうやって国を良くするのか私には理解しかねます)(一議員として自分の信条を表明することはいいと思いますが、あれは単なるわがままだったと今でも思っています)、あの党は政策に致命的な弱点があり、私は日本の将来のためにならないと思っています。それはみんなの党の政策の第一番目「増税の前にやるべきことがある!」です。これは近年の日本で長続き=成功したと言える中曽根内閣・小泉内閣でも採られた論理だと思いますが、これに頼ることで、社会保障の自然増にも関わらず、必要な措置=増税から逃げ続けることが出来たのではないかと思っています。現在の財政状況を鑑みるに、保守だろうが革新だろうが日本国民にとって政策的に必要なのは、腰の引けた「みんなの党」なんかではなく、「たちあがれ日本」だと私は確信しています。付言すると、ひろし連合(?)や橋下氏にもこの点期待していません。とにかく国家財政に明るい展望が持てない人に私が少なくとも国政で期待することはありませんから。若い人ほど国家財政を真剣に考えるべきだと思うのですが、なんとも皮肉な世の中だと思います。最後に最近経済が好調の韓国ですが、IMFの強力な措置により復活をとげたと言えるのではないかと指摘しておきます。デフォルトになる前にさっさと自らの手で改革すべきなのは明らかです。

公務員に関しても過度のバッシングは慎むべきだと私も思います。将来的には政治主導を確立していくべきと思っていますが、少なくとも今は公務員が政策的に実力があることを否定しても始まりません。複式簿記・財務諸表・外部監査など公務員が嫌がりそうな実質的な改革を考えてくれているようなので、この党はむしろ信頼できると私は考えます。

外国人参政権反対に代表される保守的な政策に関しても私はきっちり支持してきていることは、みなさんご承知の通りです。

最後に現時点で支持は広がっていないようですが、私にはとりあえずどうでもいいことです。私は単に日本を良くすることが出来ると思った政党を支持します。良くすることは出来ないと思えば支持しません。自民党も含め支持が広がることは期待しています。

引越しします

2010-04-01 02:27:08 | 日記
引越ししますので、しばらく休みがちになると思います。愛媛に一度戻ります。ブログは続けるつもりです。あるいは、新しいブログをつくるかもしれませんが、タイトル「観測にまつわる問題」は何らかの形で使用するつもりです。地方自治ネタも考えていますが、急には出来ないでしょう。突然の路線変更は有り得ません。

3月内を予告していた「環境」ですが、申し訳ありませんが、少し延期させていただきます。暇が出来ると思うので、読書・おさらいをして、ボチボチ書きます。「政治参加」はそれ以降。「冤罪」は無期限延期中。