韓国はやはり割合しっかり対応していると思う。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090414/kor0904140738002-n1.htm(MSN産経ニュース)
北に変事が起きれば最も危ないのは韓国。韓国の意向を無視して北を直接攻撃すると見られるのは良くないことだと思う。日本としては韓国から何らかの要請があったときのことを検討すべき(素人考えだが、集団的自衛権を地域限定で検討するとか。勿論、可能性を確保するということであり、約束すると言うことではない。かつ、現状であれば最前線にたつことは想定できないと思う)。日本としては韓国との間に看過出来ない問題も存在していることは承知しているが、日本の安全保障を最重要視するべきではないか。防衛ラインが近ければ近いほど、日本は危険になることも考えるべきだと思う。李明博政権は支援に値するように見える。
他にやるべきことは核とミサイルに関して最悪の事態も想定して、可能な手段を検討すべき。これは必ずしも核保有を目指すことを意味しない。問題を見なければ問題が無くなるわけではないというだけの話である。これも集団的安全保障の問題に密接に絡む。有事法制の問題でもある。
集団的安全保障はこれまでの経緯もあって、特に中東で泥沼にはまることを警戒されているのだと思うが、そこは現状十分配慮すべきだと思う(自衛の範囲で協力できるようにして、攻勢作戦は明確にパス、派遣地域も選ばざるを得ない)。中国・台湾がらみも残念ながら、踏み込んで検討するのに良い客観情勢に無いかもしれない。
北朝鮮情勢を大雑把に振り返ると、やはり太陽政策のような無闇な経済交流が癌であったと思う。結果として、核もミサイルも(経済的余裕を与えたことにより)北朝鮮に与えることになり、自分で自分の首を絞めただけではないか。休戦状態の相手と貿易なんて馬鹿げている(一度やると引きにくいのも確かであることも、誤解されないよう書いておく)。東方外交をマネしたとかいう話のようであるが、観念論をふりかざして現状を見ていなかったのではないか。
とにかく北が(具体的に)軍事的に後退しない限り、アメなど絶対にないと繰り返し誤解の無いようメッセージを送るべきである(それとは別に必要な準備は粛々とやる)。議長声明は一定の評価は出来ると思う。ただし、対話そのものは目的では有り得ない(するのが当たり前だ。交渉する目的があるはずである。党首討論をカードにしたどこぞの党首がおかしいのと状況は似ている。話し合い自体を取引条件とした交渉は一切認めるべきではない。目的を達成する見込みが無いのであれば、話し合いなんて無くてもいい)。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090414/kor0904141252004-n1.htm(MSN産経ニュース)
最重要な目的は、ならず者国家に核やミサイルを持たせないことである。そうでない限り、どんどん危険が広がることは止められない(最低限の人道支援は必要かもしれない)。北の言う核抑止は北にとっても必要ないと思う。何故なら、こちらから攻めるつもりは基本的にはないから。むしろこれ以上核をやるなら攻める必要が出てくるかもしれない。逆だと思う。
拉致問題も当然極めて重要な問題である。ただし、核やミサイルなど安全保障の問題と切り離して議論・交渉してもいいと思う。それでも有効な手はあるはずだ(裏でやることが重要なのでは)。
ともかく北トップの容態も良くないようであり、何が起きてもおかしくはない。キッチリ対応していかないと。